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台湾短期滞在 目次

台湾短期滞在① 海外保険
けっこう保険が高いんです。ホテル住まいでないと適用されない事例とかあったり。

台湾短期滞在② 台湾へのチケット
なんか空港によってチケットの種類が違うようです。
名古屋からのチケットがFIX期間が長いのは何故??

台湾短期滞在③ ホテル
旅行は宿泊費が一番高くつきますよね。
まぁ正直、一番最初に一番安いところに泊まってしまえば
あとは何でも大丈夫になるかと。

台湾短期滞在④ 短期租屋
最初は台北の部屋の家賃が高いと思いましたが
そんなことは無かった…
安ければ安いなりですし、ホテルよりは安いのだから
ある程度お金出した方がいいかと思います。

台湾短期滞在⑤ 中部国際空港へどうやって行く?
結果論。バス疲れます。けど仕方が無い…

台湾短期滞在⑥ 中部国際空港へどうやって行く?その2

台湾短期滞在⑦ 『エバー』から『キャセパシフィクのビジネス』

台湾短期滞在⑧ IDを取得して銀行口座を開設
必要な書類等そろえれば、それほど心配しなくても大丈夫。
半日潰す覚悟で行けば、誰でも出来ると思います。
行員の人は皆親切ですよ~~

台湾短期滞在⑨ 引っ越し
ホテルから台北の短期租屋に引っ越した時のお話。

台湾短期滞在⑩ 宜蘭
宜蘭はいいところです。台北からバスで近いですし。
初めて台湾の旅行に来たとしても、3泊4日の日程なら
宜蘭観光も入れられるのではないでしょうか。

台湾短期滞在11 鶯歌
鶯歌ってどうなんでしょ?あり??ですかね??

台湾短期滞在12 松山站と中山站
待ち合わせ場所を間違えてしまいました。

台湾短期滞在13 近くにあるお店
景安站の部屋近くの店の話。

台湾短期滞在14 不味い牛肉麵
これも景安站付近です。

台湾短期滞在15 再び羅東
先日宜蘭行った時に寄った羅東にもう一度行きました。

台湾短期滞在16 淡水
まぁここも一回行けばいいかな。
なんか屋台とか観光地の商売って、同業者の立場で見てしまうから
あんまり興味がないんです。

台湾短期滞在17 その1 平溪
平溪とその1の順番が逆ですよね?でも面倒だから直しません。

台湾短期滞在17 その2 晴れた日に来たかった平溪
ほ~なるほど「台湾短期滞在」の「その1」「その2」だったんだ…
わかりづれ~~~

台湾短期滞在 18 花蓮からの連絡
花蓮で借りようとしていた部屋の大家から連絡が入りました。

台湾短期滞在19 中和市和平街黃昏市場
ここでこの市場見た時、「おお~~~~」とか
思いましたが、どこでもこんな感じです。
生産者から消費者に商品が届くまでに、中間業者があまり入っていないのでしょうね。

台湾短期滞在20 太魯閣號で花蓮へ
花蓮へお引っ越しです。

台湾短期滞在21 戴記扁食
私はこの店のワンタンが一番美味しいと思います。
液香扁食店のワンタンは全体的に味が濃く、
身っこ(中身)もハンバーグ食べてるような感触。
挽き方が粗いんですよね。

台湾短期滞在22 吉安慶修院
タクシー代かけて行くようなものでは無いかと思います。
鯉魚潭も同じく。花蓮での滞在が短いのなら
市内にある観光地を、さっさっさっと見て回って
ワンタンと小籠包をちゃちゃちゃと食べ、ゆっくり海辺で
日の出を見れば、いいのではないでしょうか。

台湾短期滞在23 ちょっと休憩 番外編①

台湾短期滞在24 雨。何も出来ず。

台湾短期滞在25 台湾の湿気
慈濟靜思堂を見学に行った時の話。この建物は見に行ったほうが良いと思います。
あの建物、きっといつかトランスフォームします!

台湾短期滞在26 十一街碳烤
最近、あまり行かなくなりましたが、美味いですよ。
麺とご飯と肉があるから、とりあえず的な場所かもしれませんね。

台湾短期滞在27 重慶路
花蓮鐵道文化館と將軍府に行った時の話。
そうそう、この重慶路にある『黑椒餡餅』は美味いですよ。
一個10元。近くに石藝大街(ここで阿美族の踊りが見られる所←無料)があるので
ついでに行ってみてください。
但し、営業は午後3時ぐらいから3時間ほどで終了!

台湾短期滞在28 明日からの準備
次の日からスクーターを借りて、近くを日帰り旅行します。

台湾短期滞在 29 125ccを三日、1000元で借りる
まずは太魯閣と清水斷崖です。

台湾短期滞在30 玉裡麵ってこれ??
海岸線(11号線)で南下して玉里まで行き、9号線で花蓮までもどりました。

台湾短期滞在31 賀田組開拓紀念碑
花蓮市に近い南部をスクーターでまわった時の話。

台湾短期滞在32 腹が立つ
プライバシーに関する話題です。

台湾短期滞在33 『液香扁食』早々と閉店
『戴記扁食』のほうが美味いと思うのですが、観光客は
こちらに行きます。

台湾短期滞在34 重くなった気分
黒澤明の「生きる」を見たら、気分がものすご~~~く重くなりました。
お犬様の写真も数枚あり。

台湾短期滞在35 花蓮レンタルバイク四日1200元
おお、レンタル代が安くなった!

台湾短期滞在36 標高3275メートル"武嶺"
いやーここは本当に良い景色でした!
このときは埔里に二晩泊まり、また花蓮まで戻りました。
その後、もう一回通った時は、
最悪でしたけど(。・・)

台湾短期滞在37 日月潭
霧社周辺の意味のなさそーなところを走ってみました。

台湾短期滞在38 もう一度、合歡山を登る
帰りの時の方が天気が良かった!(午前中だったからでしょうか?)

台湾短期滞在39 久々にみた李小龍
ブルース・リーってやはりかっこいいですな。

台湾短期滞在40 ちょっと休憩 番外編②

台湾短期滞在41 GPSロガ-が壊れた??
結局は壊れていませんでした。M-241ってロガ―なんですが、
これ本当に使えます!絶賛です!こんな楽しいものないですよ!

台湾短期滞在42 曾記麻糬
店員の態度が無礼千万。本当にむかつきます。
「おごる平家は久しからず」だ!!!

台湾短期滞在43 これからの生活費
目をそむけたい現実。。。

台湾短期滞在44 花蓮レンタルバイク5日で1000元??
ほんとかよ~~~って感じですよね。

台湾短期滞在45 台南まで土砂降り
この日から台湾南部をスクーターでまわる話です。
太魯閣-武嶺-埔里-日月潭-阿里山-嘉義-台南-高雄-墾丁-台東-花蓮てなコースです。
そうそう、埔里にある『蘇媽媽湯圓』に行ってみてください。
安くて美味しいですよ!

台湾短期滞在46 八田與一
やっと会えました!

台湾短期滞在47 台東縣公教會館
このホテルはお薦めです。少なくとも
私が泊まった部屋は最高でした!
台湾はやはり東側の空が素敵です!

台湾短期滞在48 東河包子
安通温泉に行き、池上便當も食べてみました。

台湾短期滞在49 再び玉里麺
關山肉圓にも寄ってきました。

台湾短期滞在50 部屋の契約
大家にお土産を渡して、最後の精算をいつにするかを
話し合った話。

台湾短期滞在51 花蓮國泰銀行的小姐
おそらく有名人だと思います。

台湾短期滞在52 東林機車
駅で台北行きのチケットを買っていると
東林機車の阿豐が話かけてきました。

台湾短期滞在53 待ち遠しい金曜日の夜
おお、ヤツがいなくなる…

台湾短期滞在54 都会は本当に冷たいのか?
冷たくない。

台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
このページです

台湾短期滞在56 台湾花蓮のお店
少しですが、お客さんが良く入っていたところを紹介。

台湾短期滞在57 名古屋のホテル
中部国際空港に戻るのですが、直ぐに横浜に戻らないで、
どこかに寄ろうかと考えています。

台湾短期滞在58 明日から台北

台湾短期滞在59 台灣板橋 君利商務飯店
花蓮から台北に戻ってきました。

台湾短期滞在60 板橋『博多拉麵』

台湾短期滞在61 南雅夜市

台湾短期滞在62 捷運府中站近くをぶらぶら散歩①

台湾短期滞在62 捷運府中站近くをぶらぶら散歩②

台湾短期滞在63 久しぶりに台北市内

台湾短期滞在64 コンビニATMの引き出し手数料と肉まん

台湾短期滞在65 最近は雨ばかり…『錢都涮涮鍋』に行ってみた

台湾短期滞在66 光華市場でお買い物

台湾短期滞在67 台湾内湾線

台湾短期滞在68 捷運府中站とんかつ屋『品田牧場』
☆☆☆

台湾短期滞在69『 鼎泰豐

台湾短期滞在70 『勝博殿』 とんかつ屋さぼてん
☆☆☆

台湾短期滞在71 ついに制覇『泰味廚房』
美味しいです!人数たくさんで行きたい!
でも、短い日数の観光ではここまで来るかな??

台湾短期滞在72『杏子日式豬排店』
『杏子日式豬排店』に行ってきました。
うまい、うまいうま~~い!

台湾短期滞在73 『台湾の手打ちそば店』悪いけどまずかったです

台湾短期滞在74 『史記正宗牛肉麵』
麺良し肉良し、スープ良し。日本でこの味だったら、いくらで売れるのだろうか?

台湾短期滞在75 『南門福州傻瓜乾麵』
ここの店のような麺は販売していないのでしょうか?
誰か知っていたら教えてください。

台湾短期滞在76 台北二二八紀念館
初めて中に入りました。

台湾短期滞在77 台北の麺屋さん
味が濃い薄いの基準って?

