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腹が立つ
今日は一日中家にいた。昨日までのツーリングの疲れもあるが、日記を書かないと追いつかなくなってしまう。それに来週予定している日月潭の予定も計画したい。朝からずっとパソコンに向かって打ち込んでいた。外は暑いし出たくない。うち疲れるとベッドでごろ寝。優雅なものだ。午後六時をまわっても外は未だ明るい。 「もう少し涼しくなってから、花蓮市內にご飯を食べに行こう」 花蓮市內にある食べ物屋を調べてみた。ただ肉の塊があまり好きではないので、行く店が限られてしまう。『十一街碳烤』の近くに牛肉麵屋を見つけた、確かに先日前を通った時、客がならんでいた。外観から来る印象が、なんとも「軽そう」だったので入らなかった。 すると、ドアをたたく音がした。正確に言うと、入口は二重の扉になっていて、表側が網戸、内側が普通の扉になっている。その網戸を何度も叩いている。 「さては隣の学生だな」一瞬にしてわかった。 数日前、屋上の共同洗濯機置き場で隣の部屋に住む学生とあった。宜蘭出身だと言っていた。高校生とのことだが、身体が大きく、二十歳ぐらいに見える。頭に切開した傷跡があった。彼はタバコを吸いながら 「これ日本のタバコだ。美味いよ。吸うか? 」と言う。もちろんお断りだ。彼は続けて 「今度、友達と一緒に部屋に行っても良いか? 」と私に聞いた。 「ああ、時間がある時ならいい」と答えた。 以前からそうなのだが、突然来られるのが、一番腹が立つ。良く知っている仲なら大歓迎だが、それほど親しくないのに、約束も無しに来訪する人が少なくない。それほど暇では無いし、暇人に見られたくない。 暫く無視していると、電話が急になった。番号を見たが見覚えの無い番号だ。何回もかかってくる。 すると今度は短訊(SMS)が来た。「隣の学生だが、ドアを開けてくれないか」と。 もう一度電話がかかってきたので、仕方なくでた。 「こんばんは。誰? 」 「隣の学生です。ドアを開けてくれませんか? 」 「今日は駄目、仕事中だから」 「なら外に出てきてくれませんか? 」 「だから今日は駄目です」 「そうですか……」 「ねぇ、なぜ私の電話番号を知っているんだ? 」私は聞いた。 「房東から聞いた」 「あっそう……」 電話を切った。何故、人の電話番号を勝手に教えられるのか理解が出来ない。大家だから文句もいえない。長く滞在するのなら言わなければいけないが、短い間だ。しかし、これで外出不能になった。忙しいと言っているのだから、出かけるわけには行くまい。 彼が寝静まる十一時近くになって出かけた。もう市内まで行く気力は無い。吉安黃昏市場で食事を済ませようと思ったが、ここも大して美味くない。中華路をあてもなくこぎ始めた時、左側に連日、お客で賑わっている店があるのを思い出した。ものすごくローカルな雰囲気の漂う店。入りづらい。 意を決して、注文したのはいつもの陽春麵三十五元と魯肉飯二十五元。我ながら進歩が無い。客は個性だらけの者ばかりだったが、店員は意外に良さそうな人だった。味もなかなか。客がいると言うことはそれなりに理由がある。 帰り道、本意では無いがセブンイレブンによってジュースを買った。しかし、返す返すも腹が立つ。 プライベートな時間は邪魔されたくない。意味の無い時間になりそうならば余計にだ。 店の昼間の様子 写真は翌日夜に食べた魯肉飯小25元湯米粉35元 愛想の良いお兄さん お客さん 陽春麵35元 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』 PR
賀田組開拓紀念碑
今日は数日前にあきらめた鯉魚潭を通って豐田站周辺を見学しに行こうと思う。まずは通り道にある吉野拓地開村紀念碑と吉野神社鎮座紀念碑へと向かう。吉安中山路(九丙線)を北西に進み、吉安路をとの交差点を過ぎる。すると一つ目の十字路左側に慶豐市場がある。この建物の裏に二つの記念碑がある。(吉安路を背中にとると、慶豐市場は左手。その更に左側ということ。十字路で止まるのでは無く一旦慶豐市場の建物を通り過ぎて、建物向かって右側から進入したほうが入りやすい) こちらと… こちら。書いてある文字はネットで探せばいくらでも出てくるので位置が わかる写真を載せてみました。 これが建物向かって左手にあります。もちろん ここからも行けるのですが、いつまで空き地のままで あるかもわかりません。なので反対側から 入った方がよいと思います。 車が停まっているところから進入するわけです。 その時に車があるかどーかはわかりません。 時間がないので、写真を数枚取り、次は鯉魚潭を目指す。前回自転車で向かった時は、えらく遠く、途中で断念した道が、嘘のように短く感じる。あっという間に鯉魚潭に着いた。湖を一周しようとしたところ、バイクでは進入出来ないらしく、さっさと移動開始。 自転車で来た時にここで断念した。9丙線。ここまであっさりと来てしまった。 仁壽橋の手前にある西寧寺 鯉魚潭。はい、タダノミズウミデス。 レンタル自転車もあります。 湖畔のお店。私は余程理由が無い限り 観光地では食べません。 観光地には美味い物なしと思っております。 その次は賀田組開拓紀念碑のあるところを目指す。九丙線を元来た道とは反対に進むと九号線にぶつかる。そこを左折。すると一キロほど行ったところに大學路一段があるので右折する(右側に台糖加油站あり)道なりに進むと十一丙線に交わるので(右側にセブンイレブンあり)そこを戻るように右折。そして一つ目の信号(右側に薄いピンク色の建物あり)を左折すれば吳全城遺址がある。 上に記述した通りの道順ならこの建物が右側にあります。 そして、曲がってまっすぐ進んでくれば右手前に雑貨屋があります。 ここに賀田組開拓紀念碑があるのだが、どこにあるのか直ぐにはわからなかった。 結論から言えば、進入してきたその道を突き当たりまで行った左側にある。十一丙線から六〇〇メートルぐらいだ。まさかそんなに素直にあるとは思わなかったので、右往左往してしまった。 賀田組開拓紀念碑の入口側から撮った写真。 車の後方左側に雑貨屋があります。 入口 賀田組開拓紀念碑 車がなかなかしぶいので撮影! 広場に集まっているおじさん、おばさんに「バイクのライトがつきっぱなしだぞ! 」と声をかけられ「昼間でも危ないから点けているんです」と答えたら「そんな危ないわけないじゃないか~」と言われたしまった。 この辺だけを走っているのならご尤もだ。 さてこれは何処にあるのでしょうか? ※正解しても何も起こりません。 思いの外、”駄目駄目”だった鳳林站 次は壽豐站近くにある中山公園に向かう。ここは日本統治時代、寿社と呼ばれていた。ここ花蓮に来る前に、もっとこの地の歴史を調べておくべきだったと本当に後悔している。ネットがある現代だからこそ、こうやって現地に来てからでも調べて行くことが出来るが、当時の時代背景、関連性が分からないので、各地を見に行っても「点」でしか無い。「線」となって頭の中でなかなか繋がらない。ただ、見に行ったと言うだけなのだ。興味を持って調査した後に、訪れていれば何を見るか、何を撮るのか、何処に行くのかも異なっていたはずだ。残念でならない。ここにいる間に出来るだけ「線」に近づけるよう努力しよう。 中山公園 壽豐站 駅前にいたカメラっ娘 壽豐站のひとつ隣の駅、豐田站に着く。壽豐站から九号線を二,三キロ南下し線路をくぐるように、左折。そして直ぐに左折すると左側に豐田站がある。その駅を背に中山路を進むと民權路にぶつかる、そこを右折。鳥居をくぐってまっすぐ進めば碧蓮寺がある。ここもかつては豊田神社と呼ばれた所だ。灯籠が多く残っていたが、文字は消されていた。雲行きが怪しくなってきたので、先を急ぐ。 豐田站 豐田站の駅前 上に写る道をまっすぐ進めば、右側に鳥居が見つかります。 とにかくお腹が空いた。鳳林站に行って食べようと思い駅前まで来たのだが、ろくな店がない。どれもこれもやる気があるような店が見当たらない。