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P1090418.JPG
  中年のおばさんも、またあおばあさんも、なぜかおしゃべりな人がいて、いろいろなときにあまり関係のなさそうな人に話しかけているように見える。
  スーパーで揚げ物のおかずを買っていたら、
「あんた、それおいしくないよ。どうやってたべるの?」
と、隣にいたおばさんに突然言われて、親切なのか余計なお世話なのかよくわからない。
「カツ丼にしようかと思って……」
などと気弱に答えて
「ふーん。ならいいか」
と、解放してもらうというようなことがよくある。
  話がはじまるというのには、人も関係があるのだが、状況にもよる。
  新幹線の中では、通勤電車の中よりも、話が始まりやすい。国内線より国際線のほうが、会話をしやすい。長い時間や、非日常的な時間は、おしゃべりを生み出しやすい。滅多に日本人のいない国にいると、日本人であると言うそれだけの理由で話をしたくなったりする。日本語で自由に話すことに飢えている。
  危機的状況でも、会話は自然発生する。停電で閉じ込められたエレベータの中、急停止した電車の中、夕立で降り込められた駅の出口、火事や交通事故の野次馬たち。
  商売によっては、そういう雑談を含めたサービスというのがある。タクシーの運転手とは会話を楽しむというひとがいる。床屋では、初めての客にアンケートを取るところがあるのだが、その中の質問項目に、好みの話題は何ですか、というのがあった。何だかサービスのしすぎのような気がする。看護師というのは、おしゃべりの技術が必要な仕事だろう。病人たちの何気ない話しかけに対して、ある程度真摯に聞き届け、ある程度はいい加減に聞き流す。また適切な問いかけをはさむ。話題の選択やことばづかいの適切さも必要だろう。

********************
  接客商売の方々は、太字で書かれている部分が身についている。誰に教えられたわけでもなく、経験上習慣化しているのであろう。
  事務職、技術職等、普段未知の人と接する機会が少ない人は、不得手な方が多い。真摯に聞くことが出来ても、相手の考え感じ方も関係なく、自分自身が考える話題の最終結論まで持って行こうとしてしまう。当然、気まずい雰囲気になる。
  言いたいことを言うのは結構な事だが、相手の考え方、立ち位置も尊重しなければいけない。
相手の話をまず聞き、理解し、適切な質問をはさみ、冗談を交えながら、徐々に自分の意見感じ方を相手に浸透させていく。もちろん相手の意見を尊重し且つ考え方を理解しながらだ。自分の意見だけのごり押しは許されない。さらに付け加えれば、声音、表情、口調を変化させ、相手を受け入れながら、自分も相手に受け入れてもらうようにする。自分の意見を言いたいのなら、その程度の手順は踏まなければならない。
  逆説的に言えば、それだけの事が理解できず、出来ないやらないならば、無闇矢鱈に人に話しかけ、自分自身の主義主張を言うなということ。
 
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