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リンク先に行って見たほうが速いと言えば確かにそうだが…
おきづきバカップル おでかけバカップル 合コンでダダかぶり バカップル インターネットで仲直り 気になる娘のケータイ 観覧車の情事 PS3のつかいかた > とことん!PS3「PS3のつかいかた -feat.Peeping Life- 」5 おでん缶販売機 とことん!PS3 「PS3のつかいかた -feat.Peeping Life- 」6 とことん!PS3「PS3のつかいかた -feat.Peeping Life- 」2 「郵便局前、午前0時」 「新婚ちゃん いらっしゃい!」 とことん!PS3 「PS3のつかいかた -feat.Peeping Life- 」4 リリックにのせて 花見の場所取り CDデビュー決定!
おもろい。。
とぶくすりZ リンク先でみてください
戦国鍋TV...めちゃめちゃ面白い!
普段はテレビを見ない。 (もう10年以上まともに見ていない。 スポーツは別) 先日、久々に行った横浜の迷店ア○○ズで この番組を見た。 結構笑えたのでネットで検索するのだが なかなか見つからない。 (過去のテレビ番組表は規定があるらしく 一般的には掲載されていない) キーワードは<武将><キャバ嬢>。 やっとの事で見つけたのが 戦国鍋TV。 おもろいね、これ。 後はYoutubeかってにたどって 見てください。 それにしても柳沢なな、はまり役過ぎ。
☆ "その道"案内
知らぬ町に着いたユダヤ人が、通りがかりの人にたずねた。 「すみませんが、ラブさんはどこにお住まいでしょうか?」 「この先右に曲がったところです」 「ご冗談を。あそこは遊郭じゃありませんか」 「いえ、遊郭は左へ入ったところですよ」 「どうもありがとうございました」 ユダヤ人は礼をいうと左の方へ曲がっていった。 ☆とっさの口実 ゴルトワインの妻がみまかって、今日は葬式だというのに、彼はいっこうに現れなかった。 友達が心配して、家へ様子を探りにいくと、なんと屋根裏部屋でお手伝いとの色事の真っ最中。 あきれかえった友達は、口を聞くこともできなかった。 「君っていう奴は........。」 「君たちにはわからないよ。おれは悲しみのあまり気がふれちまったんだ。」 ☆浮気のあいさつ 「こんにちわ、コーンさん。いかがですか?」 「やあ、おかげさまで、月に一回か二回はうまくやってます」 「いや、コーンさん。私は別にそんな意味で聞いたんじゃありませんよ。お宅はいかがですかって 聞いたんです」 「お宅ですって?いやぁ家じゃ皆目だめです」 ☆経費のゆくえ 「よくパリにご出張なさいますが、ずいぶんと物いりでしょうな」 「そうですな。家内を連れていくと、まあ1000フラン。一人でいきますと4000フランぐらいかかります」 ☆お目当て コーンが金持ちの未亡人と結婚し、友達にお披露目した。 彼は小声でささやいた。 「家内は資本金さ。ほら、あそこにいる若い娘二人が連れ子なんだ。いわば利子さ。 つまり俺は資本金には手をつけず、利子で生活しようってわけだ。」 ☆後悔の順番 「わしの娘と会社の金を横領して逐電しおった会計担当の男は、だんだん後悔しているようだ」 「へえ、金でも返してきましたかね?」 「いや、金はまだだが、娘の方を先に送り返してきおった」 ☆おふくろの数 シナゴーク(ユダヤ教寺院)の寺男には、死者の命日を記憶しておいて、命日が近くなると近親者に 知らせ、チップをもらう余得がある。 ある成り上がり者に父親の命日を知らせたところ、意外なほどたくさんのチップをくれた。この金持ち は金儲けに忙しい上に、教育も低いから、しばらくして、もう一度、父親の命日を知らせたら、また チップをはずんでくれるにちがいないと、寺男は数ヶ月してから金持ちのところに知らせにいくと 前と同じように大金をくれた。 欲を出した寺男は、今度は母親の分もせしめてやろうとした。 二度目の知らせを聞いた金持ちは、烈火のごとく怒っていった。 「このペテン師め、俺のおやじは何人かいたかもしれんが、おふくろは一人っきりしかいないはずだ」 ☆いったい何の助手? 車中で美しい女の先生が乗客に聞かれた。 「子供は何人いますか?」 先生は生徒の数を聞かれた者と誤解して「37人います」と答えた。 聞いていた連中は信じられないといった顔をして大笑いした。すると先生は、そんな数多くの子供たちを教えられるはずがないと馬鹿にされたものと思い、きっぱりと言った。 「馬鹿にしないでください。もちろん助手を使っているんです」 ☆商売上手! 「お前さんのとこのニシンは一匹40ペニヒだが、向こうの魚屋じゃ20ペニヒで売っているぜ」 「そんなら向こうで買ったらいいじゃないか」 「ところが今のところ、売り切れなんだ」 「へえ、そうかい。おれんところでも、売り切れたら20ペニヒで売ってやるよ」 ☆それには及ばず! 危篤の床で、金を貸してある人の名前と金額を息子に書き留めさせていたユダヤ人が、もうぐったりとして声も出なくなってしまった。 その父親をはげまして息子がいった。 「お父さん、念のためこっちが金を借りている人の名前を控えておきたいのですが」 すると父親は弱々しげながら、憤然としていった。 「その必要はない。自分から名乗ってくるわい」 ☆もっともあてにならない保証人 「今のところ、金繰りで困り切っているんだ」 「なあに、そのうち神様が助けてくれるさ」 「それはわかっているんだ。だから神様の保証でそれまで、ちょうっと融通してくれないか」 ☆正しい客の扱い方 取引をすませたブロッホ氏が、相手になじるようにいった。 「商売敵のレビがいうには、あなたはとても礼儀正しい方で、客が帰るときはちゃんと燭台をともして 門まで送って行かれるそうだが、私と取引したときは見送ろうともしませんな。手形で払うレビを見送るのに、現金払いの私を見送らないとは納得いきませんね」 「だって手形の振出人が戸口でつまずいて、首の骨でも折ったことには、 大変な損害じゃありませんか」 ☆あべこべの"論理" ヤンケフが馬を買って家に帰る途中、大嵐になってしまった。