台湾短期滞在78 『通記牛肉粉麵』
このお店おすすめですよ。

台湾短期滞在79 板橋府中から桃園へ

台湾短期滞在80 西門站『樺林乾麵』
食べ物の量について。

台湾短期滞在81 中正國中站『李掌櫃』
超有名店みたいです

台湾短期滞在82 林森北路①
リンセンベールー…恐らく駐在員がもっとも
早く覚える中国語のような気がします違ってたらすみません

台湾短期滞在83 林森北路②
りんせんべいるー第二弾。
Googleのストリートビューで写っていない
東側七条通りの写真があります。

台湾短期滞在84 林森北路③
みんなのあこがれlinsenbeilu~
東側八条通りの写真です。

台湾短期滞在85 林森北路④
東側九条通り十条通りの紹介です。

台湾短期滞在86 林森北路⑤
最後、南京東路一段から長安東路一段に抜ける”縦の路”の写真です。

台湾短期滞在87 板橋から桃園へ
桃園ってこんなに面白い街だと思いませんでした。

台湾短期滞在88 桃園の夜市
三泊四日程度の旅行なら、一日桃園に行ってみても損は無いと思います。台北から火車で40分ぐらい。結構近いですよ。

台湾短期滞在89 『台灣小吃店』での注文の仕方

台湾短期滞在90 台湾 麺の種類
これを読めば少しは注文出来るようになるかも??

台湾短期滞在91 龍山寺

台湾短期滞在92 津エアポートライン
お伊勢参りをするために三重県津まで行きました。
ほんわかした街の印象、とっても良い感じでした。

台湾短期滞在93 お伊勢参り

台湾短期滞在94 伊勢神宮 内宮前おかげ横丁

台湾短期滞在95 “近鉄津駅前”一人飲みながら思ったこと

台湾短期滞在96 彦根城"ひこにゃん"

台湾短期滞在97 井伊の赤備え

台湾短期滞在98 犬山城…そして横浜へ(最終回)
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台湾北側半分を走波したい

  とりあえず、台湾南半分主要都市は走行した。北半分、彰化、台中、新竹、桃園、基隆、嘉義とスクーターでまわりたい。ここ花蓮の部屋の契約は七月六日まで。四日の夜には房東と会わなければ行けないので部屋にいなければならない。今日は六月最後の日。時間が足りない。台北に戻ってからだとして、台北に外国人が借りられる安いレンタルバイク屋はあるだろうか。なければ一旦花蓮まで来て、バイクを借り、また花蓮から帰れば良い。
  それと正月に行った澎湖島にもう一度行きたい。澎湖島はこれからの季節、観光客が増える。宿泊代も高いだろう。でも、どうにも、あの“のんびりとした雰囲気”が忘れられない。台東の田舎的な感じとは違った雰囲気。どうにかして機会をつくろう。

『一品香扁食』

  昨晩ネットで『一品香扁食』の記事を読んだ。美味そうだ。ワンタンと、ご飯、それに麺がある。これで美味ければ最強の店だ。いつも自転車で花蓮の街をぶらぶらしていると、この看板が目に入る。それほど遠くないはずだ。花蓮市中正路にその看板はあった。が、シャッターがおりている。本店に行ってみようと中山路に戻り、北西に進む。途中、『品香鍋貼』と看板が目に入った。きっとこの近くだ。今までの経験からすると、人気店の近くには、必ず似たような名前の店がある。『一品香扁食』はその先、富祥街と中山路の交差点近くにあった。鮮肉扁食湯六○元、蘭陽乾麵四○元を注文。乾麵も美味いが、扁食の肉餡がいい。多少、何かの粉が練り込まれているような気がする。エビのワンタンに合わせて肉餡を作っているだろうか。店の感じもいいし、従業員も親切。観光客が来るには少し遠いだろう。一泊二泊の旅行では、ここまでは来るまい。

都会は本当に「冷たい」のだろうか?

  都会は冷たいと言う。台湾に来てでも、このように聞かされる。
「台北より東部、南部にいってみたほうがいい。台中、高雄のほうが情に厚い。台北は冷たい」
  田舎でしか生活したことのない人が都会に出てくると、どう感じるのだろうか?田舎では誰しもが、無償で人の話に耳を傾け、自分の手を休め、手を貸してくれる。それなのに、都会に出てきてみたら、都会人は、自分の事に精一杯で、人の事など構う時間はない。結果放って置かれ「なんて冷たいんだ!  」となる。
  都会の人々は、報酬の代わりに自分の時間を削って生きている。助けてもらって当然のような顔をして、ずかずかと自分の生活に乗り込んでくる者を嫌う。面倒が増えるだけなのだ。面倒が増えれば、自分の時間は更に削られる。都会で生活する者は、それを恐れる。
  では台北は非情なのかというと、そんなことは決してない。寧ろ台北では、こちらがきちんと“都会のルール”を守って接していれば、節度有る対応をしてくれる。

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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

待ち遠しい金曜日の夜

  昨日ネットで予約した台北行きの切符を花蓮駅に買いに行った。結局、予定より一本遅い車次一〇九四、十二時十五分発の列車を購入した。窓口の女性は台北の応対よりいい。何日も『公正包子』に通ったので、今日は別の店、『周家小籠包蒸餃 花商店』へ行くことにした。
場所は花蓮市中山路五一一號、花蓮高商の斜め前にある。ここは公正街にある『公正包子』の隣の店、『周家小籠包蒸餃』の支店らしい。メニューが『公正包子』をほぼ変わらない。魯肉飯がある点が違うようだ。
小籠包一個五元を四つと肉羹湯麵を注文。小籠包の皮に使用している粉が違うような気がする。それとも“蒸したて”ではなかったのだろうか。それにしても比べるのが面倒になるほど、味がよく似ている。

今日は水曜日、金曜日の夜には“お隣の方”も台北に行ってしまうから静かになる。彼は日曜日の夜に帰って戻って来るので、その間は少し気が抜けるだろう。あと何日も無い花蓮での生活。良い思い出で終わる事を期待している。


昔、横浜平沼にあった『cinema』って店で撮影←店名あっているか微妙…
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

東林機車の阿豐

  今朝は早くに起きた。昨晩、何も食べていなかったので、腹が空いていたのと、隣が居ないうちに、外にでて用事を済ましたかった。台北まで戻る切符の購入だ。
  八時過ぎ、先に『公正包子』に行く。店員に「また来たよ」と言われる。そりゃ毎日来ていれば目立つだろう。でも安くて美味くて腹が一杯になる。関わりを持つと来づらくなるので知らないふりを決めこむ。
蒸餃三〇元と肉羹米粉三五元を注文。やっぱり小籠包のほうが美味い。きっとあの皮に大蒜醤油がしみこんで、旨さを倍増させるのだろう。

毎週スクーターを借りていた東林機車。そこに勤める阿豐というお兄さんがいる。日本料理を一〇年やっていたという彼だ。今朝、その阿豐と花蓮駅で偶然出会った。
 
  花蓮駅は午前中だというのに、今着いた観光客、これから帰る観光客、それにガイドといった人々がたくさんいた。切符を買うために一番左端の窓口に行った。

「七月六日、一〇時三五分発の一〇三五太魯閣號の切符が欲しいのですが」
「ちょっと待ってね」おじさんは調べると、
「あーもう席が無いね」
「それなら、その後の太魯閣號は?  」
「車次一〇九四、十二時十五分発のなら席がある。到着は十四時二十分だ」
「わかりました、考えさせてください」
  もう一度部屋に戻ってネットで調べようと窓口を離れた瞬間、誰かが自分の顔をのぞき込んでいるのに気がついた。
「やぁおはよう!  」
 阿豐だ。
「駅に入っていくのを見かけた。赤いシャツを着ているから直ぐに解った。台北に戻るのか?  」
「ああ、来月の六日に戻る。駅で何しているの?  」
「ああ、客引きに来たんだ。ところで、今度花蓮にはいつ来る?  」
「いや、まだ解らないよ」
「そうか今度、スクーターを借りる時、一ヶ月とかで借りれば良いよ。老闆に話すから。ああやって日数で借りると、少し高いんだ」
「本当に?  ありがとう」
「それと今度花蓮に来て部屋を借りる時は俺を訪ねるんだ。その吉安の部屋は安いとはいえない。場所が場所だからね。もっと花蓮に近い方が便利だよ」
「ああ、わかった。ありがとう」

  花蓮を離れる前に一緒に飲んでみるか。

こちらの店も、もともと一緒だっのですかね。
この二店、週末になると観光客でいっぱいです。
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』


実は優しかった國泰銀行外匯小姐

  朝八時、南濱公園近くまで自転車でゴミを捨てに行った。実際はゴミ捨て場なのかどうかわからない。花蓮市清潔隊と書かれたビルの前。いつも何人かの人がいて、ゴミを仕分けしている(もしかしたらリサイクル出来るものだけを探しているのかも)夜、ゴミの回収車が来た時に出しに行くのは、けっこう面倒だし、隣の坊やに会う事も面倒。いつもバイクを借りた時にまとめ、ここまで持ってきている。ゴミと言っても、ペットボトル類と缶、紙くず等だ。生ゴミは無い。小蝿が湧くのが嫌なので、基本、家で食べない。全て外食で済ませている。外食と言ったって、一食一〇〇元も払えば、相当食べられる。ここでは贅沢な事では無い。