時間は正午。閉まっている店がたくさんある。檳榔売りと食事処が一緒になっているところが多くある。嫌だ、入りたくない。仕方なく九号線を更に南下して、林田山林業文化園に行くことにした。下調べの段階では萬里溪橋を渡って左側にある台灣中油站を過ぎると林田山林業文化園區の標識があるはず。 橋を渡って直ぐの所にセブンイレブンがあったので、やむなくそこで昼食。店内に席が三〇席ほどあった。 鳳林站 萬里溪橋を渡ってすぐにあるセブンイレブン。 光復鄉にある自強外役監獄の案内看板。 なが~~い道の先にあります。 行って見たかった… 大富站の駅前 プラットホーム ここから道に迷った。九号線を更に南下したのだが、一向に標識が見つからない。調べてあるので「そんなわけは無いはず」と思いつつ、進んで行く。前日にこの道を通っているから、どんどん瑞穗に近づいていることもわかる。 ついに瑞穗の温泉街への入口まで来てしまった。そのまま温泉につかって戻っても良いのだが、山に近いせいもあって、雨が今にも降り出しそうであった。戻らざるを得ない。 昨日、玉里から戻ってくる時に警察に止められた事を思い出した。詳しい場所は忘れてしまったが、九号線のこの付近だった。何をしていたのかは解らないが、赤い旗を出されて呼び止められた。日本人だと解ると、しきりに日本語の単語で話しかけてきた。免許を見せてくれといわれ、JAFで発行された書類を見せると、 「オーケー、気をつけてね」と声をかけられた。検問だったのだろうか。 かなり南下して来ている。戻るのに時間がかかりそうだ。スピード違反を取り締まるカメラが結構あると聞いた。あまり無理はできない。じれったい思いをしながら運転していると、オイルランプが点灯していることに気がついた。 「ああ、これじゃ、借りる時安くなった分は全部取り戻されるな」 道端に立っていた警官にランプがついているが、どうすればいいかを聞いた。 「スタンドでは駄目ですか」 「駄目だ、バイク屋に行かなくては。恐らく二〇〇元から三〇〇元の間だよ。彼らも商売だから、必ず直してくれるよ」 「バイク屋は近くにありますか? 」 「この先をまっすぐ進むと駅前にあるよ」 「ありがとうございます」 まっすぐ進んだ先は光復站だった。駅前通に入ると、間もなく光陽機車(KYMCO)の看板が見つかり、そこでオイル交換を頼んだ。 すもうの南台湾ちゃんぴおんだったおじさん おじさんの両隣はモンゴル人。 「KYMCOの純正オイルだから心配ない」おじさんは日本語で話してくれた。二五〇元。 作業を終えると 「ちょっと中に入って来なさい」と中に案内された。壁に掛かる新聞記事を指さし 「昔、相撲をやっていたんだ」と自慢していた。記事には南台灣摔角王と書かれている。今年六十五歳だという。檳榔とタバコを勧められたが断った。 肝心な事を聞く。 「林田山林業文化園に行きたいのですが、どうやって行けば良いですか? 」 「ここから十キロぐらいで入口があるよ」 「そうですか、ありがとうございます」日本語でお礼を言った。 一〇キロというとちょうど萬里溪橋を渡った辺りだ。そういえば、あの辺り、道を拡張していた。もしかしたら古い方の道があったのかも知れない。綺麗になった道はちょうど橋の手前で終わっている。そこに先ほどよったセブンイレブンがあった。 セブンイレブンの駐車場を横切り、向こう側の道を覗いてみると標識がそこにあった。 「かなり暗くなってきている。どうする、このまま帰るか? それとも見に行くか? 」 バイクは明日の朝、返却しなければならない。今度、バイクを借りる時は、日月潭に行くつもりなので、方向が真逆である。 「よし、行ってしまおう! 」 行って良かった。数多くの日本式家屋が残っている。未だそこで生活している人々がいるようだ。迷惑をかけないように小道に張り込み、写真を撮る。この施設の周囲にも草などに埋もれながら日本式家屋が残っていた。ここも時間を作ってゆっくり再訪してみたい。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
最高!
部屋を出て中山路を海へ向かって東進する。途中で十一号線になり、花蓮大橋を渡れば海岸線だ。良い天気、景色は最高! 南国に来た気がする。日本にもこのような景色の場所があるのだろうけれど、私はいったことがない。視界に余計な建造物がないのもいい。花蓮大橋から海岸線を一〇〇キロ近く走り、玉里公路で玉里站まで行く予定。この十一号線、時々、山を登るルートに入る。これが単調な海辺の路に変化をもたらせる。 伝えたいこの感動を…… 芭崎瞭望 玉里公路まで一気に走った。二時間かかったが、途中で写真を撮っていなければ一時間半ぐらいの距離。三十号線の看板が見えたところで右折、玉里公路に入る。 途中、安通に温泉がある。今回は寄らずに通り過ぎ、最初の目的地南安瀑布に向かう。玉里大橋(九号線)を東から渡り、三十号線を左折して、そのまま道なり。三十号線との交差点から約十キロ。数人が柵を越え、滝が落ち込むところで水浴びをしていた。来た道を引き返し、駅から垂直に延びる道路、右側にある『馬蓋先美食』で昼食。玉裡面を食べたが、何が特徴的なのかまったく解らないが、味はまずます。 南安瀑布 馬蓋先美食 玉裡麵 ちょっとぼけてます。すみません。 駅の裏にある玉里神社に寄った。場所はわかりやすい。駅を左手にとり、まっすぐ突き当たりまで進む。ぶつかったら左折。線路をくぐってまっすぐ行くと路が三本に分かれる。そこを西邊街、つまりもう一回左折。すると直ぐに鳥居と看板が眼に入った。 玉里站の前に泊まるタクシー 駅の中 奥まで登っていくと清掃している方が一人いた。簡単な会話を交わし、次の目的地、赤柯山へ。これが遠かった。赤柯山への入口まではたいしたことは無い。九号線を北上し、川にかかる一本目の橋、高寮大橋を渡って、一九三号線をまたいでまっすぐ行けばいいだけ。ここからが長い。 駅から赤柯山に向かう道の風景 「もうわかったよ~」って言いたいくらい、しつこいように 現れる看板!! こんな道の連続です 道の途中の風景。写真で見るよりもっとすごいです。(技量が無くてすみません) 距離はそれほどないのだが、道が細い上に、カーブの連続。ペースが上げられない。最初の分岐点まで登るのに二十分かかった。そこからはバイクで細かい道は入っていかず、ぐるりと一週。確かに絵になる風景だ。花が咲いている時にもう一度訪れたい。 もし花が咲いていたら…… 帰り道、瑞穗の虎爺溫泉會館で一風呂浴びた。一人二〇〇元。ネットでは一八〇元となっていたがぼられたのだろうか? 受付の裏に進むと更衣室がある。そこで水着に着替え入浴。更衣室の入口に金の帰戻ってこない小さなコインロッカーがある。この辺り一帯が温泉地で宿が点在している。ただ見たところ、宿の選択を外した時、食べる物に困りそうだと感じた。 南部方面へのルート 中山路を海安路方面へ向けて道なりに進む―南濱路との交差点に加油站有り、給油―花蓮大橋を渡る―突き当たりを左折、11号線方面へ(豐濱方面)-親不知子斷崖―長虹橋-石梯漁港―ずっと道なり―和南寺―十八號橋溯溪へ可能であれば寄る―「歡迎蒞臨長濱鄉」と書かれている停車場を過ぎたら次を右折―玉長公路(30号線)をひたすら道なり※もし通れなかったら長濱鄉方面へ引き返す(11号線)新長紅橋を渡ったら左折して9号線方面へ向かう(瑞穗方面)9号線へ出たら左折して玉里方面へ※―玉里公路をはしていると安東溫泉區がある― 30号線を抜けて、そのまま9号線に入り、進むと大きな二股が現れる。それを玉里大橋方面へ進む(直進)加油站があるので給油―そのまま忠孝路、大同路と道なりに進み南安瀑布がある方面の30号線へパイロン通りの道なりに進む―中山路を跨ぎその先、仁愛路へ―麻吉という看板がある交差点左折―30号線をそのまま道なり南安瀑布へ―来た道を戻る―仁愛路を中山路へぶつかるまで道なり―玉里火車站を見学―協天宮と玉泉寺を見学―玉里神社を見学―9号線に戻り、北上―高寮大橋方面に向かい赤柯山を見学―再び9号線へ戻り、北上―三民站を見学―三民站を過ぎ(標識有り)ずっと道なりに進んでいくと、瑞穗火車站の手前に民權東路との交差点がある、そこを左折。すると、溫泉路に交わるのでそれをそのまま道なりにいくと紅葉溫泉旅社がある。 紅葉溫泉旅社 瑞穗溫泉山莊 虎爺溫泉會館 ※入浴料は時と”バアイ”によって変わるかもしれない。直近の情報を入手することを薦めます。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