馬はおびえきって一歩も進もうとしない。困り果てた彼は神に祈った。 「おお神様、どうぞ何事もなく嵐が去りますようお願いします、もしお願いをかなえてくだされば、この馬を売って、そのお金を全部人様のためになることに使います」 この言葉が神に通じたのか、間もなく大嵐は忘れたかのように過ぎ去った。神との約束を果たさなければならず ヤンケフ は馬を引いて再び市場に現れたが、片手にニワトリも1羽抱えている。これを見た 農民が近づいて聞いた。 「旦那さん、その馬は売り物かね?」 「ああそうだよ。しかしニワトリ込みでなけりゃ、売らないよ」 「へぇ、そんじゃ合わせてなんぼかね?」 「ニワトリが50ルーブルで、馬が1ルーブルだ」 ☆無理な話 「ラビのコッペルさんが亡くなったという話だが、君もお葬式にいくかね」 「いやあ、おれの葬式にも来てくれない人の葬式に行ったって、仕方ないだろう」 ☆おかしな、おかしな"三段論法" 客がカフェーでアップルパイを注文した。ボーイが運んでくると、気が変わったと言って、パイを返し 代わりにブランデーを一杯注文した。運ばれてきたブランデーをグイと一息に飲み干すと、客は そのまま帰ろうとした。 ボーイがあわててひきとめた。 「お客様、ブランデーのお代金を頂いておりませんが」 客は平然としていった。 「だってその代わりにアップルパイを返しただろうが」 「そのパイの代金は頂いておりません」 「そりゃそうさ。食べた訳じゃないんだから」 ☆債務者の方が強い!? 債権者が債務者をせめていった。 「あんたに貸した1000フランは、いつ返してもらえますかね」 「実は私は債権者を三通りに区分けしていましてね。第一種というのは、なんとかやりくってかえさにゃ ならぬ相手、第二種は、私が返すまで待っていてくれる相手、第三種は貸し倒れにしても、まぁそんなに騒がないと思う相手と、こうなっているのです」 「それじゃ、私はどの種類に入っているんだね」 「あなたは今のところ、第一種に入っています。しかし、あまりにお騒ぎになると、第三種になり、しかも 絶対に昇進しないようにしますよ」 ☆名医の診察もパック料金なら ある村のユダヤ人が、ウィーンの高名な医者に電報を打って、高額な診察料を払うから、重病の妻を 診断したくれと頼んだ。 名医のノートナーゲル教授はそれならばと、腰を上げた、村の駅に降り立つと、喪服を着て出迎えに来ていたユダヤ人にさめざめと泣かれた。 「せっかくお頼みしたのにね、家内はみまかってしまいました。しかし、先生にはご迷惑かけません。 公会堂に村中の病人をたくさん集めておきましたので、ぜひみてやってください。もちろん、お約束した 往診料はお払いします。」 ノートナーゲル教授は、せっかくのことだからと、大勢の患者を診察してやった。 次の日、ウィーンに帰る教授を駅まで送りにきたユダヤ人が言った。 「先生、実は一人ではとてもお払いできなかったものですから、昨日みていただいた大勢の患者の中に 家内を混ぜておきました」 ☆抜け目のない"取引き" グリーンが倒産したといううわさを聞いて、ブラウが真っ青になってとんできた。 「グリーンさん、長年の取引相手で、お前さんの友達でもあるわしに大損害をかけるつもりかね?」 「ブラウさん、そんな心配は無用ですよ、あなたには損害をかけないよう、ちゃんと手は打ってある。 ほかの債権者には30%で示談するよう申し入れてあるが、幸いにあなたに納めてもらった品物は 手つかずで置いてあるから」 「なんだって、あんた、あの品物をよもやわしに返そうっていうんじゃあるまいね。それじゃわしの 大損じゃないか。わしとも30%で手を打っておくれ」 ☆事実より"証明"が大事 コーンが弁護士のところに出かけていった。 「先生、あのグリーンはけしからぬ奴です。2000ギルダーを即刻返済しないと、裁判にかけると脅してきました。 ところが、 私に言わせるなら、2000ギルダーなど借りた覚えがないのです」 「なるほど、それなら話は簡単だ。ちょっと書記君、私の言うことを手紙に書いてくれたまえ。.....貴殿に対する債務は一切これなき故をもって、提訴されるの儀は貴殿御勝手とされたく.........。 「先生、ちょっと待ってくださいよ。どこで法律を勉強なさったのか知りませんが、それじゃあいけません 大変な間違いです。書記さん、スミマセンが、こんな具合に書いてくださいな。.........小生の債務たる2000ギルダーは、既に返済されたものにつき、提訴されるの儀は貴殿.......」 「コーンさん、だってあなたは借りた覚えはないとおっしゃったじゃありませんか」 「先生、もし先生の手紙の通りにしたら、グリーンが立証責任を持つこととなり、私が返していないという 証人二人を見つけりゃ良いわけでしょう。ところが、私の手紙のようにすれば、立証はこちらでやることとなり 返した現場 を証明する人間二人は、私がお膳立てすれば良いことになるじゃありませんか」 ☆経済の奇跡を起こす男 ワルシャワで、一人のユダヤ人がとうとうと話していた。 「モイシェさん、私のズボンを見てご覧なさい。考えてみると、こんな物でも経済の奇跡というほかないですね。 オーストラリアでは、何百万もの羊が飼育され、そのおかげで何千人もの羊飼いが飯を食っている。 この羊毛が、スコットランドまではるばる積み出され、そこで何万人もの工員と何百人もの工場経営者が、紡績や織布で生きていかれる。 それから、布地はポーランドに売られ、この国じゃ衣料向上では何千人もの工員やお針子が働いている。 出来上がった 製品は問屋に納められ、商人たちはこのおかげでいい商売をやっている。 それから小売り屋へとまわるのだが、私がこのズボンをクレジットで買い、そして踏み倒すという訳だ」 ☆"ただ"で手に入れる"テスト"法 農民の男がナイフを買うときには普通、三種のテストを行う。 まず、綿毛をとばして、スパッと切る。 これがうまくいくと、第二のテストは、石に打ち当てて、火花が出るかどうかを見る。 これも合格すれば第三のテストを行う。