犬の奥、右側にみえますかね、ゴミ袋が置いてあるの。
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  朝の重慶路周辺は賑やかだ。果物や肉を売る店が、重慶路、明義街にいっぱい並んでいる。何枚か写真を撮り、朝食をとりに『公正包子』行った。酸辣米粉三五元と小籠包四個を注文。今日の小籠包は肉餡が多い。いつも思うのだが、ここは麺が出来るのが異常に速い。茹で置きしているのだろうが?  しかし、肉羹麵を食べていて、それを感じたことは一度も無い。何処で調理しているのかも、今ひとつ解らない。
  以前にも話したが、台湾に来て美味しいと感じた店は、ほぼニンニクが使用されている。大蒜は旨味がたくさん有るものなので、当たり前な話しではある。しかし、日本でこれだけ大蒜を使用したものが売れるかというと、難しいだろう。誰もが大蒜が美味しい事は知っていても、口臭が気になって食べたがらない。臭いが残らず、大蒜の良い部分だけを抽出する手立てがあれば、流行る店が生まれるかもしれない。
  『公正包子』には観光客が必ずいる。タクシーを待たせて食べる人。ガイドブック片手に食べに来る者。私もその観光客の中の一人。駅に比較的近く、二四時間やっているから、花蓮を発つ前に来る人も多いのだろう。
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  國泰銀行へ両替の為、向かった。今日両替すれば、普通に暮らしているかぎり、もう両替することはないだろう。。行内にはベトナム女性達一組のみ。今回は速く済みそうだ。外匯小姐に怒られないように、頼みたい事を紙に書き、通帳、パスポートのページを開いて待っていた。
  またベトナム女性達がやり込められている。理由は分からないが、これだけ言われているのに、なぜこの銀行に来るのか理由がしりたい。銀行は他にもたくさんあるのだから、國泰銀行でなくとも、いいはずなのに。
  私の番が来た。
「あら、またあなたなのね。今日はどうしたいの?  」
「こんにちは。今日はこうやって欲しいです」
「オーケー」
  今日は返事が非常にやさしい。顔つきも穏やかだ。
払戻票と入金票に必要事項を記入。暫く待っていると、小姐が
「ここ私が書き間違えてしまったから、ここにサインして」と訂正のサインを求められた。
  書き終えると小姐はありがとうとやさしく言った。これには驚いた。あり得ない。
  処理が終わると小姐はきちんと、書類をカウンターへこちらに向きに置き、私を呼んだ。入金した金の残金を笑顔で手渡された。実はやさしいのかも知れない。

臨港パークの夜明け 2003_11撮影
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

房東との約束

  今日は房東と会う約束をした。土産を渡したかったので、私が会ってくれとお願いしたのだ。午後の二時に私が借りている部屋に来てもらった。
  ドアを叩く音がしたので、開けて中に入ってもらった。
「こんにちは!  最近元気?  何処に行って来たの?  」
「太魯閣から台南、高雄、墾丁、そして台東に行って来てしまいました。」
  実は先日、七月の初めに家族で台東に行くから一緒に行かないかと誘われた。「一度ぐらいは付き合わないといけないか」とも考えたのだが、旅行に来てまで気を遣った生活はしたくない。丁寧にお断りした。
「台東では何処に泊まったの?  」
「台東縣公教會館です。あそこは先生だと安く泊まれるのですよね?  」
「そうです」
「隣の男の子が“いつもあなたが居ない”って言っていたわよ 。ドアを叩いても留守だって」
「ああ、そうですか」
 
フロアでドアの開け閉めがうるさくなると、彼が学校から帰宅したしるし。その後、友達がやってきて。午後十時頃まで喧しい。このフロアには私と彼の他、あと三人住んでいるはずだが、今まで女の子一人を見かけただけだ。誰もが、五月蠅いと感じているはず。何故、誰も文句を言わないのだろうか?房東の親戚なのだろうか。

「いつ台北に戻るの?  」
「七月六日に戻る予定です。友人が早く来いと言うので」
「私達、七月六日に台東に行くから、ここに精算に来られないの。だから四日の夜に、ここに来たいけれど、それで良い?  」
「ああ、いいですよ。一緒に行けなくてすみません」
「じゃぁその時に。日本に帰ったら、いろんな人に宣伝してね」
房東は手作りの料理をたくさん置いて、部屋を出て行った。

  本来、この部屋の契約は二十八日迄。週末は隣の彼が居ないので、のんびりできるのだが、平日がうるさくて、かなわない。契約通り二十八日に出て、台北の部屋の契約が始まる七月七日まで、他の都市に行こうと考えていた。
  しかし、今回、台南、高雄とまわってみて、長く住む場所ではないと感じた。都会だから日本と風景が、さほど変わらないし、空の色がどうも好きになれない。どうせ都会に住むのなら、台北のほうが、外国人には優しい街だ。今回、台中と彰化、新竹は未だ訪れていないが、台北に住んでからでも行ける距離である。
またホテルに一〇日宿泊したとすると、宿泊費もばかにならない。一日八〇〇元で泊まれたとしても八〇〇〇元、つまり花蓮のこの部屋一ヶ月分と同額だ。
  台北に戻ってからの部屋は、花蓮に来る前に借りていた部屋の大家が持つ別の物件。前回は一〇日一〇八〇〇元。(一日一二〇〇元の部屋で一〇日以上だと九掛けになる)戻ってから住む予定の部屋は、一日九〇〇元の部屋。これを一ヶ月借りて、家賃は一八〇〇〇元。
  台北で試算している時は「高いから早くここを離れたい」と思っていたが、いざ、花蓮でこのような環境で暮らすと、一ヶ月単位で借りれば妥当な家賃だ。台北の部屋は乾燥機、洗濯機、除湿器、テレビ、冷蔵庫、それから柔らかいベッド(花蓮の部屋のベッドは異様に硬い)が揃っている。また洗剤、ゴミ袋も用意されていたし、管理人がいて、ゴミを代わりに出してくれていた。また住民も私と同じ外国人らしく、お互いがマナーを以て、生活していたので、うるさいということは一度もなかった。

  とにかく、ホテルは宿泊費が高い。かといって早く台北に戻って暮らしてしまうのも、金銭的にもったいない。(花蓮は一日辺り三〇〇元以下の家賃)よくよく考え、花蓮の部屋の契約を七月六日まで延ばしてもらった。延びた分の家賃は九日二〇〇〇元で良いと言ってくれた。あまりに隣が騒がしかったら、またスクーターを借りてどこかに泊まりに行けばいい。

今日も写真がないのでお刺身の写真をどうぞ♪
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

關山肉圓

  雨が降り出す前に花蓮に着きたい。朝七時前に一階のレストランで朝食をとった。入店したとき、小姐達が、ひそひそ話している。
「あなたが案内しなさいよ」
「いや、あなたがすればいいじゃない」
  昨日と同じ席に案内された。宿泊している客も騒がしいのがいない。皆、静かに話しながら食事をしている。

ピントが柱にあってしまいました。
すいません。
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  荷物をまとめて忘れ物がないかを確認。フロントに鍵を渡しに行くと誰もいない。すると後ろで、ルームキーパーの女性達がまたひそひそ話している
「日本人だよ…日本人」
「じゃぁ、あたしが行く!  」
  ルームキーパーの中の一人の女性がカウンターにまわってきた。
「チェックアウトしたいのですが…  」
「オーケー! ありがとうございます!またね!  」
  日本語で挨拶された。

ハートに折ってみました。
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  台東は落ち着いた雰囲気で良い街だ。確かに、便利ではない街かもしれない。街中にもこれと言ったものが無い。しかし、人々も優しいし、人の数が丁度良い。運転も皆、落ち着いている。信号無視する人は殆ど見かけない。また弾丸のように飛ばす小僧も数える程だ。台東から玉里辺りまでは、運転マナーがいい。そこから花蓮に近づくにつれ、バイク、車の走行速度があがる。取り締まりも至る所でやっている。

こいつは山道で車体を傾けながら走っているトラック。
本当に恐いんです。車体の限界を超えながら走っています。
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(私は台湾に来て二度、警察に止められた。違反はしていません)もっともマナーが悪いといっても台南、高雄にくらべれば、可愛いものだが。

  關山の手前に月美路橋という橋がある。下に列車がはしる陸橋だ。前日、この橋を通った時、ちょうど列車が通過した。列車の黄色と田園の緑色とがおりなす光景が見事だった。ここで暫く停車して列車が来るのを待ったのだが、なかなか来ない。雨も降ってきそうだ。
「關山の駅が近いはずだ。列車の時間を見に行って、關山肉圓に先に行くか、後に行くかを決めよう」
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  駅に到着。橋からは三キロぐらいだろう。九時四十一分に台東行きの列車が来る。
「あと三十分ある。先に『關山肉圓』に行って食事をしよう」
  『關山肉圓』は駅と反対側、天后宮の前にある。肉圓三〇元を頼んだ。たしかに美味い。美味いというか、今まで食べた物とは違う感じがした。食感がいい。

『關山肉圓』
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肉圓三〇元
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男性の顔つきが渋い
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  再び、月美路橋まで戻った。
「四十一分ということは四十三分ぐらいに、ここを通過するはずだ」
 だが四十三分になっても列車はこない。時間を見間違えたか?  四十五分、まだ来ない。
  四十七分、やっと列車がやってきた。列車の正面を撮影するため、反対側の車線に渡る。また元の位置に戻ろうとすると、トラック、バスが立て続けに来た。
「速く通り過ぎて!  」
  この為に一時間近く待ったのだ。なんとか元の車線に戻り、撮影できた。鉄道マニアではないのだが、列車を撮るのも悪くない。
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玉裡面

  玉里の駅に着いた。ネットに載っていた店、『玉裡麵』を探す。たしか隣の店の看板に花が描かれていた。円形交差点を北に進むと、店を見つけた。
  このとき既に腹は一杯。ホテルの朝食、肉圓と食べたばかり。食べるのが目的だと辛い、玉里麵乾(小)四〇元を注文。
  量がけっこうある。このタレはいける。また肉も良い味付けだ。食べた当初、麺に腰があるというよりは、ただの固茹でだと感じた。少しボキボキ感があったのだ。しかし、その後、胸焼けしなかったことから、どうやら固茹ででは無く、あのような麺だったらしい。腹が空いている時にもう一度食べてみたい。

