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台湾ドルがだんだん無くなってきた。両替に行こう。グーグルマップで近所の地図を表示させ「國泰世華銀行」と打ち込む。何件か表示された。地図をデジカメに納め、南勢角站近くのところに行ってみた。しかし、何もなし。合っているはずだが何もない。時間の無駄なので中央に出よう。
南勢角站から捷運に乗り込む。宿泊しているところは、景安站と南勢角站、どちらにも近い。今日、初めて、南勢角站に来てみたのが、なかなか良い雰囲気だ。始発だから空いていて座れるところも良い。近くに旅行者向けの安い宿があるのだろうか、乗客は大陸からの旅行者、出張者が多い気がする。なぜわかるのか。装いとか仕草とか何となく違うのだ。無論、向こうも私が台湾の人間でないのはわかるはず。
話しを地図に戻そう。この駅構内にある地図、大変便利なのだが、慣れない点が一つ、ノースアップでは無いのだ。日頃、地図を見ているときは北が上になっているのに慣れている。それが北が下だったりすると、どうも見づらい。逆さまにすれば良いだけのことなのだろうけれど。
地上へ出た。やはり直ぐ方向がわからない。周囲を見回し、黄色い袖看板をみつけた。入店すると、親切な係員が用向きを聞いてくる。両替だと言ったら、二階へ案内された。座っていると直ぐ、行員に両替ですかと聞かれたので、そうですと答えた。感じのよい銀行である。
受付の女性が、前回と一緒、入社したての女性らしく、なかなか事がすすまない。右奥では、顔立ちからしてハーフの女性が、ガムをかみながら電話している。この子だけは特別なのだろうか。勝手な想像だが、英語が堪能な様子。きっと皆何も言えないのだろう。
まず名前と住所を記入。住所は今、居住している住所を書けば大丈夫。パスポートを渡すとコピーを取られる。あとは受け取りましたという紙にサインをすれば終わりである。
一階で現金をもらってくれという。徹底した分業だ。そろった書類を除くと、日本紙幣をコピーした紙が見えた。
「枚数が多いときはどうするの? 」
興味本位で聞いてみた。すると行員の女性は、
「そうですよ、本当に大変。なぜこうなのかわからない」
と、我が意を得たり、といった顔をして笑っていた。
一階で現金をもらう。先に細かい紙幣と硬貨をくれた。
「では、機械で数えますね! 」
にこにこしながら言う。
「あら、一枚多かった! 」
わざとではないと思うが、この笑顔。役者だ。
羅東
時間は午後二時前。台北から羅東まで十五分おきぐらいにバスが出ている。乗車時間は一時間ぐらい。たいしたことはない。
切符を買い一五七〇羅東行きのバスに乗った。金額が片道一二〇元。
羅東に到着した。降りてから気がついたのだが、切符を買うところがない。恐らく乗車場所はちがうのだろう。それは理解できるが、何も手がかりがないと乗車場所がわからない。調べても来なかった。切符を買うときは往復は買えないと言われた。一瞬どうしようかと思ったが、目の前は羅東火車站。いざとなれば列車でかえればいいと、考え直した。
首都客運の降車場所は繁華街の反対側になる。羅東火車站の駅を通り越し、反対側にでる。地図がないので、頭の中にある方角だけで、羅東夜市の場所まで進む。腕時計に方位がわかる機能がついているので、知らない街を歩くときはいつもそうしている。東西南北と大きな建造物が分かっていれば、大体たどりつくものである。
駅前のまっすぐな道をどんどん進んでいくと、案内板が見えてきた。戻るときに迷わないよう、あまり細かく曲がらないようにする。こういうときは時間がかかっても単純な道順がいい。
民權路にある『集昌館』で餛飩意麵と魯肉飯を食べた。
これはあたりだ。スープも麺もワンタンも全て美味い。花蓮で食べたワンタンのスープに似ている。味付けがいい。もしかしたら、自分の好みが台湾東部の味付けに合っているのかもしれない。
せっかくきたのだから、あと一軒寄ろうと長春路にある『法綠素食』で、餛飩魚丸麵を注文した。味はそれほどでもないが、店内が落ち着く。作っている女性の人柄がよく出ている。四〇元
思い出した。帰りのバスの乗車場所を確認しなくては。再度反対側へ出る。こうなったら、青いバス(首都客運のバスは青色)を追いかけてみるか。
すると、ちょうど青いバスがやってきた。周囲に高い建物がないから、容易にバスを追える。バスが止まった。建物の上をみると、大きく「台北-羅東と書いてあった。よかった、これで帰れる。
台北に戻ってきたのは、午後七時半頃。せっかく出てきたのだからと、忠孝新生站で降り、光華商場へ寄ることにする。台北にある大きな電気街だ。
目当ての物が見つからず、部屋に帰ることにした。景安站で乗客がものすごく降りたので、南勢角まで行くことにした。乗客はもう殆どいない。帰り道、電気屋の中にあるテレビに目をやると、台風がきているというニュースがやっていた。桑達颱風だ。早ければ週四、つまり木曜日には、台湾東部に上陸すると言っている。チェックアウトの日付が二十七日、金曜日である。移動するのはやめよう。三晩延長して、三十日の退室にしてもらったほうが良さそうだ。
台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
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