それは、あたりを見回し、密かにナイフを上着の下に隠すのである。これがうまくいかなければ、ナイフは返さざるを得ないわけ。 ☆かけがえのないパートナー 「ゴルドベルグが今度、事業を始めるにあたってあんたをパートナーにしたって話だが、一文無しの あんたをよく仲間に入れたな?」 「そう馬鹿にしたもんでもないさ。おれは金は持っていないが、経験は豊かだからな」 「なるほど。するってえと、しばらくしたら、あんたが金を持つようになって、ゴルドベルグは一つ 経験豊かになるって訳か」 ☆見方にすればこれほど心強いものはない! カーンが警察に訴えた。 「詐欺師が私の代理人だと称して、10万フランもの金をあちこちでかたり取ったんです。 10万フランと言ったら、ほかの集 金人全部が束になったって、なかなか取り立てできるものじゃありません。何とか 緊急手配して、あの男を見つけてください。 警部はもっともだという顔をしていった。 「よろしい。すぐ捕まえて牢屋にぶち込んでやろう」 それを聞いてカーンは、あわててうち消した。 「滅相もない。そんなことをされては困ります。私はそいつを集金人に雇うつもりなんですから」 ☆「無実の罪」だから重い? 時計屋で、客が腹立たしげに主人に言った。 「あんたはこれでも時計屋のつもりでいるのかい。この時計を修理してもらう前は、進んだり遅れたりはしたが、 それでも動 いていたんだ。ところが、あんたに修理してもらったら、止まったきりじゃないか」 「それは無実の罪というものですよ。モーゼに誓っていいますが、私はあなたの時計にゃ指一本 触れちゃいませんよ」 ☆法の網のくぐり方 戦時、食糧難の折り、物価統制にもかかわらず、ユダヤ人のメンデルはアヒル一羽に200クローネという高値をつけて、 大儲けしていた。 隣の男が、まねをして新聞広告を出したら客が来る前に警官が やってきて、アヒルを全部没収していった。 隣の男が嘆いてメンデルにたずねた。 「メンデルさん、お前さんが捕まらないのは、どんな仕掛けになっているんだね?」 「ところで、あんたはいったい、どんな広告を出したのかい?」 「ただ、アヒル一羽200クローネで売ります、としか出さなかったのだが...............。」 「そりゃ、お前さん、馬鹿にもほどがあるというもんだ。いいかい、あたしの広告にはこう 書いてあるんだ。 -日曜日に教会広場で200クローネ紛失。発見された方には薄謝としてアヒル一羽進呈- こう書いたら、次の日には町中の人が200クローネ届けに来たよ」 ☆神のみぞ知る あるユダヤ人が問屋で仕入れをすまして、手形で払った。問屋の主人はこの取引の祝儀のつもりで 手袋一揃えをユダヤ人に贈った。 ユダヤ人は不満そうにつぶやいた。 「たったこれだけかね?」 「お前さん、よもや今の手形も祝儀に欲しいわけじゃないでしょうね」 と、問屋の主人が冗談めかしていうと、ユダヤ人があわててうち消した。 「滅相もない。その手形をもらうくらいなら、手袋の方がよっぽどましだ」 ☆腕力に訴える 大木が倒れて道をふさいでいた。馬車の乗客たちが、その前でどうしたものかと論議していたが一向に決着が着かない。 そこにまた馬車が一台やってきて、筋骨たくましい男が飛び降りた。彼はやにわに大木を抱え道端に放り出した。 乗客の1人が吐き出すように言った。 「おみごと、おみごと。しかしまぁ、腕力に訴えるとは」 ☆郵便料金のへりくつ ヤンケルが郵便局で切手をはった手紙をだそうとしたところ、局員が声をかけた 「もしもし、その郵便物は重すぎようですから、もう一枚切手を貼ってください」 「えっ、そうしたら軽くなるとでも本気になって思っているんですか?」 ☆長年の"飯の種" 弁護士のコーンが娘の聟になる青年弁護士にいった。 「娘のレベッカには大した嫁入り道具も買ってやれなかったので、君には金になる遺産相続の 訴訟を一つ譲ってあげよう」 しばらくして、聟さんは義父に向かって、自慢げに言った。 「お父さん、例の訴訟は勝ちましたよ」 コーンはびっくりして叫んだ 「馬鹿なことをしおる。あの訴訟のおかげでわしは15年も喰ってきたんだぞ」 ☆狙いはそこにある ユダヤ人が二人、道の真ん中で口論しているうちに、1人が相手をののしり始めた。 「お前の妹なんて売春婦じゃないか」 相手の男は、口をつぐんだまま答えようとしなかった。 見るに見かねて第三の男がいった。 「きみの妹が侮辱されているのに平気なのか」 「いや、私には妹なんかいませんからね」 そこで第三の男は、第一の男に向かっていった。 「あんた、この人に妹なんかありゃしませんぜ」 「なに、いっこうにかまいませんよ。そんなことは奴が知っている。あなたもしっている。それにわたしも知っているが 知らない連中が大勢、聞き耳を立てていましたからね」 ☆渡りに船とはこのこと! 遊び仲間がカード博打をしていたら、1人が心臓麻痺で死んでしまった。 仲間の1人がかみさんに知らせに行くことになったが、さあ、どうやって伝えて良いかわからない。 とにかくベルを押すと、かみさんがでてきた。 「こんにちは、奥さん。ご主人の行きつけのカフェから来たのですが」 「あのろくでなし、また博打をしているんでしょ」 「へえ、実はそうなんで」 「例によって、スッカラカンに負けたんでしょ?」 「ええ、相当にへこんでいたようです」 「金額も大分張り込んだんでしょ」 「そのとおりで」 「あのろくでなし、もう死んじまったらいいんだ」 「へえ、神様はご照覧で。実は、もう死にました」 ☆あきれた苦労 ユダヤ人のサロモンは、偽装倒産の容疑で訴えられていた。家族は彼が有罪になって監獄に入れられないようにと なん とか罰金ですむよう陪審のユダヤ人に3000マルクの賄賂をつかませた。 望みがかなって、罰金刑ですむことになった。ユダヤ人の陪審員が額の汗を拭きながら、サロモンの家にやってきていった 「いやはや、危ないところでした。罰金に持ち込むにはえらく苦労しましたよ。」 「やっぱりそうでしたか。他の陪審員はみんな体刑を主張していたのですか・」 「体刑だって、とんでもない。