玉里麵乾(小)四〇元
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  雨が強まってきた。今晩七時半迄にスクーターを返せば良いことになっているが、帰りは自転車で帰ってこなければならない。とりあえず、早く吉安に戻り、雨足が弱まった時、スクーターを返しに行くことにした。
  今まで何度も見た花蓮まで何キロと書かれた標識。表示されるキロ数が七〇、六〇と減っていく度に、寂しくなっていく。
「台北に戻ったら、スクーターに乗る機会など無いだろうな」
  そんなことを考えながら、道を噛み締めるように走った。

花蓮に帰ってきて、全聯福利中心でお買い物♪
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GPSデータ
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

東河包子

  ホテルで朝食をとる。一一五〇元でこれなら、私的には大満足。久々のビュッフェ形式。フロアにいる女の子達の態度も良い。ゆっくり落ち着いた雰囲気で朝食がとれたのは久しぶりだった。
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  食後、フロントに行き、もう一晩泊まれるかを尋ねた。今日は客が少し多いので九時になったら泊まれるかが解ると言った。一人で三人部屋を使っているのだから仕方がない。九時まで待った。
  時間になりフロントに行くと、先程のおじさんは見当たらなく、かわりに小姐がいた。藍色大門に出演していた梁又琳に似ていた。彼女に「もう一晩泊まれるか?  」と聞くと、あっさりオーケーの返事。私が喜んでいたのを見て、彼女は少し不思議がっていた。

  安通溫泉に行くことにした。知本溫泉はどうも高そうである。それに安通溫泉に向かう途中に『東河包子』がある。容易にいける場所ではないので、一度行ってみたかった。
  場所は新東河橋から一キロと離れていないところにある。赤い看板に白い字で書かれている方が、皆が言う『東河包子』。もう一軒、紫に白い字で書かれている『甯記東河包子』というのがある。二軒とも元は同じ店らしい。

ネットにこんな話しが掲載されていた
※以下、私が訳したので間違いがあるかもしれません。すみません。

『東河包子』の前身は東河飯店と言われていた。
その当時雇っていた外省人のおじさんが作った包子がとても美味しかったので、飲食を提供しながら包子も売っていた。包子を売る商売は知らない間にどんどん良くなり、思い切って包子だけを売る事にした。その後、長男が商売を引き継いだ。業績は日増しに良くなり、『東河包子』次第に有名になっていく。      
この商売に対し、強い興味を示し、企もうとした四男がいた。彼は他の県にも加盟店を作ったらどうかと提議したが、思いがけず却って兄に水を差されてしまう。
それから後、東河郷で外環道路が新設され、その道路に四男の岳父の空き地があった。そして四男は『纏記東河包子』を出す。外環道は車の流れが多いため、兄の『東河包子』の商売は、まるで『纏記東河包子』に盗まれたようであった。そして四男と三男は『纏記』の名前で永和に支店を出し、四男地震は高雄に支店を出した。
  長男は更に窮地に立つ。祖母は四男を可愛がっていたため、弟によくもそんな事をしたと彼に対し、家賃を収めさせるようになった。このことは間違いなく長男を、活路が見いだせないところに追い込ませた。
  あきらめない長男。銀行にお金を借りて、外環道『纏記』の前に、もっと大きな店『東河包子』を開いた。そして"僅此一家.別無分號"と記した。
  一年後『纏記』の商いは、みるみるうちに悪くなる。四男は悪い前兆だと感じ、躊躇わずに台東にある纏記東河包子總店と高雄の店を閉めた。
  四男の岳父は以前この地に商機があると考え、設備を変え、名前を新たに『甯記東河包子』として再度、戦いを臨んだ。

  まずは赤い看板の方に行った。肉包一八元。不味くは無い。しかし、取り立てて美味いとも思えない。『公正包子』は五元であの味だ。しかし、ひっきりなしに客は来る。車、バイクで走っている人々が一様にあっちだ、あっちだと指を差す。客とはそんなものなんだとつくづく思う。味がよければ客は来るが、味がまずまずでも客は来る。逆に味が凄く良くても、来ない店もある。味が及第点なら見せかけ、演技が巧ければ客は来る。別にどちらが美味しいと言いたいのではない。食べたことの無い客が、どちらが美味しいと言っていることを指摘しているのである。よく考えると可笑しな話だと思うのである。

『東河包子』
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『甯記東河包子』
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常連犬。お休みのようです。
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  通人と一般人がいる。通人の数が一般人より勝ることは希であろう。要は往々にして各分野少数の人々だけが、精通しているのである。通人は一般人の見識とは違う。また物事を浅く解釈することを嫌う。ここでどちらが正しいかは問題にしていない。もし、通人が自分の考え方で店を出せば、当然、対象は一般人ではなくなる。一般人にわかりやすい通人を演じられれば、商売も良くなるだろう。しかし世の中、大多数は一般人なのである。多くの客を狙えない、狙わないのなら、自ずと商売の規模も違ってこなくてはならない。

 話しがそれた。次に『甯記東河包子』に行った。肉包一五元。もし上の成り行き通りなら同じ値段か二〇元でも良いと思えた。美味い。こちらの方の肉餡が好みだ。酸菜包一五元も食べた。これはだめ。肉餡をここまで出来たなら、酸菜包の餡も、もう少し洗練されていたほうがいい。

安通溫泉

  新東河橋を渡り二三号線へ左折。道なりに九号線へ向かって進む。次に目指すは安通溫泉だ。一度通った所なのですんなりと到着。

この道、たくさんお猿さんいました。
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これが檳榔ヤシなのでしょうか??
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もしこれだとすると、そこらじゅうに生えているじゃないですか。
ってことは仕入れ価格ってタダ同然って事??
それともこれって栽培しているの?

23号線の風景。な~~~んもありません。
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安通温泉
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  泡湯二四〇元。ペットボトルの水一本とちいさなタオルが一枚渡される。タオルは持ち帰っていいとのこと。受付の小姐に五〇〇元札を渡したのだが、釣りを六〇元しかよこさない。
「さっき幾らって言いました?五〇〇元札渡したんだけれど  」
「あらごめんなさい」どう考えても間違わないだろう、一枚と三枚は。とぼけている。
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  脱衣室まで行くと中に、日本語が話せるおじさんがいた。ネットでここの若社長が日本に留学経験があるとの記事を読んだことがある。その人だろうか。
  一人用の浴室を案内されるが、温泉でそんなところに入りたくはない。大浴場へと連れて行ってもらう。ロッカーが有りデポジットを渡すと鍵を渡されるのだが、「要らないよ」と言われ鍵を渡された。
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  なかなか良い湯だ。これでもう少し天井が高かったら良いのにと思う。ぬるめの浴槽があるのだが、そこの深さが丁度いい。
  浴場の入口にスリッパを脱いできたのだが、それをおじさんが中まで持ってきて「滑るから履きなさい」と置いていった。

池上便當

  次は池上だ。去年、列車で一周した時に買いたかったのだが、買えなかった。今回はゆっくり買える。駅前に『全美行池上便當』がある。ここから列車が来る度ごとに駅まで売りに出かける。一箱七〇元。

雨が降りそうな空
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『全美行池上便當』
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券を渡すところ
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  店入口入って左側にあるレジで精算を済ませ、券をもらう。その後、店奥にある厨房にその券をだすと弁当を渡してもらえる。その厨房近くには無料のスープ釜が置いてある。
  味は普通。ただ、この日朝から食べ続けだったので、それが感動を無くしてしまっていたと思う。
  食べているとカウンターに座っていたおばさんが、若い客数人と日本人の話をしだした。内容はわからないが、あまりいい話ではなさそうだ。私が日本人だとは思っていないのだろう。「おごる平家は久しからず」だ。

  あまり気分が良くない。早めに台東に戻って休むことにした。午後四時半ホテルに到着。長距離の運転で疲れていたらしく、三時間も寝てしまった。
「食べるところを探さなければ。またあんな高い所で食べたくない!  」
  昨日既に散々、運転しながら探したので、今日はネットで探すことに。『鄰家蒸餃』という店が見つかった。雨が降ってきたがそう遠くはない。急いで着替え出かけた。場所は中正路と十一号線との交差点。
  鮮肉蒸餃六十元、酸辣麵五五元、蝦仁滑蛋一五〇元を注文。絶賛されているが、私は普通だと思う。蝦仁滑蛋は使っている油が多すぎる、若しくは新鮮でない為、美味しくなかった。注文する品が間違っていたのかもしれない。
  明日は花蓮に戻る。コンビニで金牌啤酒を買い、映画を観ながら飲んだ。

『鄰家蒸餃』店内
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酸辣麵五五元
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鮮肉蒸餃六十元
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蝦仁滑蛋一五〇元
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おまけ画像

このトラックが前を走ると水をぶち捲きながら
走るため泥水だらけになります。
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台東縣公教會館の一階に飾られていた猫。
よく出来ていると思うのですが。
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GPSデータ
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

空の色がグレー

  朝食は食べずに、ホテルを朝七時半にチェックアウト。早くこの街を離れ、青い空を見に行こう。
  去年、列車で一周した時も感じたのだが、台湾西部は空の色がグレーであるということ。曇りの日しか訪れていないのかもしれない。空がグレーだと写真も、なんとなくパッとしない。ビルの色、アスファルトの路面、コンクリート、車、バイク、どれも黒、グレー、白といった同じような色ばかりが目立つ。
  ホテルを出た時間が、丁度、朝の通勤ラッシュだったようだ。バイク、車、自転車が道路を埋め尽くしている。車が走る道とバイクの走る道が植木によって区切られている。赤信号で停車しているバイクが、信号が青になった途端、吸い込まれるようにそこに集中する。そのバイク道に右から飛び出してくる人、車、バイク。時にはバイク道を車が走っている。途中の道を右折するためだ。殆どの運転者が車間距離はとらない。誰かが急ブレーキをかけたら、必ず玉突きになると思う。台北の交通事情はこれよりも、もっと酷いのだろうか?

