忍者ブログ
ブログ内の写真はクリックすると拡大表示されますので、是非ご覧になってください。 写真サイトは こちら http://nisrockjp.exblog.jp/
[220]  [219]  [218]  [217]  [216]  [215]  [214]  [213]  [212]  [211]  [210
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

link.JPG
2003/02/02

「今週は忙しいな。」
月曜日から土曜日まで予定があって
なかなか息を抜く日がない....。

「久しぶりにスカイスパでも行こうか」
ふと思いつき支度をして家を出た。

確か、一時過ぎだったような...。

「看板が消えている」
まさか。。

本当に真っ暗。

「あー最悪!!」

スカイスパに電話をかけたが、誰も出ず。

すると、ひとりの青年、そう傘を持った青年
(ちなみに朝から雨なんて、そう昨日だって降っていません。)

青年「あの、戸塚って遠いですか?」

私「えっ・・・・・・・・・・」

青年「あの、戸塚って歩いたら、どのくらいかかりますか?」

私「なんだって?・・・・・」

青年「いや、だからその、戸塚って歩いていけますよね?」

私「そりゃ行けるけど・・・・」

しばらく、考え
私「何をしに戸塚に行くの?」
青年「えーと受験するためにこっちに出てきて・・・」
私「どこから」
青年「山口!」
私「行けなくはないけど、遠いよ」
青年「やっぱり」
私「友達の家でも、泊まるの?」
青年「そうです。高校の時の同級生です」
私「その友達に迎えに来てもらえば?」
青年「そいつ、今免停でして・・・」




青年「ヒッチハイクって出来ないですかね?」

私「あのねー大変申し訳ないけど、ここは横浜 ・・・・・多分無理!!」
青年「そうですか......」




私「いいよ、ここで待っていろよ!」
青年「えっ!?」

私「今から車持ってくるから」

青年「ほ、本当ですか?」

あーあ、しょうがねーよな、本当に....。
本当は家に帰って、店のシフトでも決めよーかなーなんて
思っていたのに....。まぁでもこれも何かの縁。

車を取りに駐車場へ向かいすぐさま、元の所に戻った。

青年「本当にすみません」

私「よし、行こう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

虎龍¥¥私「それで、何処の大学受けるの?」

車は一路戸塚へと向かう。

青年「慶応湘南キャンパス」たしかこんな事言っていたような。

私「ふーん」

青年「僕、高校の時、初恋の人がいまして...。」
私「は、はい。。」
青年「その人に初めて告白したんですよ!」
私「そうだね...........。初恋だから。。。」
青年「その人は確か、何とか芸大とかって言うところに受かりまして...。」
私「そんで、こっちに上京しているのね」
青年「そ、そうです、それで僕は、学校の成績があまり.........というか下から数えて何番目と言う感じで」
私「そう、それで・・・」

青年「僕もこっちに出てこようと思ったのが、昨年です」
私「あー彼女のために...。」

青年「それで、『僕もこっちに出てくるよ』って彼女に言ったんです!!」
私「………」
青年「そしたら彼女が『そりゃあんた受からないよ!だってあんたの偏差値知っているの?』って.....。」

私「あーそれで悔しくって勉強したのね」

青年「そ、そ、そ、そ、そうでーーーす。。何で解りました?」

私「・・・・・・・・・・・」

私「あ、あのさ、こっちの友達っていつ、こっちに来たの?」
青年「昨年です。高校の時、バンドをやっていてそのうちのひとりです」
私「ふーーん」











青年「いま、バンドやっていたって言ったじゃないですか!僕、その彼女に詩を書いたんですよ!!」

わぁーも、もどったよ!!なんとか他の話にしなきゃ!

私「大学言行って何勉強するの?」

青年「いやぁーその子にこうやって・・・・・えっ、勉強ですか??」

私「そう。勉強。。勉強の話。。」
青年「経営です」
私「ふーん、実家は何やっているの?」
青年「学習塾を経営しています」
私「あらら・・・それで・・・・あなたは・・・留年?」
青年「ハイ!!」

そりゃ、経営学ばんといけませんな!!
息子が留年しているようでは....。

私「経営って言うのは思いやりだよ。たとえ弁護士事務所だろうが、会計事務所だろうが、銀行、株屋さんに至るまですべてにおいて、共通しているのは、そこに、人が介在すること。人が介在する以上相手に対して、お客様に対して、思いやりがあれば、必ず成功する。儲かるかどうかは別にして...。

青年「いやぁいいこと言いますね」
私「いやぁ、べつにそんなつもりでは....(コイバナが終わってくれれば)」

青年「何を今やっているのか知らないけれど商売やったら、必ず成功しますよ!!」

慰められてしまった。

そうこうしているうちに、車は戸塚へ到着。

青年「ありがとうございました!!」

唐突な出会いというのも楽しいものである。

**************************

この彼、今何をやっているんでしょうね。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新CM
[07/09 日本超人気のスーパーコピーブランド激安通販専門店]
[07/07 シャネル キャビアスキン スーパーコピー]
[06/08 スーパーコピーウブロ時計]
[05/29 バッグ,財布&小物専門店]
[05/21 ロレックス時計コピー]
[05/09 スーパーコピー]
[02/11 たなかっち]
[04/02 食べ太郎]
最新TB
プロフィール
HN:
nisrock
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Nisrock 見知らぬ少年を送る Produced by nisrock
Designed by ninja-blog.com
忍者ブログ [PR]