みんな、無罪だといって聞かなかったんです」 ☆これぞ臨機応変 ユダヤ人は、ヘブライ語でお祈りをしている間は、世俗の話のためにお祈りを中断してはならないことになっている。 しかし どうしてもやむえないときにかぎり、手まねで意志の疎通をはかるのは許されている。 また、何か宗教的な他の勤めを果た すときにのみお祈りを途中でやめてもよいことになっている。 夜、遅くなって、1人のユダヤ人が旅館に着いた。もう全館満員で、相部屋にベットが1つ空いているだけであった。 相 客もユダヤ人で、ちょうど、夜のお祈りをささげているところだった。 「すみません。ここのベット使わせてもらいます。」 先客はこくりと頷いたままお祈りを続けた。 「ちょっと夜遅くなって帰ってきますが、かまわないでしょうか?」 先客は否定するように頭を横に振って、祈り続けた。 「ひょっとしたら、女を1人連れてきますが、いいですかね?」 先客は祈りながら指二本出して、大きく相づちを打った。 ☆敗者の皮算用 いつものように、博打ですって帰ってきた夫に、女房が金切り声で叫んだ。 「お前さんという人はどういう人なんでしょう。時計も上着も博打ですってしまって」 亭主は不満顔でボソボソと言った。 「だから女なんて阿呆だというんだ。これでも大した儲けなんだぞ。時計と上着の両方合わせても80ルーブルにもならないじゃないか。 おれの負けは200ルーブルにもなっていたんだぞ。」 ☆先手必勝 ラザルシュタインとマグヌスは共同で女を1人囲っていたが、この女に双子が生まれた。さあ、どちらが父親かわからない。 仕方がないので、扶養費は二人で支払うことにした。 ある日、双子のなかの1人が急病で死んでしまった。ラザルシュタインはさめざめと泣きながら、マグヌスにいった。 「かわいそうに、おれの子が死んでしまった。」 ☆"未遂"の罪 ある寺男が、師の留守中、師になりすまして説教するのを楽しみにしていた。 ある日、若い男が、本当の師の所にやって来て 「このあいだ、代理の先生が三日間藁をかみ続ければ、罪の償いができるとおっしゃるので、その通りやりましたが これで身は浄まったのでしょうか?」と聞いた。師はびっくりして寺男に問いただした。 寺男は恐縮しながら答えた。 「先日、先生がお出かけになったとき、ちょっと代理をつとめまして実はあの男夜中に戸を間違えてきれいな娘が寝ている部屋に飛び込んだのだそうです。 びっくりして飛び出したのはいいものの、罪を犯した償いをしなければなるまいといいはるものですからそれなら三日間、藁を噛めといいつけたのです。 大体がいい女が寝ているのを見て逃げ出すなんて 馬や鹿と同じじゃありませんか」 ☆密通にも五分の理!? あるユダヤ人が他人の奥さんと密通している現場をおさえられ、ラビに召還された。男は、事実は認めるが、やましいことは 絶対にしていないと主張した。 「この成り上がりの不届き者め」 「ラビ様、どうぞ私のいうこともお聞きください。いいわけも聞かずに、人を裁いてはならない、とものの本にも書いてございます」 なるほど、もっともなので、ラビは男の言い分を聞くことにした。 「ラビ様、私が妻となにしたら、どうでございましょうか?」 「馬鹿なことをいうものではない。女房となにするのは当たり前のことだ」 「それではラビ様、私を捕まえた男が、私と乳繰り合っていた自分の女房となにするのは、どんなものでございましょうか?」 「さっきいったとおり、当たり前の道理だ」 「では、その野郎と、私の妻がやったら、どんなものでしょうか?」 「馬鹿なことを申すでない。気でも狂ったのではないか?」 「それじゃ、あなたさまも先刻おわかりのことでございましょう。私が、あいつがやってはいけない女としたっていいならば あいつがやってもいい女として悪い道理はありますまい」 ☆してやられた! イワンが一杯飲みたくなって、隣のユダヤ人に1ルーブル借りようとした。条件として折り合ったのが、返却は来年の春たること。 ただし、利息つきで2ルーブルとすること。この担保として、イワンは斧を預けること。イワンが承知して帰ろうとすると ユダヤ人が呼び止めて、 「イワンさん、ちょっと思い当たったのだが、お前さんが、春になって2ルーブルも返すのは難儀だろう。 だから、今の内に半分返しておいたらどうかね?」 イワンはなるほどと思って、1ルーブルをユダヤ人に返した。しばらくたって、イワンは思案顔でつぶやいた。 「少しおかしいぞ。せっかく借りた1ルーブルはこれでなくなったし、斧も取られたし、しかも春になったら もう1ルーブル返さにゃならん。といって、ユダヤ人のいうことはもっともだし」 ☆「おれの子」の証拠 臨終の迫った妻が夫に言った。 「あなた、私はこのまま黙ってあの世にはいけません。申し訳ないことなんですけれど、今だから本当のことを言います 実はイザクはあなたの子供じゃないんです」「なんだって。それじゃ、いったい誰の子なんだ?」 「うちの番頭のヒルシェフェルトの子なんです」 「おい、冗談も休み休みいっておくれ。ヒルシェフェルトみたいないい男が、よりによってお前みたいなお多福と......................」 「だから2000フランあの人にやったんです」 「しかし、そんな大金どうやりくりしたんだ?」 「あなたの金庫から頂きました」 「ふーん、そうか。それじゃやっぱり、イザクはおれの子だ」 ☆ショックの原因 美人のコールガールのサラの家で、サロモンが死んでいるのが発見された。警察の取り調べを受けて、サラが申し立てた。 「四日前にあの人が始めてきて、50ドル払うから、頭をなでさせてくれっていうんです。 いいわよって言ったら、次の日またやってきて、100ドル払うから、私のブロンドの毛を少しだけでいいからって言うの。 もちろんオーケーしたわ。 昨日もやって来て、もうあたしのことを離せなくなってしまったから、頼むから500ドルで抱かせてくれ言うの。あんまり 気の毒になったので、それゃあかまわないけど 相場は30ドルなのよっていったら、びっくりしてあの人倒れちゃったの」 ☆信用できる男 パピアクラーゲンはパートナーのピアロトスツキーに美人の奥さんに懸想してしまい、なんだかんだと言い寄ったが志操堅固な ピアトロスツキー夫人は毅然として相手にしてくれなかった。 