こんな感じです
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ミラー越し
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お犬サマ
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  滿洲火車站を過ぎると、空の色が変わった。もやっとした感じから、透明感がでてきた。一号線を南下している。道はずっと単調、まっすぐな広い道。気が散らなくて考え事するに走りやすいかもしれない。
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  枋寮火車站付近を過ぎると海が見えてきた。海だ!  これだろう、やはり。雲、波、真っ青な空にやっと再会できた。
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予定を変更

  当初の予定では墾丁に一泊しようとしていた。しかし、予想より早く着いてしまったのと、思った以上に観光地であった。このまま台東に向かうことにした。

墾丁

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  台湾最南端の記念碑を観て、二六号線を北上。坑仔內あたりの景色は実に素晴らしかった。青々とした草と白い雲、真っ青な空と海。まるで絵を見ているようだった。
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  二六号線を走っている。港墘大橋を渡って左折、二〇〇甲線を進んだ。その先二〇〇号線を右折しなければならなかったのに、間違えて左折してしまう。いつもならコンパスを確認するのに、その時はしなかった。そのまま走り続け、恆春五里亭機場を過ぎ、海口まで戻ってしまった。

「なんで海が逆側にあるんだ?  」

  そう、海が左側にあったのだ。どう考えても右側になければならない。とにかく標識のあるところまで戻ろうとUターンをした。すると直ぐに先ほど見た景色であることに気がついた。
「ああ、やってしまった」

  海口から近くの一九九号線に入り、東部海岸に出ることにする。この道に有名な四重溪溫泉がある。
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  最初は良い道なのだが牡丹水庫を通り越したあと、だんだん道が細くなる。最後、九号線へぶつかる手前五キロ程はゴルフ場の道のように狭い。
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  道は登りだったらしく、ガソリンの消耗が激しい。あとどのくらい、この道が続くのだろう。アクセルをあまり動かさず一定の速度で走行。(山を越えているので当たり前だが、二〇〇〇メートル以上の所を通ってばかりいたので、それほど気にかけていなかった)
  やっと九号線に出た。そこに一人、監視員のような人がいたので、一番近いスタンドはどの方角にあるのか聞いた。すると、どちらも遠いという。今、あなたが通ってきた道ぐらい走らなければならない、と言う。
  困った。といっても引き返せない。では左はどうか?  また山側に向かうわけだから登りになるわけだ。残された選択肢、海側にかけた。最悪、エンジンを切って下って行けば距離は稼げる。
  風の抵抗をなくす姿勢をとりながら、道を下っていく。二〇キロは何とか走りそうだ。どのくらい遠いのだろう。
  ところがスタンドは四キロ程走ると、見つかった。安朔橋の手前だ。やっと安心できた。この時、午後二時半。台東に着いたのは四時半頃であった。

台東縣公教會館

  このホテル、ネットで検索していると酷評も散見され、少し心配だった。しかし、高雄のホテル以下はあり得ない。渡されたルームキーの番号は四一四号室。三人部屋だった。最初、真っ黒に日焼けしているのと、簡単な國語しか話さなかったので、日本人だとは思われなかった。もしかしたら、部屋の良さに関係していたのかもしれない。それほどこの部屋は快適だった。台南の部屋が朝食付きで九二〇元。ここは有線LAN、朝食付きで一一五〇元。照明も明るいし、バスタブも綺麗。コンセントが多いのに大変喜んだ。GPS、ボイスレコーダー(音楽を聴いている)、デジカメが二つ、全てが充電池を使用している。あまりにも気に入ったので、ここで二泊することにした。
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コンセント。この他にドライヤー場所をが一口
あと二口が三カ所ありました。(部屋の仕様に関係しているかもしれません)
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  パソコン設置、洗濯などをして再びホテルを出たのが、午後七時近く。とりあえず、台東駅を見に行く。駅前近くの通りは、広々としているが、人影はない。街から外れた所に駅が建設されたのだろうか。駅前にあるレンタルバイク屋二軒に外国人が借りられるかを聞いてみたが、駄目だとの回答。もし借りられたら台東に一週間住んでみたいと思ったが、バイクを借りられないのなら無理である。

断られたバイク屋二軒
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  ホテル近く、正氣路の夜市に寄った。一番流行っていたのはステーキ屋。私が食べられるものではない。路上にコンセントが埋設されているのには驚いた。これって夜市が開かれている場所は当たり前のことなのだろうか。
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  かなりぐるぐると走り廻った。時間は既に午後八時半。そろそろ何か食べなくては。気が進まなかったのだが新生路と博愛路の交差点にある『大和宴』という日本料理の店に入ってしまった。実は私、自分では魚もさばくし、刺身も作る。ふぐもおろせる(一応免許をもっている)のだが、刺身があまり好きではない。

『大和宴』
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  席に座ると、一見して迷い込んできた客と解ったのだろう。年配の女性が店のルールを説明しにきた。一人四五〇元で食べ放題だという。今回、台湾に来てから一回の食事に二〇〇元以上払ったことがない。メニューにあるのは刺身の数々。そして天ぷら。仕方がない。刺身、握り寿司、サラダの類を注文。刺身は新鮮であることは間違いない。身が固すぎるのだ。熟成された旨さはなかったが、変質したものを食べるより余程ましである。
  醤油にはじまり全ての味付けが甘い。これは温かい地方特有の傾向なのだろう。天ぷらの衣自体が甘いのには驚いた。明らかに味付けされている。四五〇元も払ったのだからと一所懸命食べた。かなりの出費である。花蓮から台北までの太魯閣號とほぼ同額と言ったら、理解してもらえるだろうか。客はかなり入っていた。平日、閉店間際にもかかわらず、七割程度はいただろう。客筋も良い。皆、余裕のある顔つきだ。
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綜合生魚片
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綜合握壽司
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え?てな感じでの蒲燒鯛魚
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御膳烏龍麵(やきうどん?)
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煙燻雞肉沙拉
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千島蔬果沙拉(千島って地名なのでしょうか?)
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炸蝦天婦羅
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味噌鮮魚湯(中に貝が入っていました。すみません、貝の身は残しました)
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  なんとかがんばって食べ終え、ホテルに戻る。このホテルはネットが安定してつながり非常に快適だ。

GPSデータ
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

やっと出会えた八田與一

  荷物をまとめて部屋を出たのが朝九時近く。身体が少々重い。フロントに鍵を渡し、朝食を食べるため入口左側にあるレストランへ入った。内装が良い。落ち着く雰囲気だ。
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  多めの芋粥を食べ尽くし、まずは近くにある、台南市消防局、国立台湾文学館、台南市警察局を見に行った。いずれも日本統治時代に建てられたもの。いずれも駅を背にし、中山路をまっすぐ進んだ先の円形交差点付近にある。

※各地点の歴史はネットにゴロゴロしているので
たとえばこちら→
台南観光のおすすめスポット
各自、自分で調べてくださいね。
どうせ僕がここに載せても
どっかからの寄せ集めですから☆

台南市消防局
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国立台湾文学館
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台南市警察局。なんでこんなところにトラック停まっているの??
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その後、台南孔子廟、赤崁樓と見て回って烏山頭水庫に向かった。

台南孔子廟
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お金払ってしまったのでパチリ。25元。
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赤崁樓 50元かかりました
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なかの様子。
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2階
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  台南の交通事情。
台南は信号なんかあってないようなもの。(高雄はもっと凄まじかった)スクーターは赤信号でも、右折は当然、左折も平然と二段階左折してしまうし、直進も様子を見ながら敢行してしまう有様。まじめに停車しているのが馬鹿らしくなる。T字路は信号が無いに等しい。偶にゆっくり走っているスクーターを見かけると、携帯で話しながらである。台湾の免許制度がどうなっているのか知らないが、交差点に警官が一人立っていて違反者を捕まえていれば、一日かなり“稼げる”と思う。とっとと免許を取り消して、再試験をさせればいい。その再試験費用だって儲かる。とにかく、まじめに走っている方が危険なのはおかしい。ここでは暴走運転することを強いられる。スクーターの団子の中にいる方が危険なのだ。グーグルマップのストリートビューがこの辺りは表示されない。もしかしたら危険すぎて撮影できないのかもしれない。
  危ない街中も通り過ぎ、一号線を北上。川を渡り官田區に入った。一七一号線との交差点の先にある標識を右折。道なりに進むと右側に烏山頭水庫の入口があった。

台南火車站
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烏山頭水庫に向っている時、すれ違った列車。

列車の色が風景に映える。
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一号線から烏山頭水庫に向かう入り口の交差点
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こんな路を進んで行きます
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烏山頭水庫。道路右側にあります。
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番犬
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ノーヘル小僧。こんなのが台南、高雄にはウジャウジャいた。
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やっとご対面
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與一さんの視線
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  入園料二〇〇元、バイク代二〇元を払う。銅像の前にバイクを止めていると、おじさんに話しかけられた。
「マンゴーを買わないか?  美味いぞ!  」
  美味しいのだろうけれど、丁寧にお断りした。
  せっかくお金を払ったのだから、もっと園内を見て回りたかったのだが、また空が泣き出しそうな様子。雨はもうこりごりなので、来た道、一号線を南下、高雄を目指した。
 