125ccを三日、1000元で借りる
朝六時に起きようと思ってのだが、七時になってしまった。前日、遅くまでコースを練っていたので、寝るのが遅くなった為だ。バイクは三日間借りるつもりなので、なんとしても借りる前に予定を立ててしまいたかった。 八時半頃、東林機車に到着。老闆がいたので「先週、ここに来て約束したバイクはありますか? 」と聞いたところ、無いという。なら三五〇元のバイクはあるのかって聞いたら、あるのは一日四〇〇元の一二五ccしか無いとの返事。本当に困ったものだ。 「何日借りる? 」と老闆が聞いてきたので、 「三日借りるからまけてくれ! 」と頼んだ。 交渉成立。三日、一〇〇〇元で借りられた。 店を背中に、花蓮站を右手に見て左に進み、次の國聯二路を左折して國聯四路とのT磁路にスタンドがあるので、そこで給油。予定通り、花蓮市中山路から右折して中央路四段に入り、新生橋を渡って九号線へ。道なりに北上していけば八号線とぶつかり、その八号線を進めば太魯閣の入口、東西橫貫公路牌樓がある。今回は八号線に曲がらず、先に太魯閣大橋を渡って更に北上し、和仁火車站まで行って引き返してきた。清水斷崖を見るためである。 行く前は「道が綺麗に整備されていなく、ガードレールの類いが無かったら危ないな←そんなわけないだろうけど」と思っていた。しかし、実際に通ってみると、それほど危険でもなく、安心して通行できた。 太魯閣大橋 途中まで併走していたライダー 写真に現れないんですよね……すごさが……へたくそでごめんなさい。 ただ、昼間に近づくに連れ、観光バス、砂利を積載したトラック、それから乗用車が多くなってくると少し走りづらい。観光で来ている車は絶景ポイントを探しながら走っているので、車間距離さえとっていれば、それほど危険では無いのだが、地元の車両は猛スピードで走り抜ける。この車達カーブで追い越しをかけてくるので十分注意が必要。 清水斷崖は結構近い。花蓮站から五〇キロ程度。一時間もあれば十分にいける距離だ。和仁站から引き返す。 この写真結構好きなんですが。ちっちゃく列車が移っているの解りますかね?? 先のほ~~にあるのが和仁站(だと思います。目をこらしてもみえません) 次は太魯閣だ。太魯閣大橋を左手に見ながらまっすぐ進む。すると錦文橋を渡った左手に東西橫貫公路牌樓がある。とりあえず戻ってきた時に写真を撮ればいいので。右折して天祥を目指す。 遠くに移っている橋を渡った左側に、いわゆるタロコの門があります。 最初は長春祠に。駐車場まで行った。観光バスがたくさん止まっている。ここで歩いて見学している時間はない外観だけ写真に収め先に進む。 長春祠(真ん中すごい奥!) 白い橋を渡って行くようです。 寧安錢 カップルしか楽しめない場所だと思います…… 安全帽を貸してくれるところ(いや有料かも。わかりません) 次に向かったのは布洛灣遊憩區。入口まで来るとバイク、乗用車で来ている観光客は皆素通りしていく。 「たいした事ないのかもしれない」と思いつつも、バイクで入っていけそうなので突入。八号線から五キロほど入ったところにある。やはりここも歩かなければならないらしい。駐車場を 一廻りして八号線へ戻る。 こういう所でお茶を飲める余裕のある旅をしたい 三カ所目は燕子口だったのだが封鎖中だった。 靳珩公園を通りすぎ、一気に天祥まで進んだ。ここでトイレ休憩。大きな駐車場と食事処、確か銀行か郵便局のATMもあったような気がした。 天祥 この先の文山溫泉が、現在どうなっているかが知りたかったのだが、知らない間に通り過ぎ、回頭灣まで来てしまう。そこに蓮花池及梅園竹村步道の入口があった。付近にはバイクと車が少なくなく停車している。 「せっかく来たんだ。一度ぐらい歩いて入ってみるか。吊り橋もあるようだし」 この道。本当に危ない。所々、崖側に柵が無く、その先は百メートル位の崖。吊り橋までしか行っていないのだが、道幅も細いところは二メートルぐらい。 途中、欧米人の家族とすれ違った。子供を携えてよく来るものだ。バイクにも背後から追い抜かれた。これには正直びっくりした。今考えてもぞっとする。(高所恐怖症です) あんな公園の柵程度のもしかありません 無理です。私には…… 柵の下はこんな感じ。伝えたい……この恐さを。 東西橫貫公路牌樓 立霧溪口 回頭灣から埔里の方まで非常に行って見たかったが、来週にしようと断念。来た道を下り始めた。登りはあっという間だったが、下りは時間が長く感じる。景色の色が単調なのだ。季節が違っていれば、木々の色が今と違い景色も映えていたかもしれない。 東西橫貫公路牌樓に戻る。時間は午後一時。門の前は観光客だらけ。今年六月六日か端午節なので休日なのかもしれない。数人、昼間なのに三脚を使って撮影しているのには少し驚いた。それも一眼ではなく、コンデジでだ。最新のデジ一眼では、夜でも手持ちで撮れるのに。 そこから少し進むと右側に新城村の標識が現れる。そこを左折して道なりに進む。途中、小川の横を通る。突き当たりまで行き左折。そのまま進めば河口付近に出られる。このあたりが立霧溪口というのだろうか。ネットで探して来たので詳しくは解らなない。だが景色は良いところだ。 この道を道なりに進むと立霧溪口だと思われるところにつきます わぁ~~~って感じなんですよ、実際は。 釣り人 新城にあるお宮に寄って九号線を新生橋も渡らずに南下。道なりに進めば松園別館の下の通りに出る。今日も『十一街碳烤』に寄って食事。明日は玉里へと向かう。 七星潭の標識(ひっそりとあります) 新城鄉廣安宮 保安宮 事前に作った大まかなルート(スタンドはグーグルマップで事前に調べてから行った) 地図を見ながら走りたくないので、最低限曲がらなければいけないとこだけを 書き出しています。遠回りのところもあると思います。あしからず。 花蓮出発―花蓮站の方向に出て左折―中山路を右折―花蓮站を背中にとり右折、中央路を進む―新生橋を渡って左折、9号線を北上―途中、北埔站を見学―途中、景美站を見学―ずっと道なりに進んで線路を越えたら右折―太魯閣大橋を渡る―宜蘭方面へ―途中、崇德站を見学―再び9号線へ戻り北上―清水斷崖(花蓮から三〇キロ)―左手に太魯閣大橋を取り、そのまままっすぐ西進―太魯閣(東西橫貫公路牌樓)-天祥-来た道を戻る。東西橫貫公路牌樓をまっすぐ進む(8号線)―右側に新城村の看板あり、そこを左折―道なりに海岸に向かって東進―景色の良いところを探す―立霧溪口-南に進み博愛街を右折―新城老街―再び9号線を南下―川を渡り、左側に七星潭の標識あり、そこを左折し海安路へ(193号線)―6個目の二股を右に進む―新城鄉廣安宮―再び9号線に戻り右側に保安宮の看板があるところ(嘉里二路)を右折―新城保安宮―七星潭風景區―帰宅 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
明日からの準備