そこで、最後の手段として1000マルクを彼女に贈る約束をした。さすがの夫人もユダヤ人、今度はイヤとはいえず パピアクラーゲンに身を許すことになった。 「明日は主人が出張しますから、その留守にいらしてくださいな」 翌朝事務所で、パピアクラーゲンは出かけようとしているピアトロスツキーをつかまえて、頼み込んだ。 「ほんの2,3時間でいいんだ。1000マルクばかり都合つけてくれないか。お昼までには奥さんのところへ届けておくから」 ピアトロスツキーが夜おそく帰宅して、心配顔で夫人にたずねた。 「今日、パピアクラーゲンがきただろう?」 夫人はどぎまぎしながら答えた。 「ええ」 「1000マルク持ってきただろう?」 夫人は蒼白になって、かぼそい声で言った。 「はい」 ピアトロスツキーは満足げにいった。 「そうか、今朝約束したんだが、やっぱ約束を守ったか。しかし、信用できる男だな、あいつは」 ☆ユダヤ式借金術 グリーンが友人のブラウと出会った。 「ブラウ君、ちょっと50マルクばかり用立ててくれないか」 「君のためならおやすいご用だ」と50マルクを貸してやった。10日ばかりたって、また二人が出会った。 「ブラウ君、君に50マルク借りていたっけね?」 「ああそうだよ」 「それだったら、もう50マルク足して100マルクぴったりとしてくれないか」 「ああいいとも」 しばらくして、また二人が出会った。 「ブラウ君、きみには確か、100マルク借りていたっけね?」 「そのとおりだよ」 「それじゃあ、もう100マルク借りてちょうど200ということにしたいんだが」 「必要ならしょうがないさ」 さらに、2週間ばかりたって、二人が出会ったときグリーンが言う。 「ブラウ君、君には200マルク借りていたっけね?」 「いや、君には何も貸していないよ」 ☆正直は "最善" ならず 「お父さん "正直"とはいったいどんなことですか?」 「それは一つの例をあげて説明しよう。 もしお前が20セントを道で拾ったとする。こんな少額をお巡りさんに届けても仕方あるまい。それは自分の物にしてもいいだろう。 ところがだ、100ドル見つけたとする。そしたら交番に届けるんだ。それでお前は正直者ということになって、これがひとつの大きな財産になるんだ。 だが、仮に一万ドルを拾ったら "正直" などという財産はいらんぞ!」 ☆「酩酊」の珍解釈 「ラビさん、酒を飲むと酔っぱらうのは何故でしょうか?」 「私たちの体の中には右側に善、左側に悪がたむろしているのだ。腹の中に酒がたまると、洪水となって 善と悪とがごちゃ混ぜになり、分別がつかなくなってしまう。この状態を人は酩酊と呼ぶのだ」 「お説ですが、ラビさん。もし腹の中に液体がたまってそうなるのなら、酒でなくって水でもいいはずですがね?」 「だからお前は馬鹿だといわれるのだよ。第一、水を飲んで酔っぱらう奴がこの世にいるかね」 ☆この "才子" あり!? ひところ、ユダヤ人がカトリックの神父に呼び出されて、宗教問答をしなくてはならないしきたりがあった。 ドイツのマインツの大司教が、フランクフルト市のユダヤ人に代表を派遣するよう命令した。 ユダヤ人たちは皆、こわがって名乗る者誰一人いなかった。 すると、まだ子供のモリッツが、自分がマインツにいっても良いと申し出た。 モリッツは大司教の所に出かけていった。 大司教はまず親指をたてたげんこつをモリッツに突き出した。するとモリッツは、二本指を 立てたげんこつを出した。 次に、大司教は平手を出した。モリッツがこれに応えて、握りこぶしを出した。 大司教が金のカップから、エンドウ豆をつかみ出し、床にばらまいた。するとモリッツは豆を丹念に一粒ずつ拾い集め、金のカップに戻しオーバーのポケットに入れた。 大司教は感服した面もちで、モリッツを帰した後で、周りのものに向かって言った。 「ユダヤ人が選ばれた民族と呼ばれるのは、もっともなことじゃ。子供ですら、しっかりした考えを持っておる。 わしが、"おまえたちはただひとりの神を信じておるな"と、手振りをしたら"あなた方クリスチャンは二人の神 つまり父と子を信じておられる"との仕草をしおった。それで"お前たちはこの世で頼りになるものは何もないではないか"と、示したらば"団結しているから強いのだ"と、答えた。 最後に"主はお前たちを地上にばらまいたのだ"と喝破してやったら、"主はわれらを拾い上げ、慈悲の衣で包んでくださる "と答えおった。」 モリッツが家に帰ると、みんなが心配して様子を訪ねた。彼は平然として答えて言った。 「簡単なことさ。坊さんが一と値を付けたから、俺は二だといってやった。そしたら横っ面をぶん殴ろうと しやがったんでそんなことしやがると、メリケン喰らわすぞいってやったんだ。 そうしたら、かんしゃく起こして、金のカップに入っているエンドウ豆を床にバラまきやがったんだ。 だから、お前がいらないんならもらっておこうと、豆を拾い集めてカップに入れて帰って来たんだ。 だけど、表にでてから、豆は捨てちまった。ほら、これが金のカップさ」
☆クソの役にも立たない演習