固興大飯店

簡単にたどり着けると思ったのだが、手間取った。最初、一号線から駅に続く道が解らなかった。

なかなか可愛いバイク
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ニトリ
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高雄はバイクだらけ
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  Uターンするにも道が大きいし、停車するにもバイクの量が半端ではないので、思うように停まれない。高雄のホテル固興大飯店に午後三時半にチェックイン。一晩五九九元。部屋番号は忘れたが五階だった。中は薄暗く、無線LANもすぐ途切れる。値段なりの部屋だ。広さ、設備は寝るには充分なので、そうした使い方なら不満はないだろう。
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無線LANの電波状態。dlinkというアクセスポイントは
インターネットにつながっていません。
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結構役に立った観光地図。←たしか以前酷評したような気が…
各省の大きな地図と主要都市の
細かい地図が載っている。
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  薄暗い部屋にいてもしょうがないので、ホテルを出る。高雄で何を見てまわるのか、何も決めてこなかった。とりあえず海の近くに行くことにした。西子灣を通り、愛河にかかる高雄橋を渡る。光榮碼頭に停泊する船を見て、高雄八五大樓まで行った。

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  腹が減ってきた。ビルの裏側、自強三路を北進むと店が両脇にずらりと並んでいた。客が多くいる店を探す。『厚得福餐館』に入店。メニューの種類は豊富。何がお薦めなのか解らないし、量も解らない。残ったら持って帰ればいいだろうと三鮮蒸餃80元、蟹黃湯包120元、餛飩麵75元を注文。量が多い。きっと大人数で来ると安く済むのだろう。味は普通。蒸餃も湯包も皮が美味くない。やはり『戴記扁食』の皮がおいしい。
  ただ腹が一杯なっただけだった。『蘇媽媽湯圓』のような幸福な気持ちにはなれなかった。決して高雄が不味いわけではない、自分が店の選択と注文するものを間違えたのだ。夜市に行けば良かったのだろう。
自分は素材自身の好き嫌いというよりも、調理の仕方、素材の鮮度、保存の仕方が気になって、食べられるものと食べられないものが分かれてしまう。夜市で見かける多くの食べ物は、食べたいと思えないものが殆ど。別に不味いわけではないと思う。ただ、同業者として裏側が想像できてしまうのだ。無論、当たり外れもあるだろうが。
  ネットのつながらないホテルへ戻り、映画を観て早くに寝ることにした。
 
  初めての高雄はあっけなく終わってしまった。

厚得福餐館
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メニュー
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三鮮蒸餃80元蟹黃湯包120元どちらも7個ずつ入っています
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』

雨、雨、雨

  吉安の部屋を六時半に出た。隣の学生と鉢合わせないようにしたかった。南濱公園の直ぐ近くにゴミ捨て場があるので、そこに寄る。雨が降り出してきた。

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スーツケースにビニールをかける
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  一五元の雨衣を着る。ステップの上にあるスーツケースにもゴミ袋をかぶせた。九号線をどんどん北上する。太魯閣の入口、東西橫貫公路牌樓をくぐり、あっという間に天祥まで到着。ここで通行規制が敷かれているのだが、八時半からだと思っていたのが九時だった。五〇分近く待たされる。
  そこにいるおじさんに何処まで行くんだと聞かれたので、埔里を抜けて台南まで行くと言うと、
「台風が来ているぞ!  知らないのか?  テレビとか見てないのか?  」とおじさんは目を丸くして言った。
  知らなかった。天気予報は見たのだが、いつも当てにならないし、山間をなるべく午後三時頃までに抜けてしまえば平気だろうと高を括っていた。今更言われても引き返せない。
  天祥を九時に出発。關原のスタンドに着く頃には、辺り一面濃霧。それでも先週走っているので不安は少ない。
「とにかく埔里に出て、雨が土砂降りだったら考えよう」と決めた。

途中の風景。前なんか見えません。

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關原のスタンド
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恐い落石。
玉山付近はこんなものでは無かった。

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  午後一時、埔里の『蘇媽媽湯圓』に到着。一瞬、店が解らなかったが、行った時と同じように走ると直ぐに見つかった。
  雨衣を来たまま、店先のカウンターに座る。せっかく再来したのだからと、肉燥乾麵三〇元、滷豆腐一五元、鮮肉湯圓四〇元を注文。皆どれも間違いなく美味い!この値段でこれほど美味いのだから、流行る訳だ。地図を見ながら食べていると、目の前にいるおばさんに台語で話しかけられた。まったくわからない、日本人ですと答えた。おばさんは國語は少ししか話せないと言う。するとその会話を聞いていた青年が日本語で話しかけてきた。
「どこから来ましたか?  」
「花蓮から来ました」
「それで何処まで行きますか?  」
「台南、高雄まで行きます」
  青年が台語で意味をおばさんに伝える。おばさん、私に向かって
「えっ?  このスクーターで行くのかい?  」
「はい、そうです!  」
「あら~そりゃ大変だ!凄いね~」
青年に向かって
「先週もこの店に来ました。凄く美味しかったので、今日は必ずここに寄って行こうと決めていたのです」と伝えた。おばさんは國語で
「二回目なのか?  先週来て、今週も来たのか?  」と嬉しそうに私に話しかける。
  良い店というのは、味は当然の事、接客というか従業員が良い。従業員の人柄が必ず、店の雰囲気として現れている。だから客も同じような人々が集まるものだ。
  更に扁食湯三〇元を注文。やはり寄って良かった。おばさんに最後、日本語で一所懸命「美味しかったか?  気をつけて行って!  」と笑顔で手を振られる。青年にも日本語で
「気をつけていってらっしゃい!  」と見送られた。

滷豆腐一五元

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肉燥乾麵三〇元
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鮮肉湯圓四〇元
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扁食湯三〇元
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  この後がつらかった。日月潭の周辺、二十一号線を走っている時は、雨も其程ではなかったのだが、二十一号線新橫貫公路の信義あたりから土砂降り。信義のセブン・イレブンで三十五元の雨衣を購入。(これすごく丈夫でした)重ね着する。ズボン、靴はびしょ濡れで、もうどうでも良い状態。距離的にまだ半分も来ていないはず。
埔里まで引き返して、一泊することも考えたのだが、先週二泊もしたし、今日のうちに西部まで行かないと、後で余裕が無くなると考え、そのまま走行を続けた。

白いからまだかわいく見える

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  信義鄉同和の町までたどり着いた時、一時的に少し雨が弱まる。何枚か写真を撮る。雨なので、停車も撮影も面倒、ここまで数枚しか撮っていない。
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  そこから先、阿里山鄉の標識があるところまでは、すごく寂しかった。対向車も後ろも前も車、人、バイクは無い。道には道路閉鎖のゲートがいくつもある。「こんな霧の中、私が走行していることは誰も知るまい。ゲート閉められたらどうやって出ればいいのだろう」などと考えながら走っていた。特に和社明隧道から先は、かなり恐かった。辺りは一面真っ白。本当に真っ白だ。バイクは全く道を登らず、時速一〇キロが限界の所もあった。また道は細く荒れていて、ガードが無いところもある。風もまっすぐ走ることが出来ないくらい強い。後で知った事だが、台風が来る度ごとに被害がある場所だった。
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泣きそう……。ここは霧が途切れたところ。
この手前はとどまっていられない程、やばい状態。
対向車が来た時のこと考えると恐くて
写真なんか撮っていられませんでした。

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  夫妻樹まで行くころには道も綺麗になり、雨はまだ降っていたが、「濡れる」だけなので一安心。ここで対向車と漸くすれ違い、手を振りながら大きな歓声をあげられた。私もそれに応える。誰にも会わなかったので非常に嬉しかった。ここから先は、霧も所々となり、雨もさして気にする量では無くなっていた。時間は午後四時前後。ここから台南まで二〇〇キロはあるだろう。
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  石卓の台灣中油で給油。夕方六時、私が最後の客であった。
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嘉義から台南

  石卓の台灣中油から嘉義の街中まで四〇キロ、高度差一二〇〇メートル近くを一気に下る。ここも土砂降りだった。街灯はほぼ無く、トラックは猛スピードで脇を通り抜ける。レンタルバイク屋で借りたヘルメットは半ヘル、シールドが無いので雨が顔中に突き刺さる。地図をひろげる余裕さえ無い状態。

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「標識がある道を走っていれば、方角さえ間違えなければつくはず」と、標識が出る度に一号線の文字を探す。
嘉義の町は意外と大きかった。間違えて十八号線を駅近くまで進んだのだが、十八号線両脇に、赤、白、黄色の袖看板が両脇を流れていた。勿論、どんな店かなんて見ていられない。その時、既に午後八時近く。どこかの駅前の信号で停車していると噴水があり、この雨の中、大量に水が噴き出しているのを見た時は、何ともいえない虚しさがこみ上げてきた。一刻も早く台南に着きたい。

やっとの事で一号線をつかまえた。腕時計のコンパスが指す方角も合っている。道路標識に書かれている地名は大きな町なら解るのだが、小さな町だと覚えていないので、常に方角を確認している。

柳營の台灣中油で給油。

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雨はあがった。雨衣を脱いだ。少しは楽だ。だだっ広いまっすぐな暗い道をひたすら進む。偶に足を投げ出して運転、ホテルに着く前に多少乾いていて欲しい。

永庫火車站辺りで電池が切れた為、GPSのデータは途切れていた。一号線から台南駅にたどり着くのに、少し迷ったが、夜一〇時に光華大飯店に無事チェックイン。一晩、九二〇元。無線LANのアクセスキーの書かれた小紙をもらい五〇三号室へ。荷物を部屋へ置いて、濡れているまま、街に出た。適当にご飯を食べて、ビールでも買って飲んで寝たい。来る時に通った道に店がいっぱい有ったので、そちらに向かう。