明日からのツーリングの為、花蓮市內に買い出しに向かった。最初はLUMIX、DMCLX5のバッテリーと互換性があるバッテリーパックを探した。 しかし見つからず。LUMIXは売っているのを何店かで見かけたのだが、予備のバッテリーパックも置いていなかった。ないものはしょうが無い。次はグローブ、カメラケースだ。グローブは二五元。高いのを買って失敗すると嫌だから一番安いので良いということで購入。結果的には案外使えた。カメラバッグは一〇〇元。 「あとは上着が欲しいな」 そう思い、中山路から『公正包子』を左手に取って入っていった突き当たりの左手前にある衣料店へ行った。 相変わらず混んでいる『公正包子』 タクシーで乗り付ける観光客 近くではないが連日混んでいる店。この手に興味が無いのでまったくワカラン。 これは中華路から『公正包子』の通りに抜ける道。この道の先に服屋がある。 店の名はしらん。 どうせ台湾にいる間に使う物、それほど高くなくていい。物色していると店のおばさんが 「こっちにも別のものがあるよ!来てごらん! 」と言って手招きをするので奥まで入り込む。長袖のシャツを指さしながら、 「これは綿で作られているから着心地が良いよ」と言う。 私としては、雨が降ってきた時、少し寒くなってきたとに着られる物が欲しい。店頭にかかっているブルゾンを指さし 「あれは幾らなんですか? 」と聞いた。 「ちょっと待って」と言いながら、高い所にかかっている服を棒で降ろし、値札を見る。四九九元。 「もう少し安いのはない? 」 「ないよ、この値段でブルゾンなら安いよ」 納得し、お金を払った。その時、おばさんのお母さんと思われる人が突然話しかけてきた。最初は何を言っているのかわからなかった。すると日本語で「日本人ですか? 」と問われた。「そうです」と答えてから、三〇分ぐらい日本語で話した。原発のこと、お母さんが大阪に住んでいたこと、この間の東北大地震の時、涙したこと、今の日本の若者の日本語が変化してきている事など。とても流暢な日本語で話す。途中、おばさんが加わるので中国語を交えて日話すと、お母さんは「私は中国語があまりわからない」と言っていた。 今、何処に住んでいるんだと聞かれて、場所、家賃等を話すと 「すべて家具が揃っていて、自転車を貸してくれ、短期で貸してくれるのなら、それほど高い家賃ではないよ」 と言っていた。 食事は『十一街碳烤』にて碳烤香酥豬排飯七〇元と幹米粉をとった。早めに帰宅して明日からのコースを考えなければならない。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
乾燥剤の効果
昨日買った乾燥剤をカメラバッグの中に入れてみた。するとSDカードを認識しなかったIXY800isが普通に動く。これには驚いた。そういえば買いに行った時、様々な種類の乾燥剤が売られていた。この地では誰しも同じような悩みを抱えているのだろう。 重慶路 食事の為に外出した。中華路から市内へ向かうのは厭きた。先日、失敗した中山路から行って見よう。吉安鄉吉興一街から中山路にでる。そこを左折。右側には199、左手には黃昏市場がある。その次の信号をセブンイレブン側(左側)に向かえば中華路、トヨタのビル側に向かえばそのまま中山路だ。まっすぐ進むと踏切があり、その先が二股に分かれている。交通量が非常に多い、この地点、信号が無い。夕方、帰宅ラッシュの時など、よく事故が起きないなと思うほど混乱を極めている。(前回も話した)どうもこの花蓮では、直進より左折の方が優先のようだ。というより、せっかちだからみんな飛び出して来てしまう、だから、先に行かせざるを得ないといった状況なのかもしれない。 その二股を左へ。仁里五街、仁里三街と続き、中正路にぶつかる。ここを左折しなければいけないのだが、いつも右折してしまうのだ。その中正路を道なりに進むと和平路との交差点がある。そこの右折。そして、重慶路との交差点を左折する。和平路をまっすぐ進めば、南濱公園がある。左折し150メートルぐらい行った左側に『黑椒餡餅』がある。 この路が好きで良く通るのだが(交通量が少ない)本当に毎日、三時間ぐらいしか営業していない。この店は油をあまり敷かないで焼く。あの鍋に秘密がありそうだ。ともかくも美味い。一個十元は安い。 そのまま進めば石藝大街、ここで阿美族の踊りが見られる所(無料)。さらに前進すると、花蓮市の中山路にぶつかる。そこを左折して少し行ったところ右側に『十一街碳烤』がある。 食事後、花蓮市中山路と重慶路との交差点近く、花蓮客運花蓮總站の所にある花蓮鐵道文化館を見学。 本日の食事:白飯10雞酥塊30湯黃麵40A菜小30全部で110元 花蓮鐵道文化館 盗撮をしていると…… 笑顔でポーズを決めてくれた少年♪ コンクールが行われていた 展示してあったもの中にマクセルのテープが…… ちなみにここには日本が統治していた時代の写真も数多く展示されています。 やはり、このような資料館はある程度の知識がないと、本当の貴重さがわからない。何枚か写真を写し、花蓮市中山路を先ほどの『十一街碳烤』の方面へ向かう。中正路との交差点を右へ。緩く長い坂を上りきる辺り左手に松園別館へ続く道がある。ついでだが右側も景色が良いところだ。 松園別館とは日本統治時代、高級官僚の休憩所となっていた場所。付近には重要施設が集まっていた。 二階から撮影。赤い橋は菁華橋。つまりここから日本人町が一望できた。 まったく趣がなくなっている二階の一室 この日も観光客がたくさんいた。殆どが香港からの観光客だ。松園別館も去年に比べ綺麗になっていた。去年ここに見学に来た時は、所々、歩道の板が抜け落ちていたり、裏手が整備されていなかったりしていた。その時、『公正包子』に行きたくて、市内へ続く緩い坂を汗だくで歩いていたのを覚えている。途中で我慢できなくなりタクシーを捕まえたら、運転手が「こんな炎天下の中、歩いていたら病気になるよ」と言われた。確か三十七度ぐらいはあったかと思う。 自転車で気分良く来た道を下っていくと美崙溪にかかる橋の手前、左側に日式の家屋がある。三級古蹟に指定されている將軍府(美崙溪畔和風宿舍)という場所だ。一九三〇年(昭和5年)に建てられ、花蓮に配属された中村大佐が住んでいた。 何件かある建物の一つに、ジオラマがあった。「どうぞ中へ入ってください」との声に誘われ、上がり込む。三人いるうちの一人が片言の日本語でいろいろと説明してくれた。このあたり一帯に日本人が住んでいて、街が形成されていたという。説明の最中、大きな寺院を見つけた。 聞けば当時の建物は残っていないが、同じ場所に寺院があるというので、見に行ってみた。この寺院は台湾の紹介文によると、日本人が花蓮に住み始めた頃、塩水港精糖株式会社の社長、荒井泰次が明治四五年(一九一二年)台北にある臨済護国禅寺の梅山玄秀を開山の為、礼聘し長年の努力の結果、大正八年(一九二〇年)三月花岡山に大樹山東台寺が落成した。この当時、近くに浄土宗大観山浄光寺というのがあった(大正五年落成)。 敗戦を迎え日本が台湾から撤退した後、玉蓮寺(現在の進豐街九八號、聖天宮敵軍廟)の張六妹という人が東台寺と浄光寺を接収管理し、一九四七年(昭和二十二年・民國三十六年)、正式に二つの寺を合併し名を東浄寺と改めた。その後一九五一年(昭和二十六年・民國四十年)十月二十二日の花蓮大地震で倒壊。現在の建物は一九六三年(昭和三十八年・明國五十二年)に建立された。 東台寺 ごめんんさい何処で写真を拾ったのか解らなくなってしまいました。反省…… それでこれが浄光寺 くっついて東浄寺 付近の日本式家屋 なるほど見晴らしが良いところに位置している。その寺院の周りには、日本式建築と思われる家屋が今でも多く残っている。 現在の東浄寺 帰り路、石藝大街のお土産に寄った。どうせ高いだろうと思いながら値段を聞いてみるとやはり高い。今年正月澎湖でかった印材が倍の値段で売られていた。和平路を左に曲がり南濱公園へ。まだ早かったせいか数店しか営業していなかった。香蕉牛奶を買う。サイクリングロードを南に進み、吉安站を見て帰宅した。 めっちゃ高い印材。 南濱公園 花売りの少女 吉安站 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
阿美文化村