イスラエルの軍隊である演習の時、橋に次のような標示がしてあった。 -本架橋は爆破されたものと見なす- 丘の上から参謀が双眼鏡で観察していると、歩兵一分隊が、標識にも関わらず 平然と橋を渡っている。激怒した参謀、押っ取り刀でジープをとばした。 兵隊たちを怒鳴りつけようとして、ふと兵隊が担いでいる旗を見ると、なんと -水泳中- と書いてあった。 ☆相手の方が役者が上 イスラエル陸軍の新兵が演習をしていた。 レビ2等兵が敵軍の軍隊を見つけたので、弾丸の入っていない銃を向けてダダダダ... と、銃声のまねをしたが、敵兵は一向お構いなしに逃げていく。 レビ二等兵はすっかり腹を立てて怒鳴った。 「おまえは撃たれたんだから倒れなくちゃいけないんだぞ!」 「何いっているんだ。俺は戦車だ」 と敵兵から返事が返ってきた。 ☆新聞の効能 ナチスの突撃部隊の将校が、列車でユダヤ人と乗り合わせた。 将校はナチスの機関誌を広げて、得々としていった。 「この新聞は非常にためになるので、必読してるのだ」 彼はついでユダヤ系の経済新聞を取りだしてまた言った。 「こいつは、尻を拭くにもってこいだ」 これを聞いたユダヤ人は、もみ手をしながら、うれしそうに言った。 「将校さん、それじゃあんたの尻が頭よりも利口になるのは間近というわけですな」 ☆待ちこがれたトップニュース ヒトラー政権が樹立された。 ベルリンに住むたいていのユダヤ人は、毎朝、新聞売り場でナチスの機関誌を買い1ページにざっと目を走らせただけで くずかごに放り込むのが習わしだった ある日、不思議に思った新聞売りが理由を聞いてみた。 「いや、死亡広告だけ探しているのさ」 「死亡広告は最後のページに出ていますよ」 「おれが探しているのは第1面に出るはずさ」 ☆つかの間の吉報 ユダヤ人がナチスの圧迫されていた頃、ベルリンの街角で、二人の男が話していた。 「ところでコーンさん、二つばかりいいニュースがありますよ。一つは吉報、もう一つは凶報だ」 「吉報とは何ですかね?」 「ヒトラーが死んじまったんだとさ」 「そりゃぁ、いい知らせだ。それで凶報とは?」 「その知らせが誤報だったんだ」 ☆偉さ比べ ロシア戦線で捕虜になったドイツ兵が、ユダヤ人の見張りに向かって言った。 「わがウィルヘルム皇帝は大したものだぞ。毎週一度は前線にお出ましになる」 「なあに、わがニコライ大帝様はもっと偉いよ。自分じゃ動かず、じっとしていたって、毎週前線の方がひとりでに 近付いてくるんだから」 ☆もはや逃げ道はない ユダヤ人が帝政ロシアの兵役義務を逃れようとして、必死になって軍医にいいわけをしていた。 「私は結核なのです」 「それがどうしたというのだ。ボロシロフ将軍だって結核だが、勇敢な軍人だぞ」 「しかし、私の目は片方見えないのです」 「イワノフ将軍を見ろ。片目でありながらも軍人の手本だ」 「おまけに私は、精神薄弱なんです」 「馬鹿いえ。皇帝様はそれでも職務をお果たしになっている」 ☆死守すべきは・・・ 共産党の政治教育委員が、あるユダヤ人に質問した。 「党がきみの最後の1ルーブルを要求したら、どうするかね?」 「はい、すぐに差し上げます」 「君の持っている最後のシャツを要求したら、提出するかね?」 「いえ、こればかりは死んでも差し上げられません」 「それは、どうしてだ?」 「ルーブルは一枚も持っていませんが、シャツはまだ一枚だけ持ち合わせがありますので」 ☆身内には甘い? プロテスタントの牧師が昇天したところ、天国の入り口で、番人のペトルスがフォルクスワーゲンをくれていった。 「君の善行の報いだよ」 しばらく走っていくと、カトリックの神父がピカピカに光るアメリカの車に乗っているのを見つけた。そこでペトルスに尋ねた。 「あの人は私よりもよいことをしたんですか?」 「あの神父はイエス様にいろいろお供物を供えたんですから、その労に報いなければならないのだ」 しばらくすると、今度はユダヤのラビがロールスロイスに乗っているではないか。牧師は憤然として 「あいつらは主にお供物も何も差し上げないじゃないですか」 というと、ペトルスが小声で答えた。 「シーッ、大きな声を出すんじゃない。あの人は主の身内の人だ」 ☆軍法会議 アメリカでは、兵士がポーカーゲームをやることを禁じているが、カトリックとプロテスタントとユダヤ教の信者である兵士が3人禁を犯したため、軍法会議にかけられた。 法廷ではまず、カトリックの兵士が証言した。 「マリア様にかけても、ポーカーなどしたことがないと誓います」 次に、プロテスタントの兵士がいった。 「マルティン・ルターにかけて申し上げます。ポーカーなどやった覚えはありません」 最後に、ユダヤ人の兵士が起立していった。 「ええと、裁判官様。あの、私一人でではポーカーが出来るはずがありません」 ☆人を鑑る目 あるユダヤ人がお祈りを捧げていった。 「おお神様、宝くじで当てさせてくださいまし。半分は貧しい人たちに分け与えますから」 しかし、お祈りの甲斐なく、さっぱり当たらなかった。 そこでキリスト教の教会へいって、ろうそくを一本寄付し、賞金の半分 は教会のために寄付しますからと、改めてお祈りを捧げた。 すると、霊験あらたか、なんと宝くじが当たったではないか。 ユダヤ人がうれしそうに言った 「キリスト教の神様は、確かにご利益があることがわかった。しかし、俺たちの神様の方がずっと利口だ。俺がうそつきで 寄付なんかしないことをお見通しなんだからな」 ☆ざんげの見返り ユダヤ人のブラウンとグリーンが、キリスト教に改宗し、神父にざんげすることになった。 最初にグリーンが神父に代六戒(姦淫の罪)を犯したことを告白した。神父は相手が誰かと聞いたところ、グリーンは頑として名前を明かそうとしなかった。 「それではひょっとしたら、パン屋の娘のミリーではないか?」 「とんでもございません、神父様」 「ふーむ、では肉屋のマリーか?」 「いいえ絶対にそうじゃありません」 「そうすると、大工の家のグレテルかもしれないな」 「滅相もない」 グリーンがどうしても名前を言わないので、結局ざんげは無効ということになった。 ブラウは戻ってきたグリーンに好奇心の固まりになってたずねた。 「どうした、グリーン、罪は帳消しにしてもらえたかね?」 「いやいや。許してもらえなかったよ。その代わり、いい住所を三つばかり聞いてきた」 ☆敵もさるもの ユダヤの女がミシミシする橋を渡りながら、神に祈った。 「もし、何事もなく橋を渡りきれましたら、5ギルダーを慈善箱に入れます」 もう少しで渡りきれるというところで、女は思い直した。 「5ギルダーは少し多すぎますから、半ギルダーにまけて、いや払わなくたってようございましょう」 とたんに、橋が揺れ始めた。びっくりした女は、金切り声を上げた。 「冗談言ったのに、すぐ揺さぶるなんて、ひどいじゃありませんか」 ☆どこまで行っても平行線 ユダヤ教徒が宗旨変えを使用と思っても、なかなか他の宗教のしきたりがわからない。 たとえば、カトリックの神父が祭壇に近づくとき、帽子を取るといったしきたりがある。 