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過去の日記から
2003/11/25
IMG_1743bk800.JPG
日経春秋より

****************

駅頭で、町中で、若者達がそろいもそろって
必死で携帯電話をにらんでボタンを押し続けている様は、いささか気味が悪い。
比較行動学の正高信男・京大霊長類研究所教授は
この現象を「コミュニケーションのサル化」だとみる。

3分前まで一緒にいた友達に送る携帯メールに
何か具体的なメッセージが込められているわけはない。
ただひたすらいつも誰かとつながっていたい。
そんな不安が、飛び交うメールの背後にはある。
十代の若者が番号を登録しているメル友の数は40代のそれの10倍以上という。

サルの仲間では最大級の大きな群れをつくるニホンザル
彼らには「クー」と鳴きあうクーコール」という
コミュニケーションがある。
これは意志の伝達でも、警報などの情報通信でもない。
森の中で姿が見えない同士が存在を確認し合い、情緒的につながって
安心を得るシステムだ。

正高さんは近著「ケータイを持ったサル」の中で
若者の携帯メールに、このクーコールを重ねている。
最も原始的で最も私的な言語であるクーコールの方向へと若者が回帰している以上
意味を伝える社会的な言葉、公の日本語が乱れるのは防ぎようがないと....。

来年の干支はサル、年賀状の図柄に、携帯電話をもつサルが登場するのはまず間違いない。

****************

私も数年前から、同じような事を感じていた。

現代は「無責任」の時代だと感じる。

世の中にいる年配者たちは、怒る事をしない。
別に怒る事を奨励するわけではないが
昔は近所のおじさんやおばさん、学校の先生や親戚達。

みんな年上の人達は口うるさかった。

たしかに個人を尊重し、良いところを伸ばすためには
なんでも好きにやらせる事も大事だと思う。

しかし、それは基本的な倫理観や道徳観がそなわって初めて功を奏すわけであって
幼い頃から自由奔放という言葉をかりた『ほったらかし状態』で育った子供達に
目標を乗り越える力や仲間達と協調する気持ちが宿るのであろうか?

けじめ無く才能を開花させたとしても
人間性を問われてしまえば、無用の長物では無いのだろうか?

核家族化がすすみ、一人っ子が増え、近所付き合いは減り、一人で過ごす時間が
多くなった子供達がコミュニケーションの取り方を覚える事はない。
いつでも電源を入れれば付き合ってくれ、やめたいとき、やり直したいときはリセットボタンを押す。
子供達はゲームをやるときと同じように、人に対して、社会にたいして、わがままになる。

自分自身を制御できない子供達は、自らを高める努力はしなくなり
自らの限界を定め、「私は私、僕は僕」の立場をとる。
本来、人間形成された人間が、その個性、感性を強調するときに使う代名詞が
向上心をなくしている人間の逃げ口上になる。

自分を肯定してくれる人物を常に捜し、群れを成したがる。
集まって切磋琢磨するような仲間ではなく、傷をなめ合う子犬のように群れる。

「私は一人ではない、僕は一人ではない」。

自分をひとりぼっちにしないため、大勢の味方をつけて虚勢を張りたいため
今日も若者達ははメールを打ち続ける。

無言で俯いたまま。

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