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午後十一時YCATよりJR高速バスで中部国際空港へ向かう。成田―桃園六ヶ月チケットより名古屋―桃園六ヶ月チケットの方が安いから。十万円以上違う。名古屋駅へ朝七時頃到着。全く寝付けない。ロータリには朝から高速バスに乗るため人が溢れている。
改札は直ぐに見えわかるのだが、当初見た時、階段しか見当たらなく、スロープもエレベータも見当たらない。少し通り過ぎて、もう一つの改札を除いたが、ミュースカイへ乗れる入口なのかどうかが良くわからない。全部で五十キロ近くある荷物を、階段で降ろして失敗したときのことを考えると、二の足を踏んでしまう。
仕方なくもう一度、ミュースカイ入口とはあるが階段しか見当たらないところまで戻り、今度は辺りを注意深くみてみた。
すると、ビル入口自動ドア向こう側に、エレベータが一基。近くまで行くと、改札口へ行けることが書いてある。
「もっとわかりやすくすればいいのに……」
改札を抜けてからもスロープは無い。本当に解りづらい。それともこちらが田舎者なのか。暫くしてエレベータを見つけ、やっとのことプラットホームへ立つことができた。
『ミュースカイ』。
指定席券を買わせる列車だ。だがあまり良い印象は持たなかった。小さいし、揺れるし。
飛行機はエバー航空午後一時発BR二一二七(BR2127)。チェックイン迄、三時間以上ある。出発ロビーをうろうろしていると、展望風呂があることがわかり、入ってみることにした。入浴料は一〇〇〇円。時間が早いせいか、客はほとんどいない。一風呂浴び、店舗内にある食事処で『おつまみセット』と『きしめん』を食べる。値段の割に得だ。もしセントレアへ行く機会があれば、皆も是非行ってみるといい。
午前十一時近くになり、エバー航空のチェックインカウンターへ並ぶ。私の荷物はパソコンバッグ、受託荷物と機内持込用のスーツケースが二つ。重量は量ってきた。ギリギリ、大丈夫なはず。
しかし、量的に目立つのか女性職員が近寄ってきて
「荷物はこれだけですか? 機内持込用のお荷物はこちらですか? 少し大きさが大きいようなのでサイズを計らせて頂いてもよろしいでしょうか? 」
と、語りかけてきた。機内持込サイズの中で一番大きな部類だが、今までの経験上、何とかなった。
「どうぞ」と答えると、
「一緒に重さも量らせて頂きます」
と女性職員に言われ、私は少し心配になり
「何キロまで大丈夫ですか?」
と聞いた。
「七kgです」
間違いなく超過している。今更どうにもならない。
サイズと重量をはかり終え女性職員は戻ってきた。
「一〇kgありまして三kgの超過です。サイズも規定を超えています」
と言った。
「三キロ? 幾らになるのですか? 」恐ろしく高いことは知っている。怖々と聞いた。
「一キロ二〇〇〇円程度かかりますので六〇〇〇円になります」
高い。これでパソコンバッグも怪しまれたらもっとまずい(恐らくこちらも七キロ程度ある)
私は声音を優しくし、
「申し訳ないですが、少し受諾荷物の方に振り分けてもいいですか。持込用のバッグも、取り外せる部分があるのでサイズを小さくできます」
と返答し、その場で荷物を組み直しにかかった。
「どうです、小さくなったでしょう。二つのスーツケースの重さも量ってみてください」
どうやらパソコンバッグは”お目こぼし”してくれるらしい。本や電池など小さくて重そうなものを手当たり次第にPCバッグの中に入れて再度量るよう頼んだ。
「何とか大丈夫でしたよ。ご協力ありがとうございました。そのままこちらで手続きをどうぞ」
と空いているカウンターへと誘導してくれた。
手続きしているとき、カウンターにいる女性の後方から、別の女性職員が話しかけてきた。
「あの……もし急いでいないのなら、お願いがあるのですが」
「はい、何でしょうか? 」
荷物の件があるので、出来るだけ丁寧に返事をした。
「お客様は乗る予定の便は、満席でして……もし可能なら、別の便へ変更して頂けると助かるのですが……」
私は少し考えたが、
「どうせ急いでいるわけでないし、まぁいいか」
と了承した。
「いいですよ、何時の便になります? 」
「本当ですか、ありがとうございます! 桃園空港には午後七時頃到着予定のキャセパシフィックになります」
お、遅い。が、今更後には引けない…。
チェックインまで、更に三時間待たなければいけない羽目になった。
疲れ切った
スカイデッキで本を読んだり居眠りしたりしながら、なんとか時間を潰す。エバー航空の女性職員からビール券と金券を進呈したいと何度か電話がかかってきたが、丁寧に断った。こんな時にビールを飲んだら余計に眠くなってしまう。
やっとのこと保安検査を終え、搭乗口近くの有線LANスペースでメールをチェック、頂いたメールに返事を手短に打ち込む。
振り替えられた便は午後五時五分発 CX五三一(CX531)台湾経由香港行き、席はビジネスクラス。
席に着いて暫くすると左斜め前の日本人がうるさくなってきた。やたらと客室乗務員に話しかけいろいろなものを頼む。酒も各種相当飲んでいるらしく、態度も横柄。同じ“客商売”の立場からみると、実に嫌な客。もう少し謙虚でいられないのだろうか。
桃園空港へ到着し受諾手荷物を受け取り、外へ出たのが午後七時過ぎ。本来なら午後三時には桃園空港へ到着する予定であった。知人を待たせている為、予定では長榮のリムジンバス一五〇台湾ドルで行くはずだったのを、計程車(タクシー)で行くことに。値段は一一〇〇台湾ドル。確かに日本円に換算し、成田から横浜までタクシーで帰ることと比較すれば大した金額でもない。しかし、現地ではリムジンバスより七倍以上も金額が高く、相当贅沢。恐らく一週間の食費ぐらいにはなる金額だ。
明日、銀行で口座を開くために、印鑑を作りたくて(結果的には使わなかったが)林森公園近くにある太昌象牙印鑑彫刻専門店で友人と待ち合わせた。
水牛の印鑑をさっさと購入(千二百台湾ドル)、萬事達旅店長安店へチェックイン。台北のホテルの中でも安いホテルだ。一晚一五八〇台湾ドル、映画館などが入っているビルの十二階にある。この値段で無線LANが仕えるのと朝食がつく。泊まった部屋三〇二。シャワールームに行くと、隣人の声が筒抜けであった。値段なりだ、仕方が無い。
ホテル近くで友人達と食事をとり、早めにホテルへ帰る。汗だらけの服を脱ぎ、シャワーを浴びると幾許か元気になった。荷物を整理し直し、メールをチェック。完全に疲れ切っているのだが、明日からの事を考えているとなかなか寝付けない。
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