コーンがキリスト教への転向をすすめられた。それでは様子でも見てこようかと教会へ出かけていったが、しばらくして 憤慨して帰ってきた。 「おれは絶対にカトリックなんかならないぞ。あんなインチキなものは滅多とありゃしない。とにかく人はたくさん集まっていて 前の方に大坊主と小坊主、まあ小坊主といったって寺男みたいなもんだが、いるんだ。 そして大坊主が祭壇のところへいって、帽子を脱いだかと思うと、どこかにかくしちまうんだ。それから大声でわめくんだが たぶん俺の帽子がどっかへいっちまったとでも言ってたんだろう。 するってえと、集まった奴らが声をそろえて、あんたの帽子なんかみたことないと歌うんだよ。 そうすると坊主は自分で隠し たくせに、帽子を見つけてるふりをする。まず厚い本を取りのけてみるが、見つからないので思わせぶりをする。 それから次に箱のふたを開けてのぞき込む。それでも見つからないので、ひざまずいて、祭壇の下などのぞいたり 床の上をきょろきょろ探したりするんだ。 それでも見つからないというんで、寺男が鐘をならしながら銭集めにまわる。これで新しい帽子でを買おうというわけだろう。 金がしこたま集まると、しらばくれて帽子を取り出すんだけど、集めた金なんて返しゃしないんだ」 ☆親思いの不信心 あるユダヤ人が友人とやり合っていた 「おれ、キリスト教に宗旨変えするよ」 「なんていうことをするんだ。死んだおとっつぁんが成仏できないで墓石の下で寝返りするぞ」 「いやその心配はないんだ。来週、俺の弟も宗旨変えするんだ。そうしたら、親父はまた寝返りして元通りになるさ ☆苦しい解釈 つね日頃性善説を唱えてやまないラビがいた。どんな罪深い連中でも、それにはそれなりのやむをえない理由があると 情け深い処置をとってくれるので、評判が良かった。 ある日、安息日にも関わらず、くわえタバコで歩いているユダヤ人とバッタリ出会った。役目がら注意しなくてはならない。 「あなたは今日が安息日なのを忘れたんでしょうな」 「いやラビさん。もちろん安息日だと承知の上ですよ」 「それじゃ、安息日は禁煙だということを忘れなすったのでしょう」 「冗談いっちゃいけません。そんなことは百も承知です」 「ふむ、そうすると、お医者さんのすすめでタバコを吸っているのでしょう」 「そんな馬鹿な。好きだからすっているんですよ」 「おお神様。イスラエルの子たちはこのように敬虔でございます。安息日の掟を犯してタバコを吸うような男でも『聖書』の 教えを守って、嘘をつくようなことはいたしておりません」 ☆一方通行 一人の男がラビにたずねていった。 「ラビ様、死者との対話は本当にできるものなのでしょうか?」 「もちろんできる。ただ死者に答えを求めることはできない」 ☆まともになった男 「あのラビは、本当に奇跡をなされるぞ」 「おれは、そんなこと信じないぞ」 「いやまぁ、聞いてくれ。このあいだ、脳膜炎を患っている男が、ラビのところにいったんだが、まっとうな人間になって帰ってきたんだ」 「ふん、そりゃ確かに奇跡といえるな。だいたいラビに会いに行く奴は阿呆だし、ラビのところから帰ってくるというのは まともになった証拠だ」 ☆贅沢な不満 エルサレムを訪れたキリスト教徒の観光客が、ユダヤ寺院の礼拝式を見物した後でユダヤ人にたずねた。 「いかにもおごそかで結構でしたが、お祈りのとき、モーセの名前が出てくるたびに、信徒がブツブツ言っていたのはなぜでしょうか。 モーセはユダヤ教の予言者として尊敬されているはずでしょうに」 ユダヤ人は不満そうな顔をして答えた。 「いやいや、その男の人気は最近落ちましてね。奴さんの案内のおかげで、我々ユダヤ人、オレンジの安い国にはたどり着きましたけれど 本当は、石油の出る国の方が良かったんですよ」 ☆どちらも顔を立てるには アメリカの田舎町の教会が古びてしまったので、一部手直しする事になった。その費用をまかなうため、募金運動の婦人たちが、ユダヤ人の店にやってきた。 天主のヒルマンは、これは困ったことになったと頭をかいた。 この婦人たちは皆、自分の店の上客だし、そうかといって、キリスト教の教会をたてる基金をユダヤ人として献金するわけにはいかない。 重いあぐねた末に、やっと名案が浮かんだ。 「あのう、修理なさる前に、いたんだ部分は取り壊さなくてはならないんでしょ?」 「ええ、もちろんですとも」 「すると、大分その方の費用もかかりますな」 「そうなんですよ。それだけでも300ドルかかるんですって」 「ほう、それじゃ、その300ドルは、私がお引き受けいたしましょう」 ☆信じやすい人 「ラビ様は毎夜神様と対でお話しするような偉い方だ。あまり馬鹿にすると罰が当たるぞ」 「ラビがかみさまと 話をするなど、どうしてお前にはわかるんだ」 「ラビ様ご自身でそうおっしゃている」 「そりゃ、ラビの奴、嘘をついているんだ」 「おそれ多いことを申すでない。神様がうそつき物などと言葉をお交わしになるはずがない」 ☆迷惑な中間報告 主人がヘルム出身の下男に、朝五時に起こすようにいいつけた。ところが朝三時になると、下男に揺り起こされてしまった 「旦那さん、あと二時間しかねえので、よく眠るようにな」 ☆しっぺ返し カトリックの神父がユダヤ人をからかっていた。 「あなたにおもしろい話をしてあげよう。あるユダヤ人が天国に忍び込んだ。番人のペトルスが出ていくようにいったが ユダヤ人は扉の陰にかくれて出ていこうとしない。そこでペトルスが一計を案じて、天国の塀の外で、競売の合図の太鼓を たたいたら、ユダヤ人め、大慌て出てていってしまったとさ」 聞いていたユダヤ人がうれしそうに言った。 「いやいや、そのお話には続きがあるんですよ。とにかく、ユダヤ人が入ってきたから天国が汚れてしまったというので きよめの式をやらねばならないと。神父様を捜したんだそうだ。ところが、天国には神父様が一人もいなかったという話ですよ」 ☆二つの天国 列車の中で、キリスト教の牧師とユダヤ教のラビが話していた。牧師が顔をしかめていった。 