光華大飯店。フロントの女性、大変かんじが良かったです。

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部屋。ベッドの方向の写真はネットにたくさん転がっているので
入口側。

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ホテルを左に進み、駅を右手に見ながら直進、暫く行くと、駅の裏側にいける線路をくぐる道路、小東路がある。一号線まで出て、行ったり来たりしたのだが、時間も遅いせいか殆ど営業していない。肉ばかりの店は入りたくない。疲れ切っていたので、コンビニでも良いかとあきらめ、もう一度小東路を駅方向に戻った。その時、右側に客がたかっている店を発見。後日ネットで検索すると『小東路319號無名麵店』と呼ばれていた。

小東路319號無名麵店

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麻醬麵35元。混ぜてしまった後。
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米粉35元
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麻醬麵35元を注文。ほっとした気持ちと相まって美味い。米粉35元追加注文。小菜も販売していて、そちらも人気らしいが、肉の塊(挽肉は好き。だから麺ばかりになってしまいます)が好きではないので注文せず。

台南駅

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台南駅前
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GPSデータ。電池切れで光華大飯店までたどり着いていません。
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
いつも喧嘩腰な小姐

  花蓮にある國泰銀行花蓮分行に両替をするために行った。なぜだか解らないが、この銀行、マレーシア、ベトナムの人達が多く来店している。まぁ自分も外国人だから一緒なのかも。ここの外匯の小姐が前回同様にいらいらしながら仕事をしている。笑顔は同僚と話す時だけ。客に対しての笑顔は一切ない。
  なぜ、もめているのか解らないが、マレーシア国籍の女性二人が、海外送金を申し込んだところ、門前払いになっていった。理由はよくわからない。その次、ベトナムの女性が、台湾人の友人を連れて窓口に進む。こちらも海外送金だ。最初は台湾人、ベトナム人双方とも余裕の笑顔で窓口にたったのだが、口座の名前が違う、英語で書けと小姐に言われ、撃沈。解らないからというと、誰が知っていると言う。ベトナム人は「社長なら知っている」というと、「なんで社長がここに来ない」とかなんとか。(早口だし、私のレベルも高くないから大体しか聞き取れません)その後、ベトナム人は社長に電話すると小姐が電話をとり、話し始めた。一緒に来た台湾人もあきれ顔。
「本当に面倒。今日、このあとも他の用事でここに来なければいけないのに……」
と嘆いていた。
  次は私の晩だ。
「你好!  」
以前、ノートに書いて見せたページを開き、小姐に見せ説明。
「お願いだ、どうか何も起こらないように」
心の中で願った。

「好!  」

すんなり事がすすんだ。おお、なんてラッキーなんだ。

この小姐、顔は綺麗だ。くしゃみも可愛かった。
「くしゃみだけは可愛いね」って言いたかったが、私の言語力では、拳が飛んできそうなので止めにした。

途中、ベトナム人が再度、私の横に割り込んでくると
「今、彼の処理をしているのだから、後にして!  」とピシャリ。
  もっとも、と言えばもっともだが……恐らく、この小姐、この銀行で有名なはず。

もう一度練り直す

  明日の朝から台東に行く。今度はバイクを五日借りる予定。幾らで借りられるだろうか? 
  理屈から考えると前回は四日で一二〇〇元なのだから、一日三〇〇元、かける日数で一五〇〇元だろう。夜、ぎりぎりに返したいので、閉店間際の午後七時三十分に東林機車へ行った。老闆は不在で代わりにお兄さんがいた。後で聞いた話だが、この人、台中の日本料理屋で十年間、調理をしていたという。日本語が少し話せる。
「こんばんは、今度は五日借りたいのだが、幾らになります?  」
「前回幾らだったの?  」
「前回は四日で一二〇〇元」
  こう返事したのだが、私の発音が悪かったのだろうか、お兄さん暫く考えて
「じゃぁ一〇〇〇元でいいよ!  」
「えっ?  本当に??  四日で一二〇〇元だったんだよ」
「あ~~一日二〇〇元じゃないんだ。わかった。では前回と一緒で一日三〇〇元、五日で一五〇〇元」
「オーケー!  」
  嘘を着くのも嫌なので正直に言ったが、五日で一〇〇〇元もあり得るのだろうか?

  部屋に戻ってきてコースの最終確認と天気予報のチェック。天気予報は曇りのち雨。(あとで台風が来ていた事を知った)まわる予定の場所は台東、墾丁、高雄、台南の四カ所。当然、同じ道は帰りたくない。とすると台南と花蓮の距離が一番ある。台東―花蓮間はおよそ一七〇キロ。しかし山越えが殆ど無く、ほぼ一直線の道路なので、普通に走っていれば四時間程度で到着するだろう。花蓮―台南間は八号線(中央橫貫公路。太魯閣から入って行く道)は先日走ったので、今回は二〇号線(南部橫貫公路)を通りたい。距離は約三三〇キロ。九号線を池上まで南下して、そこから二〇号線へ入る。山越えがあるので相当時間がかかるはずである。その時、ふと思い出した。
「だいたいにして、南部橫貫公路って、現在、通れるのだろうか?  」
  台風の被害が甚大だった地域である。台北でタクシーに乗った時、運転手が愚痴をこぼしていたのを思い出した。
「二年も経っているのに、何も復旧していない。国民党は本当に駄目だ。台北の事しか考えていない」
  m-246GPSロガーを買うきっかけになったサイトがある。この方、以前、レンタルバイクで台湾一周をやってのけた方だ。
「確か今年もすぐ一ヶ月前ぐらいに台湾をバイクで旅した記事があったはずだ。台南と林田山林業の記事があったはずだから、通っているかもしれない」
  思い出して、ブログを開き、記事を探す。すると南部橫貫公路に関する記述があった。
「ああ、通行止めだ」
  これには参った。東から西へ進むルートは宜蘭の方から通るか、屏東方面からぬけるか。あるいは中央橫貫公路を通るしかない。
「しかたがない。もう一度中央橫貫公路を通るか」
  先週通ったばかりのルートを、また通らなければならなくなった。あとは日月潭から、どの方向に進むかを決めなければならない。集集鎮から彰化へぬけるルートか、二十一号線を玉山の方へ向かって走り、阿里山を通過して西部にでるかだ。
「どうせ走るなら山道だろ」 ルートは決まった。およそ四五〇キロの道程である。

この日の食事

花蓮市の民國路と新港街の交差点にある無名店

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メニュー
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扁食湯麵(大)60元

はっきり言って量、多すぎ。
麺二人前あると思います。ご飯がないので
大盛りにしたらと言われ、こうなってしまいました。
伝わりますか、この大きさ。胡椒入れもおおきなものなんですよ。
味は普通かな?
ただいつもお客さんでいっぱいなので
注文したものが悪かったのかもしれません。
辛いタレがあったので、あれを入れると
美味いのかも。私は基本的に
何もいれないで食べています。
いつもいろんな味を混ぜていると、
味が分からなくなるので。


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無名店の昼間の様子
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』
引っ越しの計画

  台南行きの準備をしなければならない。部屋の契約が二十八日まで。大家は何日まででも構わないと言ってくれているが、隣人の五月蠅さがどうにも我慢ならない。台南に行こうと思う。なるべくお金をかけないで移動しようとしているのだが、スーツケースが二つある。一つは衣類、土産。もう一つはパソコンと電子機など。これら荷物が心配でどんな手段で行こうか迷っている。自強號に載せられれば、たとえ時間がかかろうとも、黙って座っていれば良いだけなので楽なのだが。
  来る時は(タロコ号)太魯閣號で来たので、荷物が載せられることは解っている。このタロコ号が彰化まで行くので、そこで普通の自強號に乗り換えといのはどうだろうか。
二十八日の時刻表で調べると一〇八七自強號がもっとも早い電車で花蓮発 十時三五分、彰化には 十四時五二分の到着となっている。所要時間、四時間十七分。そして一〇二一自強號(彰化発 十五時三五分、台南 十七時十一分)に乗り換えれば良い。ただ台鉄の価格がよく分からない。どうも列車によって距離辺りの単価が違うらしい。ということは、乗車する列車ごとに切符を用意しなければならないということらしいのだ。
たとえばA駅からC駅まで行く間にB駅で乗り換えるとする。A-C間は特急列車、B-C間は普通列車に乗る。B駅が今回の彰化站だ。日本ならA駅からC駅までの乗車券とA駅からB駅の特急券があればいいのだが、台湾はA-B間とB-C間をそれぞれ用意しなければならないらしい。
すると、花蓮から彰化までが八五五元、彰化から台南までが三二三元とえらい高い。参考に花蓮―台南間は八一三元(なぜ花蓮から彰化までより安いのか解らず。右回りと左回りの距離の違いなのだろうか)
どうも花蓮から台北までタロコ号で移動し、そこから和欣客運のバスで台南まで向かったほうが良さそう。往復で片道六〇〇元、往復で一一〇〇元となっている。(平日割引があるようだ)花蓮から台北までが四四〇元なので一八八元の差額。移動時間はそれほど変わらない(花蓮―台北二時間六分、台北―台南役四時間)

台東、墾丁ツーリング

  台南に行こうと思う前は、花蓮から台東、墾丁、台南、埔里とバイクでツーリングしようと考えていた。どうしても玉山の近くを走る一八号線と二一号線を走波したい為。しかし、台南に何日か宿泊するのなら、ここから無理して台南まで行かなくても良い。台南でレンタルして玉山と八田與一の銅像を見に行けばいいのだ。東部、最南部は道が入り組んでいないので、簡単に走行できるが、西部はナビ無し、地図無しだときつそう。浮気をせずに一号線だけで走波してしまおうと、当初計画を練ったのだが、やはり日程的に無理がある。また山道を二度通るために天候も気がかりだ。それで再考した結果、台東、墾丁、高雄辺りまで行って帰って来るのが無難だという結論に至った。
 