房東に教えられた阿美族の踊りが見られる場所と、阿美文化村の場所が違う。房東は無料だと言っていたが、阿美文化村はネットで調べると見学料が二〇〇元かかるとなっている。GoogleMapで掲載されている住所を入力し、ストリートビューで確かめると、確かにそこにある。時間もある、いってみるか。 部屋を出て中山路を南都に進むと直ぐにある『カオス状態の踏切』事故が起きないのが不思議! 電車が来たので撮影 中山路三段から一段に向けて走っていると、途中で十一号線(海岸路)に切り替わる。そのまま道なりに南海四街を左に曲がり、南濱路を超え、とにかく海の方を目指して進む。すると右側に屋根が見えた。 途中にいた牛 こんなもんじゃ無いぞ!ウシ! この場所の奥の民家に『牛肉麵』の看板が転がっていたのでネタで 写真撮って「この牛たちはこれになってしまうのか…」なんて しようと思ったら、たくさんの犬に追いかけ廻られる。コぇ~~ 逃げまくってしょうが無く通った水たまりが下の写真。 こんな辺鄙な所で毎夜やっているのだろうか? 何も知らずにホテルから、ここへ連れてこられたら、為す術がないだろうに。 房東が言っていた無料の所は石藝大街の場所だ。花蓮市の重慶路と博愛街の交わる交差点。近くでは昼間からガンガン、カラオケの歌が聞こえてくる。 話しがはずれるが、大きな通りの脇には檳榔の店がやたら多い。平均したら恐らく二十メートルに一軒あるのでは無いかと思えるほど。何処でも同じような店構えでやっているので道標になんかならないし、却って道に迷う時がある。これほどたくさん店が有って商売やっていけるのだから、余程、客も多いのだろう。しかし、吐き捨てたりしているのを見ると、なんとはなしに、がっかりした気分になる。 阿美文化村を背にし、北上していると海岸への入口が見えた。右に折れ少し休む。高い空と海の眺めは最高だ。道に戻り少し行くとサイクリングコースの入口があった。 「どうしようか」 あらかじめ調べていた道から外れると、道に迷いそうだ。昨日、実は道に迷った。市内から戻ってくる時、道を一本間違えて戻ってきたのにも関わらず、近道をしようとし、見知らない場所へ飛び込んでしまった。今日、阿美文化村に行く時、迷った道を辿っていることを知って、すぐのことなのに、懐かしささえ覚えた。 結局、高い空と青い海の誘惑に負け、サイクリングロードを進み始めた。花蓮市と吉安鄉の間に流れる川の河口まできて、再び南濱路に戻る。 黄昏れている人 えっ!?まさかね… サイクリングロードの途中にあった『完全迷彩基地』。間違いなく上からでは 家とはワカラナイカト。横からだってワカリヅライ! そのまま進めば南濱公園だ。行った時は皆が夜市の準備に取りかかっているところだった。 南濱公園から見た先ほどの船 正門からまっすぐ伸びる和平路をまっすぐ重慶路へと進む。あの安くて美味しい『黑椒餡餅』のあるところ。花蓮站近くのレンタルバイク屋へ交渉しに行かなければいけないので、重慶路を花蓮市の中山路方面へ曲がる。相変わらずカラオケが喧しい。 先日交渉したレンタルバイク屋『一路順租車』は二十四時間で四〇〇元。その後ネットで他には無いかと調べていると、悪い噂をネット上で見つけたため、他の所を探していた。すると一〇〇CCで二十四時間三〇〇元というのがあった。日本人のブログから見つけたので、恐らく貸してくれるはずだ。一〇〇元は大きい。三日借りれば差額が一日の食費になる。 話しを元に戻す。中山路を左に曲がり暫く進むと、右側に落ち着いた雰囲気の店がある。客は二、三人だが、何か違う雰囲気を醸し出している。 「入ってみるか」 注文用紙に書き込み、店員に渡す。碳烤豬肉飯と湯米粉。店員に「二つで良いのか? 」と何度も聞かれる。私の後に、観光客らしいアベックがやってきた。有名な事は間違いない。 店員の言うとおり量はかなりあったが、ぺろりと平らげられた。美味い! 肉のタレがとてもいい。ちゃんと炭で焼いているようだ。スープも出汁がきっちり出ていて申し分なし。碳烤豬肉飯の付け合わせも全て合格。白飯の味は仕方が無いにしても、これはいける。部屋に戻り、調べたところ地元で有名なところだという。店名は『十一街碳烤』。 二つで110元(碳烤豬肉飯70湯米粉40) 久々に美味い物を食べた。駅前にある東林機車へと向かう。向かう途中、去年迷った國聯路七星集養生館周辺を通った。あの時は夜九時頃、泊まったホテル洄瀾客棧からタクシーでこの辺りまで来た。当初私はタクシー運転手に中華路の店に行ってくれと言ったはずなのだが、ここに連れて来られたのだ。マッサージが終わり、近くにあるはずの『公正包子』を探すのだが、何故か見つからない。それで散々歩いてやっと自分が違う場所に、いることに気がついた。 東林機車は直ぐ見つかった。駅の正面の通りの入口にある。自転車を止め、店前にいるおじさんに話しかける。老闆だろうか。あらかじめネットで調べて撮影しておいた価格表を見せ 「これを借りたいのだが」というと今は無いという。 「来週の月曜日から三日借りたい。大丈夫ですか」 「おおそれなら大丈夫だ。朝八時から営業している。ところで、あなたは韓国人かそれとも日本人か?」 「日本人です。借りる時自転車はここに置いていってもいいですか? 」 「オーケーだ」 交渉成立。あきらめないで調べてみるものだ。時間があるから可能であるけれども。 阿美族の踊りを見に行く 午後七時半過ぎ、石藝大街の阿美族の踊りを見に出かけた。着いた頃、ちょうど一つのプログラムが始まる所だった。一〇分ほどの踊りを見た。ガイドが欧米の観光客をしきりにステージへあげようとしている。お金がかかるのだろうか。わからない。とばっちりはご免、早々に辞し、もう一度『十一街碳烤』へ行く。八時半頃だったが店仕舞いの様子。愛想の良い小姐が「何にしますか? 」と声をかけてくれる。昼間頼んだ碳烤豬肉飯を注文したところ、肉は雞腿しか無いという。せっかくだ、食べてみよう。 帰りがけ、小姐に「どこから来たのですか」と、聞かれ「日本です」と答えた。小姐は飲み物を一本サービスしてくれた。今日は良いことがたくさんあった。 おまけ。ちょーまずい梅子綠茶。なぜ買ってしまったのかがわからい。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
湿気
湿気がものすごく多い。記録用に長らく使っているIXY800isを持ってきたのだが、調子が悪く、メモリカードを認識しない。暫くクーラーをかけると、きちんと認識するようになる。もう一台LUMIXを持ってきているので何とかなっているが、こちらも湿気の影響が心配だ。パソコンだって少なからず影響があるだろう。 本当に台湾は湿度が高い。台北に宿泊していた時も大型の除湿器が三時間ぐらいで満杯になる。前回の部屋は全て込みでの部屋代だったので、電気代がどれほどかかるのかが解らない。なるべくは扇風機で済ませている。 パソコンと言えば、キーボードが壊れた。正確に言うと、パンタグラフが折れたのだ。それも花蓮に向かう前夜に。もう少し前なら、光華市場にでも行って尋ねられたと思うと悔しい。 たしか、メーカーはキーボード部分全ての交換しか基本的に受付けないはず。DynabookG8を未だ使っているのだが、かなり前にキーボードを交換した。その時の外したキーボードはパーツ取りの為にもらってきたのを覚えている。このような部品こそ、規格をある程度絞って部品を購入出来るようにして欲しい。僅か一つのキーボードの為に、一万以上の出費になるのは解せない。 大きな大きな佛教慈濟大學 昼過ぎ、晴れ間が見えてきた。慈濟靜思堂を見に行こう。曲がらなければいけない道の名前を記憶し、ペダルをこぎ出す。 中央路を北上していると巨大な屋根が目に飛び込んできた。 大学の建物だとは知らなかった。入口に自転車を止めキャンパスに入る。 とても広い。キャンパス内をバイクで移動しなければならないほど。その中にある慈濟靜思堂も巨大。台北にある中正紀念堂を彷彿させる建物だ。向かいに花蓮縣消防局が立っているのだが、かわいそうに思える。 トランスフォームしそうに見えます! 上下の写真は大体同距離から撮っています。伝わりますかね、この大きさ! 午後二時過ぎ、とても暑い。お昼は毎度おなじみの『公正包子』だ。今日は蒸餃と小籠包を頼んだ。