「昨夜はユダヤの天国というものを夢に見たんですが、なんともうすよごれていてパッとしないし、おまけにユダヤ人が大勢 うろうろおりました」 ラビも負けずにいった。 「実は私も、ゆうべキリスト教の天国の夢を見ましてな。とにかく立派なところのようで、花はたくさん咲いていますし 香気に満ちあふれている。太陽はさんさんと輝いている。しかしですなあ、目の届く限り、人っ子一人いませんでしたよ」 ☆住めば地獄 国際収支の悪いイスラエルでは観光収入を重視している。あるユダヤ人が死んだ。彼は天国と地獄とどちらがいいかと ちょっと天国をのぞいてみた。天国はどちらかというとユダヤ寺院と同じように整然として、おごそかであまりおもしろそうで はない。 それなら地獄はどうかと思って、垣間見るとえらく華やかでおもしろそうだった。 結局、ユダヤ人は地獄に住むことにして、入居を許された。ところが角のはえた悪魔がやってきて、彼を串刺しにしようとした。 びっくりした男が話が違うと抗議すると、悪魔が言った 「このあいだきたとき、お前は観光ビザで入ったじゃないか」 ☆『タルムード』の本領 「ヨイネさんよ、ユダヤ民族5000年の知恵を集めたっていう『タルムード』つうのは、いったいなんだか教えてくれないかね」 「それじゃあ一つ例をあげて教えてやろう。 ええと、二人の男が煙突の穴から落ちたとする。一人は煤だらけになり、もう一人はきれいだったとすれば、洗う奴はどっちだと思う?」 「そりゃ、汚れた奴に決まっていらあね」 「おっとそれがそうじゃないんだな。汚れたほうがきれいな方をみて思うにゃ、俺も汚れちゃいないな。 ところが、きれいな方 が汚れた奴を見たら、自分も汚れていると思うだろう。だからきれいな方が洗うのさ。 ところでもう一つ聞くが、二人がもう一度煙突の穴に落ちたとしたら、今度はどっちが洗うかね?」 「そりゃもう、知ってのとおり、きれいな方さね」 「と、思っただろう。きれいな方は洗っているとき、別に汚れちゃいないのに気がついたのさ。ところが汚れた方は、きれいな方がどうして洗ったのか察しがついたわけさ。 で今度は汚れた奴が洗ったというのが正解さ。 それでは三番目の質問だが、二人が三度目に煙突の中に落ちたとしたら、今度は誰が洗うと思う?」 「そりゃ、この先はいつも汚れた奴が洗うことになるだろう」 「それがまた間違いなんだな。お前、いったい人間が一緒に煙突の中に落ち込んで、片っ方だけ汚れないのに、もう一方の 奴が汚れたなんて話聞いたことがあるかね。これを『タルムード』というのさ」 ☆利口なニワトリ マーケットから帰ってきたヘルムの女が主人に向かって愚痴を言っていた。 「卵が高くなって困ったわ。ニワトリが卵を生まないもんだから長いこと品切れだったけど、やっと町に出回ってきたと思ったら、2カペーのものが4カペーにもなっているのよ」 これを聞いた主人は感心したようにいった。 「ニワトリって奴は利口なもんだな。2カペーのときはさぼっていて、4カペーになると生み始めるのか」 ☆死んでも直らない男 ヘルム出身の下男が 「この瓶に1リットルの酒を買ってこいとおっしゃいましたが、全部は入りませんでしたので、残りは裏のへこみに入れて もってきました。」 こういって、主人に栓もしていない瓶を逆さまにして差し出した。 「この大馬鹿者。残りの酒はどこにあると思うんだ。」 主人に怒鳴られた下男は、さも不振そうに瓶をまたひっくり返した。 ☆あきれた採用基準 ニューヨークのユダヤ商社の女秘書がやめることになった。そこで代わりを見つけるため、『ニューヨークタイムズ』に 求人広告を出したところ、三人の女性が応募してきた。コーンが次々に面接したので、仲間が様子を聞いた。 「三人とも、すばらしい娘たちだよ。最初の子に質問したんだ。1足す1はいくつだとね。そしたら11だと答えるんだ。 なんと機知にたけた答えだろう。こういう子が何かあったときに臨機応変の処置ができるというものだ。 次の子にも同じ質問をしたら、ちょっと考えさせてくださいっていうんだ。これはまた注意深くて、物事をおろそかにせず じっくりと仕事をする大変な素質の証拠だろう。こんな女の子こそ信頼できるというもんだ。 三番目の子にも同じ質問をしたんだ。彼女は間髪入れずに2と答えるんだ。なんたる正確さだろう。こんな子と仕事ができるなんて、素晴らしいことと思わないかね。」 「なるほど。それで、どの子を採用したんだね?」 「ごもっともな質問だ。そりゃぁ、君、バストが一番きりっとしている子さ」 ☆神学的"相対性理論" 乙女がラビを訪れるなら、ラビはラビであり、乙女は乙女である。 ラビが乙女を訪れるならば、ラビはもはやラビではなくなり、乙女は乙女でなくなる。 ☆計算が合わない 結婚して5ヶ月しかたたないのに赤ん坊が生まれてしまった。 亭主がどうしても計算が合わないと、隣の家の男に嘆いていった。 隣の男は慰め顔でいった。 「そう気を落とさんでもいいでしょう。もう二度とは起こらないことなんだから」 ☆やぶへび 臨月間近となったコーン夫人が、夫にいった。 「ねえ、当分あなたのお相手はできないわ。ほら50マルクあげますから、遊郭へでもいって遊んでらっしゃい。あたしは割り切っているんですから」 夫はこの思いやりに感激して出かけていった。階段を降りていくと、下に住んでいるウォルムス夫人に出会った。 「あら、うれしそうにどちらへお出かけ?」 そこでコーンは思いやりのある妻の話をした。 「まあ、コーンさん。それならわざわざ悪い女がたくさんいるとへなぞいかなくたって、私の家へいらっしゃいな。 50マルクくださったら、ほかならぬお友達の旦那様なんですから、うんとおもてなししてあげますわ」 30分ばかりたって、コーンが家に帰ってくると、コーン夫人はけげんそうにいった。 「あーら、もうお帰りなの。ずいぶん早かったじゃないの」 そこでコーンはウォルムス夫人の話をした。 「へーえ。あの人に50マルクもあげたの。彼女ちゃっかりしてるわね。あたし、あの人のご主人からは1マルクもすら もらったことないわ」 |
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