これからの生活費

  台北の部屋は既に確保した。一ヶ月一万八千元(電気代、エアコン代、ネット代すべて込み)。それに食費と雑費で四〇〇元と見積もって五〇日で二万元。合計で約四万元(約十一万円)最低でも必要ということだ。これに緊急時の出費を一万元と見積もって加算すると五万元あると楽である
現在、手持ちの台湾ドルが二万三千元。それと大家に渡してある押金が八千元ある。押金からエアコン代が差し引かれるので、恐らく戻って来るのは七千元程度だろう。ということは、三万元はあるわけだ。最後に宿泊するつもりでいるホテルはカード決済したとしても、恐らくこの段階で二万元は足りない。これに明後日から予定している台東、墾丁へのツーリング代が考えると八千元はかかると見ている。すると約三万元が足りないと言うことになる。日本へ帰ってからも名古屋から横浜へ戻らなければならないので、そこで金がかかる。来る時はバスできたのだが、帰りぐらいは新幹線で帰りたいと思っているのだけれど。さてどうしたものか。

本日珍しく一枚も写真を撮っていません。
なので料理の写真でもどうぞ♪

のどぐろ
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きんき、あわび、白子等の寄せ鍋
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台湾短期滞在55 『台湾短期滞在目次』


静かな土曜日

  隣人がいない。とても静かだ。今まで。近所など意識して暮らして来なかった。どちらかというと、こちらが五月蠅かったのかもしれない。反省しなくては。これから横浜に帰ったら、引っ越しをしなければならないのだが、その時に部屋の環境はよく考えなければと感じた。家賃が安いところならば、相応の人々が住んでいるわけだし、町自体もそうであろう。その逆、家賃が高いところも怪しい可能性だってあるだろうし、物価が高いかも知れない。世の中うまく出来ている。
 
午後、花蓮市内まで行った。目的があったわけではない。花蓮林森路を走っている時、登山用品店を思い出した。遊遍天下という店だ。花蓮總醫院附民診處の直ぐそばにある金銀島という建物のアーケード街一階にある。中を覗くと店主の奥さんだろうか、笑顔で挨拶された。店内には様子の良さそうな客が三,四組。街中では多くは見かけない人達がそこにいた。やはり世の中、棲み分けが自然に出来ていると感じる。

このアーケードの中、右側にあります
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この國聯五路、七星集養生館というマッサージ店がある通り。登山用品店を右手にとり、國民七街を越えた先の右側に七星集養生館はある。

七星集養生館(支店です。本店は中華路と中山路の交差点付近にあります)
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前回の旅行の時、マッサージを終え、ホテルに戻る前に『公正包子』にて食事をしようとした。近いはずなのに全く店が見つからなく、歩いているうち、迷子になった場所である。理由は、七星集養生館は二店舗有り、花蓮中華路にあるのが本店、國聯五路にあるのが支店、タクシーの運転手が間違えて支店に連れてきたのだった。この通りに若者が遊べる施設が多く存在しているらしく、夜は若者だらけだ。

途中にあったかわいらしいバイク
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花蓮中山路に戻り駅を背にして花蓮中華路の方向へ進んでいると左側に郵局を見つけた。中正路との交差点にある燦坤の所だ。入口に花蓮郵局夜間郵務服務と書かれている。営業時間が気になって看板の写真を撮って中に入ってみる。手が空いている窓口の人に尋ねた。

「あの、EMSはこちらで出せますか?  」
「どんなもの?  食べる物? それとも書類?  」
「食べ物です。今は持ってきていないのですが、来週の土曜日に来たいと思っています」
「そうですか、それならこの書類を書いて、一緒に持ってきてね」

  良かった。書類も手に入れられた。この窓口のおばさんは、すごく親切だった。営業時間は月曜日から金曜日までが朝八時から午後七時(途中休憩無し)土曜日は午後十二時半から午後四時までの営業。日曜日は休みだと教えてくれた。

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  思い出した。昨日、台北にいるジェームスの親戚に何か買っていこうと、土産を探していた時のこと。街中にある土産屋はどれも麻糬ばかり。なら、どうせ、買うならと曾記麻糬へ行った。その時、「なるべく、軽い物が良いのだが、どれも重さは一緒ですか?  」と若い男の店員に聞いた。彼は言っている意味が分からないと言う。「移動しなければならないから軽いものが良いのです」といっても全く意味を理解してくれない。彼はもう一人の女性店員に、
「俺、わからないの、何言っているのか」と笑っていった。頭に来る。こちらは真剣に言っているのに。
すると、女性店員は
「なんで、あなた解らないの。彼は軽い方が良いって言っているの、重いものは持ち運びづらいから」
すかさず
「どれも一緒の重さなのですか?  」と聡明な方に尋ねた。
「そうです、どれも大体同じ重さ」
「ありがとうございました」と彼女の方にだけ礼を言った。
  確かにこちらの言語力は足りない。申し訳ないと思う。しかし単語自体はあっているのだから、言葉を整理すれば自ずと何が言いたいかが解るはずだ。これは日本人が日本語を使って意思疎通をはかる時だって同じ事。つまり言葉の問題ではないと言うことだ。
さらに言えば、言って、教えて解るくらいなら、そもそも話しが解らないような人間にはなるはずが無い。また、その時まで勉強したいが、する機会を持てなかった者達は、本心は知識を拡げたいのだから、解らなくとも態度が違う。態度が違えば、周囲の人々の対応が違ってくるのだから早晩、かならず進歩する。
つまりは、何かのきっかけで学習意欲が備わらなかった者達は、そのまま歳だけを重ねて大人になってしまう。他と比較して、違う部分がもつ意味がわからない。またはわかろうとしない。因って話しにならないという事態が生じる。

話しを元に戻そう。花蓮中山路を進んで『公正包子』の前を通った。今日は土曜日だと言うに客が少ない。午後四時だったのだが、いつもは客が溢れんばかりにいる。すかさず、自転車を止めて入店。
  肉羹麵三五元と小籠包四つを注文。

肉羹麵
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これは美味い!戴記扁食も好きで、三日に一度は通っているが、ここで食べるのが値段的に言ってもベストの選択だと思う。観光客が現地に着いてホッとし、ビールと一緒につまむといった感覚では無い。腹が減ったから行く、そんな店だ。花蓮にいる間に、通い詰めよう。

なんでカップラーメン??
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公正街付近
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公正包子。二階に機械が見えます。
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M-241、GPSロガ-が壊れた??

  m-241というGPSロガ-を使っている。
(購入した経緯は
Holux M-241。台湾のお店から購入
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  どの地点で写真を撮ったかなど、後で確認できるから重宝している。それと道に迷った時。その時は当然道が解らないから、迷っているのだが、帰ってきてから「どこでどう間違えたのか」を確認できる。
埔里から戻って、パソコンに吸い出そうとすると、電源が入らない。おかしい。電池を抜いてみようとしたところ、充電し終えた後に入れ直した時、プラスとマイナスを入れ間違えていたことがわかった。
電池を再度入れ直し、パソコンに接続。電源は入った。但し、本体にGPSデータがありませんとの表示がでる。何故? 
「ああ、きっとスイッチを入れ忘れたんだ」
かなり落ち込んだ。しかし、無いものはどうしようもない。あきらめいた。昨日、買い物に出かける時、スイッチを入れて行動した。今回は電源が入っているかきちんと確認している。今日、データを保存しようとすると、また記録がないと表示される。
「もしや壊れたか?  」
  部屋の窓辺において作動させ、記録をとるも記録されない。電源は正常に入っている様子。本体設定も変更できる。
「データが壊れているのだろうか?  」
  データを覗きたいのだが、ストレージとしては認識されていないらしく、エクスプローラには表示されない。デバイスマネージャーでは認識されていた。
  せっかくの旅行なのに、記録できないのは残念でならない。もう頭の中は、新しいものを購入する気でいる。花蓮の何処で売っているかをしらべる。ここ花蓮、電子ガジェットを豊富に取りそろえている店が発見できない。なんと表現すればいいのだろう。○○○○カメラや○○○カメラに相当するような店は、全く無く、あるのは郊外大規模店舗のパソコン売り場程度のものしか売られていない。ここに住んでいる人々はどうやって、電子機ガジェットを入手するのだろう?  ネット通販を使っているのだろうか?
  調べても調べても、豊富に電子ガジェットを取りそろえているような店は見つからない。私が持っているm-241は台湾のネット販売で入手した。そのときは登山用品店だったので、花蓮で登山用品店を探した。あるにはあったのだが、売っているのはコンパスと地図だけの様子。
「来週、台東に行くというのに、無いと困るなぁ」
  もう一度、壊れたm-241を手に取ってみる。
「データのフォーマットが出来ればいいのに」
  そういえば本体のログを消していないような気がする。エクスプローラか除けないのなら、ソフトで消去してみたら、データが記録出来るようになるかもしれない。
  二度、三度と本体の記録を消去する。そして電池を入れ、窓辺において記録開始。その後、パソコンに接続して、記録を読み込んでみた。
「おっ、記録がとれている!  」
  単純なことだった。いつも直ぐ慌ててしまう。もっとゆっくり考える癖をつけないといけない。まぁしかしこれで、とりあえず一安心だ。だが、いつ本当に壊れるか解らないのであまり喜ばないようにしておこう。

夜の食事『國香園素食』にて

完全に注文したものを失敗した気がします。
當歸麵線45元素肉燥飯30元
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花蓮市の和平路と民國路の交差点にある店。むちゃくちゃ客がいた。
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この民國路、なかなか流行っている店が多いです。

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