一人、身体のでかい男が、ギャギャーまくし立てていた。何を言っているのか解らない。絡まれている従業員が言い返している。その従業員に対して他の従業員が「だから構うなって!」と大声で言っている。心なしか味がいまひとつ。この大きな男のせいではなく、この時間帯、暇だから客の回転が悪いのかもしれない。 もう一度戻るように中山路を進み、林森路を右に折れ忠烈祠に向かった。橋の欄干の上に狛犬がたくさんいて、向いている方向が微妙に違う。何故だろうか。 階段を上り、広い所にでた。三合院の造りになっている。ここからの眺めは最高だ。来た甲斐があった。 次は菁華林苑へと進んだ。公園路を進んで行くのだが、場所がどこだかわからない。最初は手前にあった舊花蓮港高等女學校宿舍の方が気になった。 菁華橋の左上部に見えるのが松園別館 この近くには日本様式の家屋が何軒かある。菁華橋まで行き引き返し、やっと菁華林苑を見つける。近くに病院があるのか、年配の方々が車いすで近くを散歩していた。 城隍廟を撮影し、重慶路までぬける。「また黑椒餡餅を買おうか」とも考えたのだが、肉ばかり食べているので今日は止めにしよう。元来、肉はあまり好きでは無い。同じ重慶路にある果物屋さんでカットされているパイナップルを二袋購入。店の前で悩んでいると、おばさんは日本語で「おいしいよ、食べでごらん」と薦めてくれたのだ。非常に美味かった。喉が渇いていたせいもあるだろうが。一袋三五元。久々の日本語に少し嬉しくなった。 旧硬貨と新硬貨 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
生ゴミ
仕事していた時と同じように、朝七時前には起きるようにしている。身体を鈍らせると、いざ仕事を開始した時についていけない 写真の整理などして終わったのが午前十時。お腹が空いた。 「また『公正包子』に行こう」 何処かついでに行ける観光スポットは無いか調べる。花蓮忠烈祠というのと慈濟靜思堂が近そうだ。特に花蓮忠烈祠は良く覚えている。前回、花蓮に来た時、七星潭の近くに泊まっていて、市内までタクシーで行った。その帰りに花蓮忠烈祠の前を通って右に折れた山道を通って帰った。乗っている時は「騙されているのでは」と思ったような暗い道。ホテルに戻って道を調べたら、なるほど抜け道だった。 支度が終わり、外に出た瞬間雨が降ってきた。無理して行ってしまおうとも思ったが、悲惨な状況になるのは目に見えているので、ここは我慢。部屋近くの『APPLE203』に寄って碳烤豬肉と無糖綠茶を買い部屋へ戻る。途中、黃昏市場の近く,セブンイレブンから左に入ったところに公共のゴミ捨て場を発見。これは収穫。 台湾で大変だと思うことの一つにこの「ゴミ」がある。ここ花蓮では(場所によって違うと思う。台北に住んでいた時は毎日二度来ていた)決められた時間に回収車が音楽を鳴らしながら特定の場所へ来る。その時皆それぞれゴミを持ってきて捨てる。つまりその時間にいなければ捨てられない。生ゴミの処理が大変。なるべくゴミを持ち帰らないようにしている。 雨はなかなか止まない。レンタルバイクを借りて、どうやって効率よく回れるか計画を練る。太魯閣がある秀林鄉、新城鄉、花蓮市內、吉安鄉、壽豐鄉、鳳林鎮、光復鄉、豐濱鄉、瑞穗鄉、萬榮鄉、玉里鎮、あたりまでは花蓮から運転していけば何とかなりそうだ。それより南は台東からのほうが近い。瑞穗より南は、去年、車窓から眺めた時非常に興味を持った地域だ。是が非でも行きたい。まずは観光地点を絞って、その点を結ぶ作業からだ。天気予報が言うには今週土曜日まで雨が降ったり止んだり、日曜日から晴れるという。日曜日は観光客も多いだろうから、来週月曜日までに計画を練れば間に合うだろう。 昼は『吉安黃昏市場』で済ます。娘の方は相変わらず口をとがらせながら働いている。 母のほうは、帰り際に「ありがとう」と日本語で言ってくれた。部屋に戻る前に近くで餡餅と菲菜盒を試しに買ってみる。どちらも十二元。不味い。油が最悪だ。温かくて不味いのだから冷めたら食えないと思い、無理にでも食べ、胃薬を飲んだ。 写真は陽春麵。名前の由来はこちらに詳しく書いてあります。 夜、八時頃、花蓮市内まで行って『公正包子』を覗いてみた。客が目一杯入っている。テイクアウトの客も大きな通りまで連なっている。並んでまでは食べたくない。『戴記扁食』によって一碗食べ、中華路を西へ走り、踏切を越えるといつもの檳榔人形が私を迎えてくれた。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
2011年5月15日から台湾にいるのですが、これまでで紹介していないことを少し書きます。
まずこちらに来て良く買っている水がこれ。 『多喝水』名前もすごい! 5.8Lで58元!(台北価格)花蓮ではというと…… なんと48元!ざっと140円ですよ、140円! 中身はなんなのか非常に気になりますが、あまり知りたくもないですね。 ちなみにちがう水も買ってみました。 こちらはなんと5L38元!もちろん、味の違いなんてわかりません。 色も一緒ですし。 これはかなり渋い感じのYAMAHA SR150。 淡水にいった時の写真です。 台湾ではビジネスバイクとしてよくあるそーです。 詳しくはわかりません。 ここは淡水にある紅毛城にある階段。 ここは女性は注意した方がいいです。 あまりにも急なので、短いスカートはいていると…… 下の写真は龍山寺の近く,十二號公園にある看板。 こんなに書かねければいけないほど、秩序が乱れているんでしょうね。 いっそのこと、やって良いことだけ書いた方がわかりやすいかも。 平溪の駅にて 犬とプラットホームをバイクで走るおばちゃん。 この犬、ずっとプラットホームで寝てました。 カメラを向けたらあっち行っちゃたんです。 奥の方に傘持ちながら走っているの見えます? おばちゃん、このまた引き返してきました。 傘持ちながら…… 近々もう少し載せますのでしばしお待ちを。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
吉安慶修院
今日は吉安慶修院に行こうと思う。昨日調べたら、其程遠くはない。自転車で行ける距離だ。道が平坦であればの話しだが。 まずは道に迷った時の為に地図を買おうと、コンビニへ行った。近所のセブンイレブンだ。良さそうな地図が全くない。場所の範囲が狭すぎる。花蓮市內の書店へ行ってみたが、まだ営業していない。 部屋へ戻る為、中山路を走っているとき、ちょうど思い出した。 「そういえば『公正包子』がこの近くだったはず」 午前十時前、空いている。ちょうど良かった。小籠包を五個頼む。ひとつ五元。商品その物も値段に対以上に美味いのだが、これはタレのニンニク風味が効いている。 部屋への帰り道、全家により地図を買い、吉安慶修院を目指す。 吉安黃昏市場を右手にとりながら中山路をまっすぐと進む。吉安路に出たら左に。すると左手に花蓮區農業改良場があるので、その次を左に曲がればある。観光客が数名訪れていた。ただ、申し訳ないが、どうって事は無い。一度行けば十分だ。 遠かった鯉魚潭 その後、そのまま吉安路をひたすら自転車で鯉魚潭に向かったのだが、微妙な上り坂と変速機が無い自転車の状況で心が折れてしまった。花東公路のあたりで引き返す。レンタルバイクを借りようと、堅く決心した。 花蓮火車站の前に、レンタルバイク屋がたくさん並んでいる。初めは吉安火車站の近くに探そうかと考えたが、外国人慣れしていないと、色々と面倒な事があるかもしれないのでやめた。 最初に幾らか尋ねた店は、理由は分からないが駄目だと言われた。台湾語なので意味がわからない。それも檳榔を噛みながら煩わしそうに言われた。こっちからお断りだ。 次はもっと駅寄りの店で、やさしそうな小姐がいるところで聞いた。すると 「うちは外国人には貸していないけれど、あそこの店の先にあるところなら、大丈夫なはず」 と、丁寧に教えてくれた。 言われた店に行き、一日幾らか尋ねた。二十四時間で四〇〇元とのこと。一二五CCである。店の写真を納め、帰宅してからネットで検索し調べた。一日一二五CC三五〇元とある。外国人の価格設定なのだろうか? どうせ借りるのは一日だけでは済まないだろうから、二回目の時に聞いてみよう。店主は良さそうな人である。五〇元の事でもめたくない。 雨が降りそうだ。自転車に乗っていて雨に降られたらやっかいだ。デジカメ、携帯、GPS、電子機器が壊れると出費がかさむ。ポンチョだって買いたくない。急いで部屋近くまで戻り、黃昏市場の『南東抯仔麵』で溫州餛飩麵を食べた。 『吉安黃昏市場』 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
