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今から10年前の日記より

2000/5/20

日経新聞日曜日の朝刊にこんな記事が

しつけのナゾ ③

幼少期に、心を穏やかに育てることが、とても大切だ。心は脳の活動なので、脳をうまく育てることが必要となる。
ここで忘れてはならないのは、脳は肝臓や心臓と同じような「臓器」と言うことである。
臓器が健全に育つには、適切な栄養が欠かせない。とくに幼少期の頃の栄養は、脳の発育
従って知能に代表される心の発育にとても重要なのである。

幼少期に栄養不良で育った子供と、ふつうの栄養をとって育った子供で、脳内のデオキシリボ核酸(DNA)の量を比較したデータがある。
DNAは遺伝子の本体で、この量が多ければ遺伝子も多く発育し、脳内での神経回路は豊かに育つ。
このデータでは、栄養不良で育つと脳内DNAが非常に不足することが示された。ふつうの栄養状態に比べ、DNA量が半分しかない子供もいたのである。
これは栄養不良では、脳の神経回路がうまく育たないことを示す代表的なデータである。

神経回路があまり育たなくても心の発育に関係ないとすれば、これは大したものではない。しかし、実際には大きく影響する。
栄養不良の子供の知能指数(IQ)を測った研究があり、驚くべきことに、そのすべてでIQは100以下だったのである。

知能指数は普通、100を頂点とした分布を示す。実際、普通の栄養で育った子供で調べると、110とか120などの値を示す。
IQにもいろいろあるが特に重要なのは「一般的IQ」である。このIQは社会的成功と密接に関係している。一般的IQが低いほど
犯罪などの社会的リスクを強く負うようになってしまう。

IQが低くても構わないという意見もあるかもしれない。多少低くても、きちんとした人間になればよいのでは、という意見に私も賛成である。
ところが、栄養不良で育った場合、すべてが100以下なのである。これはあなどれないデータである。

幼児期での栄養不良は、神経回路の未発達のみならず、成人してからの社会的成功にまで影響をおよぼしてしまう可能性があるわけだ。
栄養不良はおろそかにできないのだ。

栄養不良なんて特殊な状況下の話で、現代日本には関係ないのではないか、という声も聞こえてきそうだ。だが、ここでいう栄養不良とは
「栄養失調」とは違う。脳の発育にとって必要な栄養素を適切に取っていない、というのが栄養不良である。食事に偏りがあるだけで
飽食日本でも栄養不良になりかねない。

では、どんなものを食べればよいのか。

ここで簡単に紹介すると「まごはやさしい」が基本である。
つまり、ま=豆類、ご=ごま類、は=ワカメなどの海草類、や=野菜、さ=魚、し=椎茸などのキノコ類、そしてい=芋類、である。

これらの食べ物をバランスよく取ることで、脳にとって必要な栄養を過不足なく得られる。脳内DNAが不足することもないし、神経回路もきちんと育つ。

栄養というのはつい軽視しがちである。しかし、とくに幼少期の頃に十分に注意しないと、脳はうまく発育せず、ひいては
「社会的リスク」を負うまでになりかねないことを強調しておきたい。(北海道大学教授沢口俊之) 敬称略

こんな記事である。

前々から言っていたが、車だって燃料によって走り方が変わるし、ものだってどんな素材でできているかで性質がちがってくるものである。
食べた物が血となり肉となるのなら、人間だって当然、食べるものによって体の構造が違ってきても不思議ではない。

よく好き嫌いをする人がいるが、食わず嫌いが大半である。
普通ににんじん食べて死んだ人なんてほぼないはず。毒性があるのなら
そもそも食用とはされていないのではないだろうか。
(一部アレルギー性のものは除いて)
また親となる人たちが好き嫌いをいうと、その家庭の食卓に
嫌われたものがのらなくなるという弊害が起きやすい。結果、子に伝染しやすい。

最近バイトの子たちを観ていて思うのだ、だいたいの子は、食がかなり細い。
食べると言うことは「生命力」にかなり近い行為である
と考えると最近の人たちの体の弱いのもうなずけるような気がする。
そして、その体力のなさからくる「精神的な弱さ」。
これが一番よくないと思うのだが、かれらは自分の限界点をすぐ作ってしまう。
またそれを「人それぞれの個性」といってしまう、今の時代そのものの甘さ。

個々の特性を伸ばすなんて言ってはいるが、それは
一つのことをがんばって及第点まで上り詰めた人が行うことであって
努力もしていない人たちが言うことではない。
ただの”言い訳”でありただの”わがまま”である。
またそのような論調がこの時代にはびこる背景には
いろいろと原因があると思われるが一つの要因として
”無責任”が挙げられるのではないだろうか。

表面的には個性を伸ばしているようではあるが
裏を返せば自分という人間に対しての責任感の欠如。
自分を厳しくできない甘さ。
また他人に指導、忠告するときに、
果たして自分の言っていることが正しいのか、
また自分の行った指導に対する責任放棄をしたいがために、
つい耳障りのよいことを言ってしまうという責任感の欠如。

要するに逃げているのです。

もう少し努力し、もう少し自分に厳しくし、
もう少し負けん気が強いと、きっと本当の意味での
人に対する優しさが生まれる。自分も経験してきているからこそ
思いやれる。上辺だけ成長してしまった
無責任な人間はいつかきっと地金がでる。

その地金を鍛えることこそ人間教育だと思う。
知識という装いは地金がしっかりいて
初めて輝きを帯びる。

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