自転車
景安に住んでいる時、一度だけ大きなゴキブリが部屋の外の廊下に出た。次の日、部屋に入ってくるのでは無いかと、薬局によって一番安い殺虫剤を買った。自宅に戻りゴミを廊下の先にあるゴミ箱を出そうとした時、そいつと出くわした。私は急いで部屋に「武器」を取りにもどり、一吹き。本当に一吹きだけである。一瞬のうちに死んだ。もしかしたら、人体にさえ影響のあるものが使われているのかもしれない。 花蓮は台北に比べ、朝夜が非常に涼しい。快適である。これならクーラーをそれほど使わなくても大丈夫だろう。 部屋に扇風機がある。昨夜、漂白剤で散々掃除したせいなのかは、わからないが、今朝までずっとくしゃみがとまらない。「ひょっとしたら」と思い、夜、扇風機を分解して、掃除をした。原因はこいつだった。前の部屋では除湿器の能力が高すぎて、直ぐに満水になる。一日に数回、水をこぼさなければならなく、「まるで除湿器の管理人だな」と感じていたが、どうやら今度は「部屋のクリーニングサービス」をやっているようである。房東はきれいになった事に気がつくだろうか。 話しは前後する。くしゃみのし通しでなかなか寝付けなく、起きたのは午前八時。同じフロアには学生達が暮らす部屋が四部屋。私の部屋は獨立套房なのだが他の形式に分組套房というのがある。そのほか雅房というものも。雅房は、台所、トイレ、シャワールームなど全てが共用の部屋。分組套房は一つの部屋に壁を入れて、その各部屋にトイレ、シャワールームがつくという。 話しがそれた。学生達が学校に行っている間に洗濯をしたい。屋上にある洗濯機置き場へ洗濯しに行く。屋上は気持ちの良い風が吹いている。 洗濯が終わり、花蓮市にある國泰銀行花蓮分行へ向かう。両替をするためだ。一番下の駐車場に、借りた自転車が止めてある。鍵を差し込む。非常に堅い。とういうかシリンダが壊れそうである。またがる前にタイヤを触ってみると、後ろの空気があまり入っていない。 「またもや出費だ」 『119』の店内に入り、空気入れを探す。無い。無い訳が無いと思うのだが、聞いて長引くと銀行がしまってしまう。すぐさま自転車に跨がり、一路、中華路を突き進む。 途中、『GAIANT』という自転車屋が見つかる。後で知ったのだが世界的なチェーン店舗だった。店内に置かれているのは、ママチャリや、ジャリチャリではなく、趣味で乗る自転車ばかり。 「空気入れがあったとしても高いだろうな」と思いつつ、店内に入り、価格を見てみると一番安い物で五〇〇元。買えない。 あきらめ、自転車の鍵を開けようと鍵穴に差し込んだところ、鍵が回らない。よく見てみたら鍵穴が割れている。 「いちいち、金のかかる部屋だ」 回らない物はしょうが無い。自転車用の最も安い鍵を一〇〇元で購入し、 「あのすみません。鍵が壊れていて乗れません。ワイヤーを切っていただけますか?それと空気を入れていただきたいのですが」と頼んでみた。 レジの品のある女性は 「解りました、いいですよ。自転車を持って来てください」と言った。こういう時は異性に頼んだ方が、話しが通りやすい。 作業員のお兄さんがワイヤーを切ってくれ、空気を入れてくれた。その後、各所に油を挿してくれ、ブレーキの調整までしてくれた。 「いくらですか? 」 「いいですよ、お金は要りません」 台湾に来てから甘えてばかりである。 戴記扁食 空気を入れてもらい、走りが軽快になった。海を背中にして、中山路と民國路の交差点を右に曲がり復興路をこえると國泰銀行がある。 係員に内容を伝え、番号札を発券してもらう。こういう時はして欲しいことを口で説明するより、明快に書いて渡したほうが理解してもらえやすい。外貨預金の口座にある日本円を台湾ドルで出金してもらい、半分は台湾ドルで別の通帳に入金してもらった。この小姐、忙しいからなのか、いらいらしている様子。私の後方にいたおばさんが何やらお願いした。すると小姐は駄目だと言う。おばさんは、 「どうしても今日中にお願いしたい」 「規則で無理です」 「なら規則を変えてよ」おばさんも食い下がる。 「何言っているの? 規則は変えられない。変えられないものをどうやって変えるの? 」 「パスポートを見せて」小姐に渡すとビザを探している。 「ビザを見せてください」 「無いですよ。今、九〇日以内は必要ないのです」 「なら何時入国したの? 」どこに行っても聞かれる。余程、解りづらいとこに押されているらしい。 「スタンプ無いのにどうやって入国したの? 」 そんなことが出来るなら私もしてみたいものだ。 とばっちりを受けながらも、両替は無事、終了した。円から台湾ドルなので、手数料がかかると思っていただが、両替する段階で既に手数料をとっているから必要ないようだ。 後でスタンプの位置を確認した。するとスタンプが多いので、係員が気を遣い、一杯押されている中、一つ分空いている場所に押してあった。 銀行を出たのが午後四時近く。 「今なら空いているだろう」 『戴記扁食』に向かう。花蓮で有名なワンタン屋だ。この店の前を通った時、房東に来たことがあると言ったら「ふ~ん」という返事だった。観光客向けの店なのだろうか。しかし美味い。 そういえば、房東が吉安黃昏市場を案内してくれた時、草餅の中に肉が入っている食べ物と、芋頭で出来ている食べ物を私に買ってくれた。申し訳ないが不味い。この房東、部屋にも手料理をつくっておいてくれたのだが、やはり美味くない。ごめんなさい。味の趣味が違います。 ワンタンを食べ、幸福に満ちあふれた思いで、ヘッドセットを買いに行く。悩みに悩んだヘッドセットだが、都合良く壊れた。買わねばならない。中正路にある光商大批發へ入る。価格をみると、やはり買いづらい金額だ。まして持って帰れない。荷物になる。結局は九九元の大陸製を買った。値段なりの造りになっている。これなら躊躇わず台湾に置いていける。 買い物を済ませ、教えてもらった『重慶路黑椒餡餅』に寄って二個買う。ひとつ一〇元。このお店、一日、二、三時間しか営業していないという。作っているお兄さんはとても人の良さそうな人である。美味い。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
太魯閣號で花蓮へ
荷物が重くなった。もらってしまってどうすることも出来ないお土産、それから余ったゴミ袋、シャンプー等をいれたら、来る時と同じぐらいの重さになった。運良く、景安で借りていた部屋の房東(家主)が、一日早くでるのだから、一日分の家賃を戻してくれると言った。日本だとこういう対応はあまりないのではないだろうか。戻ってくる家賃でタクシーに乗れた。 「台北火車站まで」 時間にして三〇分ぐらい、かかっただろうか。忠孝復興站近くにある萬事達旅店から来る時よりも、メーターが上がった。三九〇元。 台北火車站へ着いたのが正午。少し早かった。二階にある微風台北車站をうろつく。そうだ、花蓮の房東へ何か買っていこう。 面白かったのが、カレー屋がたくさん集まったフードコートがあったこと。エリアの名前は咖哩皇宮。店名には『富士山』もあれば『横浜』もあった。そんなにカレーが好きなのか? ラーメン屋も相変わらず大盛況。私に言わせれば、このような価格が高い所で食べるより、町中にたくさん安くて美味し物があるのに、何故、並ぶのか理解しがたい。もっとも、私もこの後、台鐵便當を買っていたから似たような心理なのかもしれない。ぐるっと、一周して上海老天祿で土産を買った。 便當を買っていたら時間ぎりぎりになってしまった。素食便當一〇〇元。他に八〇元の物、内容が違うものが幾つかあった。 松山火車站を過ぎると、あとは花蓮までノンストップ。進行方向後ろ側に僅かなスペースが有り、そこに荷物を動かないように固定し施錠して置いた。 冷房がガンガン効いている。確かに外は台風一過で暑いのだが、これはやり過ぎなのでは。寒い。腕時計を見ながら後何分我慢すればいいかの計算を繰り返していた。 房東が迎えに来てくれた 正確に時間を言えば、一時間五十九分で花蓮に到着した。これは速い。切符が売りきれるのも解る。これで自強號と料金が一緒なのだから。 荷物が非常に重いので、全ての乗客が月台から下の通路へ降りるのを待つ。 後站出口から出てくれと言われ「あれ、確か部屋は反対側だったはず。車も止められるところがたくさんあるのに何故だろう? 」これは後で話す。 最後まで待っていたため、出てくるのが遅くて心配した房東から電話がかかってきた。見れば目の前にいる女性が房東らしい。 「心配しました、なかなか出てこなくて」 彼女は小学校の先生だという。彼女の運転で部屋へと向かう。大体の地理は頭の中に入っているので、明らかに方向が違うのが解る。「部屋の写真は見ているので、大丈夫だろう」とそのまま、全く関係ない会話を続ける。 部屋に近づくにつれて事態が飲み込めた。ネットで見た風景が目の前に広がったからだ。 彼女は物件を、三件掲載していて私が狙っていたのは、花蓮市廣東街165號に位置する部屋。五階建て五階で、一ヶ月、五五〇〇元。五坪の部屋である。あまりにも返事が来ないので、もう一件の掲示板に書き込みをしていた。短期で一月借りると、一ヶ月七〇〇〇元の部屋。部屋は五階、十坪。場所は花蓮縣吉安鄉吉興一街411巷、花蓮から一駅南側にある吉安火車站の山側に位置する。掲示板に書き込みした時は「一番高い部屋なら返事が来るかもしれない」と思ったから。グーグルマップで場所を調べておいたので解ったのである。 契約書にサインした。先述したとおり家賃は八〇〇〇元。そのほか押金を一月分。冷氣費用は大体、二〇〇元ぐらいだといっていた。一ヶ月一〇〇〇〇元だと思えばいいようだ。台北に比べれば安い。これには後日談があって、掲示板の返答には「一日六〇〇元×三〇日」と書かれていた。 部屋の掃除 房東が近所を案内してくれた。直ぐ近くに吉安黃昏市場がある。ここもすごい活気だ。目の前には『199』という、ホームセンターのようなものがある。病院、歯医者、郵便局、阿美族のダンスショーが行われる場所、美味しい黑椒餡餅の店などを、彼女の車でまわってくれ、教えてくれた。 部屋に戻るって再点検。床は掃除されているが、浴室などはきれいとはいえない。それに、バスタオルも使用できそうなコップもない。洗濯洗剤もない。台北はすべて揃っていた。仕方が無い、三分の一の値段なのだから。 『199』へ行って、漂白剤、噴霧器、スポンジ、バスタオル、洗濯洗剤など買いまくる。全部で一〇〇〇元。予算の無い旅行とっては痛い出費である。噴霧器に漂白剤を入れ、浴室のあらゆる所にかける。ここはバスタブが着いている。可能なら湯船につかりたい。 使われている材質が良かったせいか、思いほのかきれいになった。ただ掃除をしていないだけなのである。きれいになって落ち着いたところで、荷物を整理する。普段使う物、使わない物、置く場所、これらを決めないと、何となく落ち着かない。 パソコンに向かっているうちに気がついたことが二つ。デスクが折りたたみ式で壁に固定されているのだが、固定の仕方が貧弱で今にも折れそうだということ。ベランダにあった、椅子の座面がちょうど同じ高さだったので、解決。もう一つはデスクが非常に暗いこと。もう一度『199』へ行き、コンセントへ直接つける電球ソケットを購入、スイッチがついている。ほかに延長コード、電球。しめて二九九元。金のかかる部屋だ。木ねじが一本引き出しに入っていたので、事後報告ということで固定させてもらった。十七年前ぐらい、まだバイクに乗っていた頃、常に持ち歩いていたレザーマンが役に立つ。未だペンチを使うと手に食い込んで痛くなってしまう時の代物である。 黃昏市場内にあるまた名の解らない店で牛肉麵と魯肉飯を頼んだ。なぜか発音しやすいのと、冒険ができないのとで、どこでも同じ物を頼んでしまう。二つで一〇五元。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
薬局 康是美
花蓮に行く前にしなければならないことはないか、考えている。ある程度の物は売っているだろうが、手に入らない物、たとえばパソコン関係の物や、薬、本など。 中部国際空港で時間を潰している時、外で居眠りしていたら腕が日焼けをして、赤くなっている。 「日焼けに効くような塗り薬を買おうか」 『康是美(COSMED)』という薬局がある。大きなチェーン店だ。景安站方面と南勢角站両方にある。南勢角站にある店へ行ってみた。地図で場所を調べてから向かったのだが、見間違えたのか見つからない。一旦、部屋へ戻る。帰宅してから解ったのだが、反対方向を探していた。 「また同じところへ行っても、つまらない」 景安站の近くの店へ向かった。容易に見つけられた。なんのことはない、夜遅く帰ってくる時に、遅くまでやっている店、よく客が入っている店だった。 アロエのクリームが売っていたので二種類かった。日本の製品が数多く売られている。台湾まで来て日本の製品を買うのは、なんとなく気が進まない。 すごい活気、中和市和平街黃昏市場 景安站を背にして景安路を進むと和平街という通りがある。この道を進むと南勢角站まで続いている。今日は土曜日、それも夕方五時。ここに市場があるのは知っていたのだが、いつも夜遅くに帰ってくるため、これほど活気があるとは思わなかった。 この景安路と交わるところから南勢角站まで五,六〇〇メートル位だと思う。店と商品が隙間無く詰め込まれている感じだ。間の小道にも人、物、バイク、そして犬……。 今日も名のわからない店で雞肉飯と餛飩湯麵を食べる。これは失敗した。雞肉飯とは鶏の胸肉の塩茹でみたいな物が魯肉飯の上に乗っているだけだった。他の物も食べて選べる物を広げなければ。明日は花蓮へと向かう。 台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
花蓮からの連絡
朝、雨音で起きた。窓から外を覗くと大粒の雨がどかどかと降っている。台風 桑達(SONGDA)が近づいている。本来なら今日、退室する予定だったけれど、事情を話し三〇日にしてもらったのは既に話した。
「そういえば、花蓮から連絡きているのか」
パソコンをスリープ状態から復帰させ、メールを確認した・
「ああ、未だ来ていない。掲示板には回答とかないかな……」
きっと無いだろうとの思いで、掲示板を覗くと、やはりメッセージは無い。
「もういいや、ここはあきらめよう。違うところに借りられるか聞いてみよう」
どうやって返事をするか考えたていると、メールが矢継ぎ早に来た。
「こりゃ早く返事をしないと」
返事をするにしたって、こっちの退室の事、列車の確保等、あらかじめ知っていないと話せない。
待ちきれなかったのだろう。電話がかかってきた。 「花蓮の劉といいます」
「実際に行ってみるか」
これで外出する動機が出来た。支度をして捷運で台北車站へと向かう。 捷運の改札の直ぐそばに台鐵の改札がある場所がある。先日ここで鶯歌行きの切符を買った。態度が横柄、気分が悪い。今日も長蛇の列ができているというのに、窓口の人間と客が大声で怒鳴り合っている。
先日ジミー達に頂いた箸を探すも、見つからなかった。聞けば直ぐ済むことではあったが。台湾語の教科書と持ち歩ける日記帳を買った。 |
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